文市の小箱茶室
/ケーキ
/小箱-[VisualNovel]\
LX\
紅茶\
読書\
自転車\
好み他\
伝言板\
blog\
●
小箱でビジュアルノベルの世界へ
漫画が、劇画が、少女マンガが、アニメが、ゲームが人口に膾炙しました。
高校生の頃に、はなから馬鹿にして(「しょーじょまんがって目の中に星があるんだぜ!」と)読もうとしなかった少女マンガを教室で借りて読み、知らない間にこんな世界が生まれていたことに衝撃をうけたのは忘れられません。自らの経験がないことの言い訳に、未知の文化を否定することのなんと多いことか。
その道に詳しい人には当たり前のことでも、一切関わってこなかった世界について概要を知るのは簡単なことではありません。とりわけ、個人の趣味嗜好が作品評価を大きく左右する分野では。たとえば、アダルトビデオなどの性的指向の強い販売物に個人の好みの重みは顕著です。ビジュアルノベルがWindows 用18禁美少女ゲームという商品形態で花開いた以上、概要自体も個人の好みで大きく変わってしまうのは仕方ないのかもしれません。さらに、膨大な数の作品数を全てプレイするのは不可能です。評判の作品や人気のブランドをプレイし、その中で個人が気に入った物がその個人にとって良い作品ということになります。
本ページでは、小箱でプレイできる作品を中心に、闇の大海に探りを入れた体験をまとめてみます。
小箱で動かすにあたっては、当然オリジナルのCD-ROMやDVD-ROM、またはWindowsPC上でインストールしたディレクトリを指定して変換したデータや、あるいはそのままのデータを小箱に入れて互換エンジンで解釈実行することになりますから、まずは元ゲームパッケージを購入し手許にあることが大前提です。その上で、以下のリンク先の情報サイトから互換エンジンやコンバータの入手先を調べて、ユーザーの自己責任の下に実行することになります。当然ゲームメーカーへの問い合わせなどをするのはメーカー、私家版移植者、他の利用者のいずれにとっても迷惑となります、念のため。
●失われた風土記の世界(前史)
●古事記・日本書紀の時代(弟切草・雫・痕・ToHeart)
●万葉集から百人一首(とらいあんぐるハート・とらハ2・とらハ3)
●源氏物語の衝撃(ONE・Kanon・Air)
●枕草子(加奈・家族計画)
●好色一代男、一代女(鬼畜王ランス・アトラク=ナクア)
●奥の細道(銀色・みずいろ・ねこねこファンディスク)
●心中天網島(水月・CANVAS・たいせつなうた・こころナビ)
●雨月物語(月姫)
●義経千本桜(BLESS・それは舞い散る桜のように・秋桜の空へ)
●仮名手本忠臣蔵(CANARY・MILKEYWAY2・Floralia・BITTERSWEET FOOLS・Wind)
●五輪書(Ribbon2・恋ごころ・フロレアール・sense off)
●南総里見八犬伝(インファンタリア・水夏・DC・バイナリィポット・PRINCESS HOLIDAY・月は東に日は西に)
●小箱で出来ない1(Nitro+)
●小箱で出来ない2(君が望む永遠・マブラヴ)
●小箱で出来ない3(GREEN・フラワーズ・シャマナシャマナ)
●小箱で出来ない4(Fate/stay night)
現在のビジュアルノベルはWindows用18禁ゲームソフトとしてリリースされることが多いです。この分野はWindows以前にも存在しました。Windows以前にはPC8801,PC9801,X68000といったマイコン機種別ソフトの時代でした。
もともと、ビジュアルノベルはグラフィックアドベンチャーゲームと呼ばれる分野から生まれました。PDP-10 Fortranで1972年William Crowtherによって書かれたゲームColossal Cavesが世界初のアドベンチャーゲームと言われています。そして、パソコン上のテキストアドベンチャーゲームがINFOCOMのZorkを元祖とするように、1980年のApple][用Sierra On-Line の "MYSTERY HOUSE" がグラフィックアドベンチャーゲームの祖といわれています。日本では1982年に(株)マイクロキャビン四日市が発売した「ミステリーハウス 」が初の国産グラフィックアドベンチャーゲームと言われています。
「チャンピオンソフト」創業が1983年、1989年に今も続く「アリスソフト」となります。1985年に現在の美少女ゲームの元祖とも言われる「天使たちの午後」がJASTより発売されます。1989年株式会社エルフが設立、製品の完成度が高いのが特徴で、1992年同級生、1995年同級生2を発売しています。後にWindowsやコンシューマゲーム機にも移植されます。当時のパソコンゲームはグラフィックの綺麗さとゲーム性を評価の中心とするもので、ゲームの様式もストーリーを読ませる電子小説というよりはアドベンチャーゲームのゲーム性を調整したものでした。
当時の美少女ゲームの多くがNEC PC-9801シリーズなどの特定マシン向けのソフトであったため、ハードウェアの終焉とともに過去のものとなりました。
1992年、チュンソフトからスーパーファミコン向けソフトとして元祖サウンドノベル「弟切草」が発売されます。紙芝居のように映像を表示し、物語は文字で語られ、音楽や効果音でドラマを盛り上げます。 要所要所で主人公の行動を選択肢から選ぶことにより、ストーリー進行やエンディングが変化します。アドベンチャーゲームの様々な形態の中でも、小説に近いゲームです。『火吹山の魔法使い(1984年)』のようなゲームブックをスーパーファミコン上で再現し、サウンドを付加したものとも言えるでしょう。また、「ピンクのしおり」というおまけ機能がありました。その後「かまいたちの夜」なども発売され、シリーズはゲーム機ハードウェアの変遷につれて今も続いています。サウンドノベルは「弟切草」「かまいたちの夜」シリーズ以外はこれといった展開が起こらずじまいでした。ゲーム機上でのビジュアル電子書籍は花開かなかったのです。
さて、ビジュアルノベルの元祖、Leaf(販売は株式会社アクア、後の株式会社アクアプラス)の「雫」・「痕」です。1996年、PC-9801シリーズ向けDOS版そしてWindows版が発売されます。弟切草と同様、ストーリーを読ませるタイプのゲームです。映像についてはキャラクターの立ち絵を背景に重ね合わせる舞台仕立てと要所のイベント絵で成り立っています。全攻略対象キャラクタのシナリオを一通りプレイした後で、おまけシナリオを楽しめるようになっています。
また、「痕」のシナリオの完成度の高さは、今でも1番に推す人がいるくらいです。実際、プレイすると夢中になって進めてしまいます。
重要なのは、「痕」において、「痕 for HP200LX」というソフトが一ユーザーによって作成・公開されたことです。
ハードウェアの桎梏を離れ、文庫本のように持ち歩いていつでもどこでもビジュアルノベルを楽しむことが可能になりました。当時冗談のネタにすることはあっても、本当にやる人はいませんでした。「痕 for HP200LX」は膨大な労力によって作成されたものです。Leafに確認の上公開されたことも重要で、地下配布ソフトではありません。この分野が違法な行為の巣窟にならず、高い節度が保たれているのは特筆すべきことで、それは最初の「痕 for HP200LX」でのメーカー・私家版開発者の態度が範となっているように感じます。
娯楽用アプリケーションの異機種間データ共有の試みや手のひらの幼なじみたち…で見られるように、「雫」・「痕」・「To Heart(1997年発売) 」のLeafビジュアルノベル三部作は各機種への私家版移植が最も活発に行われました。
「雫」の毒電波なストーリーとおまけシナリオのはっちゃけぶりも魅力的です。明るい学園物「To Heart」を最初にプレイしたのですけれど、識者に言わせると、雫→痕→ToHeartの順にプレイすべきものだそうです。雫では最初の選択肢でゲームオーバーになった記憶があり、自分が向いていないと自覚しました。「To Heart」はマルチのシナリオにはめられました。まさか感動して泣けるとは想像もしませんでした。物語消費の楽しさを満喫できるビジュアルノベルは、まさしく小説なのだと思います。
癖のある「雫」は正直とっつきにくいと感じます。jANIS/ivoryのとらいあんぐるハートシリーズは、一種閉塞的な雫や痕と異なり、明るく、キャラクター間のコミュニケーションに富んだ世界です。とらいあんぐるハート(1998年発売)・とらいあんぐるハート2 さざなみ女子寮(1999年発売)・とらいあんぐるハート ラブラブおもちゃ箱(2000年発売)・とらいあんぐるハート3 〜Sweet Songs Forever〜 (2000年発売)とも、わっふるへのコンバートソフトが作成されています。わっふるは大変再現性の良い高機能で安定した互換エンジンで、MIシリーズZaurus、PocketPC、SLシリーズZaurusで動作します。Palmでは、Triangle Heart on my Palm、Triangle Heart2 on your Palmによって雰囲気を楽しめます。
いずれも公認物ではなく、取り扱い注意で、「jANIS/ivory等関連各社/人への問い合わせは決して行わないでください。」となっています。
とらいあんぐるハートシリーズは、目当てのキャラクタと仲良くなってからの気恥ずかしいラブラブぶりが特徴です。また、攻略キャラクタ以外のキャラがストーリーの後半も継続してからんできます。ONE等の異常に狭い世界とは対照的です。
キャラクタ「萌え」の強さでも、「とらいあんぐるハート」はインパクトのある作品です。
その後の作品に決定的な影響を与えたのがTacticsの「ONE(1998年発売)」です。
「ONE」を今でもNo1の傑作だとする人も多いようです。実際、シナリオの引き込み方とクライマックスへの持って行き方は出色の出来で、学園もの風の導入部からは、後半の展開は想像もつきませんでした。感動するシナリオです。たかがエロゲーのはずが、完全に世界に引き込んでしまうシナリオという「ONE」は18禁PCゲームの価値に対する考え方を規定するほどの影響を及ぼしました。スタッフはその後移籍します。
Keyの「Kanon(1999年発売)」は「ONE」よりファンタジックさを増した作品です。感動で泣きまくる人続出で、「泣きゲー」というジャンルを創出しました。また、キャラクタの意味不明で特徴的な台詞回しによる萌え演出も多くの模倣を生みました。「ONE」からさらに加速して完全に現実感を無視したキャラ設定も特徴的です。
「Kanon」の次の作品「Air(2001年発売)」も感動を呼ぶ作品です。「Kanon」にさらに磨きをかけた音楽の演出がいやが上にもせつなさを誘います。
Keyは今でもこの分野で一流のブランドと言えましょう。
人気に比例し、小箱プラットフォームへの移植も大変活発です。
「Kanon」と共に「泣きゲー」の代表とされるD.O.の「加奈〜いもうと〜(1998年発売)」は小箱ではプレイできません。しかし、同じシナリオライター山田一氏による「家族計画(2001年発売)」は、あきらによりPocketPCやSL Zaurusでスクリプトを動かすことができます。「家族計画」もまた傑作とされています。実際、それぞれのキャラでのシナリオを堪能できますし、個性豊かな登場人物は柔らかく、大変魅力的です。ストーリーの展開は丁寧で破綻がなく、サブキャラのギャグも楽しく、各ルートでのエンディングへの盛り上がりは感動を呼びます。限定フルボイス版の「家族計画〜絆箱〜(2002年発売)」も小箱でプレイできます。
老舗アリスソフトは自社のゲームエンジンの内部仕様を早くから公開したり、昔のタイトルの配布フリー宣言をしたりして、ユーザー活性化に寄与しています。「鬼畜王ランス(1996年発売)」のような、ゲーム性が高くて飽きのこないシミュレーションゲームを得意としますが、「アトラク=ナクア」のようにノベルゲームもあります。いずれも小箱でプレイ可能です。
「アトラク=ナクア」は元々1997年発売の「アリスの館4・5・6」に収録されていた物ですが、評判により2000年単体発売されました。蜘蛛の妖怪が女生徒として学園に棲みつく話で、アリスソフトらしく完成度が高いです。汎用的なエンジン である反面、小箱でのプレイアビリティは低いです。
「銀色(2000年発売)」での小説風シナリオで一部で評判になったねこねこソフトが次に出したのが「みずいろ(2001年発売)」、そして「ねこねこファンディスク(2002年発売)」です。ユーザー登録ハガキに対するおかえしなどの 同人臭のある手厚いユーザーサポートと「みずいろ」での『ぽんこつ』という性格のキャラを発明したことや、絞り込んだシナリオとサービス精神にあふれるおまけシナリオで一世を風靡しました。ゲームエンジンにNScripterを採用していたため、広範な小箱でプレイできます。NScripter自体が個人利用フリーで公開されていることもあり、互換性の高いエンジンが作られています。ねこねこソフトは「朱」の後、魅力に乏しいです。
小箱で出来るビジュアルノベルはまだまだたくさんあります。
1997年「Piaキャロットへようこそ!!2」で声優の声を導入したエフアンドシーの「Canvas 〜セピア色のモチーフ〜 (2000年発売)」と「水月(2002年発売)」は優しい絵柄で取っ付きやすいです。水月はシナリオも楽しめます。小箱での動作は完全ではありません。
Q-Xによる「たいせつなうた(2001年発売)」「こころナビ(2002年発売)」も絵柄も綺麗で楽しめます。ストーリーは二重世界ものです。小箱でしっかり楽しめます。
同人ソフトの世界から激しい波が起こりました。手にする者皆を睡眠不足に叩き込み、「痕」以来と激賞される完成度の高いストーリーと、グイグイと読者=プレイヤーを引き込む強烈なシナリオ、市販の商業ソフト全てが霞んでしまいました。キャラも十分な萌え要素を備えていますし、音楽等の演出も悪くありません。絵柄だけは美しさに欠ける感じです。TYPE-MOONの「月姫(2000年頒布開始)」の登場です。奈須きのこ氏のシナリオの凄さは口コミで広まり、2001年の「月姫 PLUS-DISC」や「歌月十夜」といった月姫関連続編、小説「空の境界(上)(下)」とともにブームを起こします。2004年には講談社ノベルスから「空の境界」が販売され、ベストセラーに名を連ねたほどです。ゲームエンジンはNScripterのため、様々な小箱用互換エンジンが公開されています。
NScripter利用同人ソフトは他サークルでも色々あり、最近では07th Storming Partyのサウンドノベル「ひぐらしのなく頃に(2002年シリーズ頒布開始)」が評判のようです。
BasiLの「BLESS (2001年発売)」「それは舞い散る桜のように(2002年発売)」は魅力的なキャラのグラフィックスと楽しい台詞回しで評価を受けました。わっふるへのスクリプト変換が作成・公開されています。「それは舞い散る桜のように」は「ONE」によって規定された様式をオマージュのように使っているためストーリーのオリジナリティはありませんけれど、グラフィックとキャラの魅力、台詞で楽しませます。
Marronの「秋桜の空に(2001年発売)」はマシンガンのようにテンポ良いギャグで楽しめます。「痕」や「月姫」のようなサスペンスではなく、コメディ味付けのシナリオです。ストーリー全体は、「ONE」によって規定された形式を流用しています。小箱での動作も良い感じです。
その他にも、フロントウイングの「カナリア 〜 この想いを歌に乗せて 〜 (2000年発売)」や、Witchの「Milkyway2(2002年発売)」や、ザウスの「FLORALIA 〜 フローラリア 〜 (2002年発売)」や、minoriの「BITTERSWEET FOOLS(2001年発売)」や「Wind 〜a breath of heart〜(2002年発売)」
といったところも小箱でプレイできます。「カナリア」はサブキャラが面白いアニメ画調の学園ドタバタコメディ、「Milkeyway2」はキャッチーなテーマソングの明るい喫茶店ハチャメチャコメディです。フィレンツェを舞台にしたストーリーの「BITTERSWEET FOOLS」は、公式サイトでPalm動作エンジンをリンクしていました。「Wind」は本編より新海誠氏のムービーの方が有名かもしれません。
わっふるでは、様々な作品を対象にしています。
わっふるが解釈実行するスクリプトはビジュアルアーツ系で広く採用されていたエンジンAVG32用のもので、わっふるの互換性の高さもあり、書ききれないほどの作品が動作します。ただし陵辱系も多いので、そういった方面に嫌悪感を抱く場合は、Bonbee!の「Ribbon2(1999年発売)」、RAMの「恋ごころ(2000年発売)」、13cmの「フロレアール(1999年発売)」あたりがラブコメ的に楽しんだり、物語消費の対象とするのに良いでしょう。「Ribbon2」はコミック風の学園ラブコメです。「恋ごころ」も楽しめるコメディタッチの作品。「フロレアール」はフランス哲学風味のシナリオです。他にも、「ONE」によって規定された様式を援用するotherwiseの「Sense Off (2000年発売)」など多くの作品があります。
ハードなサスペンスでも泣きゲーでもなく、優しくかわいい萌えの世界を追求する方向もあります。
サーカスの「インファンタリア(2001年発売)」、「水夏(2001年発売)」、「D.C. 〜ダ・カーポ〜 (2002年発売)」やオーガストの「バイナリィ・ポット (2002年発売)」、「Princess Holiday 〜転がるりんご亭千夜一夜〜(2002年発売)」、「月は東に日は西に(2003年発売)」がそうです。正統的な萌えキャラの世界を楽しめます。「インファンタリア」はファンタジー世界での作品です。「水夏」はオムニバス形式のストーリーで、魅力的なシナリオを含んでいます。「D.C.」はやや大作です。「バイナリィ・ポット」はオーガストのデビュー作で二重世界もの、「Princess Holiday」は完成度の高いファンタジー世界での作品です。「はにはに」は良く出来た作品です。いずれも、キャラが可愛く魅力的です。
パワフルにPocketPCでの動作を進めるポケットの中の妹たちで、高機能で再現性の高い動作を実現しています。フルボイスでしゃべるのは凄いです。ビジュアルノベルは一部でCV(キャラクターボイス)への『声萌え』なる嗜好もあるようです。フルボイスも含めた小箱での再現性の高さは特筆すべきでしょう。
Nitro+の作品は、チカラのある節回しのハードなストーリーのノベルです。小箱ではプレイできませんけれど、ほぼ選択肢のない作品もあり、最も小説に近いでしょう。
初作の「吸血殲鬼ヴェドゴニア(2000年発売)」から銃器へのこだわりと独特のシナリオで魅せましたけれど、「ファントム -PHANTOM OF INFERNO-(2001年発売)」が出世作となります。
テキストの質の高さが特徴で、普通に小説として読んでも面白そうです。毎回新機軸のジャンルに挑戦という感じもあり、「斬魔大聖デモンベイン(2003年発売)」はなんと『荒唐無稽スーパーロボット ADV』というジャンルです。抜群に面白いストーリーは水準を大幅に越えています。
アージュの「君が望む永遠(2001年発売)」は、楽しい第一部からショッキングな事故で第二部に突入し、ドロドロした三角関係で緊張感をもって引っ張るシナリオです。ハマるとたまりません。「マブラヴ(2003年発売)」もキャラが立ち、シナリオもしっかり楽しめます。人気の高い作品のため、需要は高そうですけれど、小箱への移植は難しそうで、実現していません。
基本的に小箱でプレイできる作品を渉猟しました。ようやく好みの物語の傾向が見えてきて、メジャーでなくても選定できるようになります。けれど小箱で出来ないと、結局足が遠のきます。本ページを書くきっかけは、ほぼ小箱で出来る作品をチェックしたので縁遠くなってしまったからです。全部処分する前に、まとめておきたかったのです。「GREEN(1999年発売)」、「フラワーズ(2003年発売)」、「シャマナシャマナ 〜月とこころと太陽の魔法〜 (2004年発売)」あたりが小箱で出来ないけれど個人的な好みで楽しめたものです。
2004年初頭発売の「Fate/stay night」は、商業メーカーとしてのTYPE-MOON一作目です。見劣りするかと思いきや、2004年内容評価トップを最後まで走りきり、敵なしの状態です。
文市の小箱茶室
\ケーキ
\小箱-[VisualNovel]/
LX/
紅茶/
読書/
自転車/
好み他/
伝言板/
blog/
文市(あやち)=青野宣昭