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W21CAII 読書

W21CAII写真
手持ちの小説やテキストをW21CAIIで読んでみます。

まず、なんと言っても、ケータイに移行してみようと思ったきっかけのソフトT-Time5.5です。「書き出し」機能で、美麗な小説画面をケータイ用メモリカードに書き出せます。
ケータイで読書では、1にも2にもT-Time5.5がおすすめです。



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W21CAIIが素晴らしいのは、QVGA240x320一杯に書き出しても、キー一つでページ送りできる点です。WQVGA240x400の大画面のため、QVGA画像を表示しても、ステータス表示領域をそのまま残しておけるので、キー一つで次のファイルに移動できない全画面モードに移行する必要がありません。



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T-Time5.5の問題点は二つ。一つはページ毎の画像ファイルをminiSDに書き出す方式のため、大量の画像ファイルを扱う必要があること。もう一つは、Windows版や正式版では市販のドットブックの一部で書き出し機能が使えない点です。グーテンベルグ21のように、書き出し機能に対応した市販の電子書籍もありますが、PDABOK.JPで販売中のドットブック作品は、T-Time5.5の画像「書き出し」 機能に対応してませんし、パブリのドットブックも同様だそうです。こうやってビジネスチャンスを逃していくのでしょう。



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さて、このページではコミックが3冊無料とかそういうauのビジネスには目もくれず、手持ちのテキストを読む方向でいきます。PCサイトビューアの上限まで毎月お布施しているのですから毎月1万円超という高額な支払いです。これ以上一銭たりともキャリアに払いたくないものです。とちょっと挑発的に書いてみましたけれど、電波の届かない船の上で読書したかったから、というのが本当のところだったりします。早起きできず船で旅行の計画は延期になってしまいましたけれど。
W21CAIIはもともとテキストビューアの機能を内蔵しています。ただし、10KB以内の小さなテキストファイルの話です。11KBでも開けますけれど途中までしか表示できません。これはA5504Tのときも似たような感じでしたから、そのときのPerlスクリプトをちょっと書き換えてテキスト分割すれば済みます。

$cnt=0; $spt=1;
$base = $ARGV[0];
chop $base; chop $base; chop $base; chop $base;
open(OUT, ">$base$spt.TXT");
while($line = <>) {
	$cnt = $cnt + length($line);
	if  ($cnt > 10000) {
		$cnt = length($line);
		close(OUT);
		$spt++;
		open(OUT, ">$base$spt.TXT");
	}
	print OUT $line;
}
一応念のため、Windowsを立ち上げてActivePerlをダウンロードしてインストールして動作確認しました。Windowsユーザーの方でも問題ありません。



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標準のテキストビューアでは横書きになります。縦書き変換機能はありません。



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縦書きで読みたいときは事前にテキストを縦書き変換しておきます。
ぼくは、DOSソフトで、
\bin\tat.exe -x 22 -y 14 genzou01.txt genzo.txt
という感じで変換しました。いや、W21CAIIと共に持ち歩く相棒にhp200LXを選んでいるのでこうなったのですけれど、Windowsユーザーの場合は適宜何かのツールで変換すればよいのでしょう、たぶん。個人用途のメインマシンがMac mini、サブのノートはDebian SargeメインなのでWindows用ソフトの情報には疎いです。

元テキストが定期的な改行で整形済みの場合は、LSPCERという強力なツールで不要な改行を取り除くことができます。


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文市(あやち)=青野宣昭