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2005/07/24 丹後半島時計回り

輪行写真
Link:2005/07/24 06 忘れ物
Link:2005/07/24 08 輪行
Link:2005/07/24 11 間人
Link:2005/07/24 12 平海水浴場
Link:2005/07/24 14 経ガ岬
Link:2005/07/24 15 トデの松見晴し台
Link:2005/07/24 17 タンゴディスカバリー


2005/07/24 06 忘れ物

輪行写真
5時に目覚ましで起きます。
暑い。十分間だけ布団を干して、というかベランダで風に当てます。のそのそ支度、あ、ケータイ充電し忘れてる、あわてて充電台へ乗せます。顔を洗ってトイレ。おや、青春18きっぷがありません。どこやったのかな。おかしーなー。捜し回っても出て来ません。仕方ありません、どうせ夏は2セット使うから駅で買おう。おにぎりをカバンに入れ、目覚ましのセット時刻を元に戻し、布団を取り込んで。げげ、時間がない、余裕をもって起きたはずなのに微妙な時間です。コンビニに寄って日焼け止を買いたいんだけど、しかも駅で青春18きっぷを買って日付印押してもらって。自転車を持って部屋を出ます。甲子園口駅前のセブンイレブンまで走り、日焼け止を買います。なんとか間に合う時間です。駅のみどりの窓口に行くと、閉まっていました。営業時間は6時20分からです。まだ6時前、仕方なく自動販売機できっぷを買って入ります。交通新聞社の「JR全線掲載」小型全国時刻表を繰ります。あれ、福知山線の時刻がおかしい。確か尼崎6:03発のはずが6:10発になっている。ぐう、事故復旧後の時刻表が間に合わなかったのか。昨日買った8月のいつもの時刻表を持って来ればよかったか。山陰本線はちゃんと載っています。残念ながら北近畿タンゴ鉄道の普通列車が載っていません。んん、まあ仕方ないか。コンパスよりはましだけど、小型時刻表では赤い表紙の(関西圏)携帯全国時刻表がぼくの用途には一番だな。
尼崎でみどりの窓口に行って見ると、6時半からでした。あきらめて福知山まできっぷを買います。2番ホームまで行き、福知山線に乗車します。自転車を置くのによいスペースがあります。写真を撮ろうとW21CAIIを鞄から出そうとして、充電台に置きっ放しで持って来るのを忘れたことに気付きます。ぐはっ。

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2005/07/24 08 輪行

輪行写真
尼崎から福知山線に乗車、朝食を食べて一眠り。目覚めてストレッチし、車掌さんから豊岡までの乗越しきっぷを買います。福知山で2分の乗り換えです。地図も持って来るのを忘れていますけれど、デジカメがないのが痛いです。豊岡で写ルンですでも買おうと、KTR普通列車への乗り継ぎ時間を正確に知りたくてKWINSでつなげて調べようとするものの、すぐに圏外になってしまって使い物になりません。ムキになって何度もつなげようとし、どうにかPDF時刻表を一つダウンロードし終わった頃には、電池が減ってきてしまっていました。
和田山で結構乗ってきます。和田山のホームで駅弁は売っていません。八鹿など各駅で乗車があります。豊岡に出る人達と、泳ぎに行く人達でしょうか。
豊岡で下車、鮎寿司と写ルンですを買い、北近畿タンゴ鉄道西舞鶴行き一両編成普通列車に乗ります。
北近畿タンゴ鉄道の線路は一部夏草に埋もれています。2980円のmp3プレイヤーで遊佐未森の曲を聴いてみます。KTR一両編成の客席はまばらです。小さな子供が三人最前席に陣取って赤茶けた鉄路を眺めています。
北近畿タンゴ鉄道普通列車は旅気分を満喫できます。単線の線路が緑の中を曲がり、短いトンネルをくぐりながら続いて行きます。
これだよこれ、そしてこれから自転車で走るのです。網野で下車、自転車を組み上げて出発です。

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2005/07/24 11 間人

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まずは琴引浜に向けて自転車を走らせます。国道から海へと逸れて、琴引浜です。海水浴のパラソルが林立しています。一枚写真を撮っただけで琴引浜には背を向けます。
国道に戻り、間人温泉を抜けて、道の駅てんきてんき丹後に行きます。間人皇后よりも、間人蟹の方が今は有名でしょうか。関西人の風習で、冬には日本海側に来て蟹を食べるのです。安いロシアの冷凍蟹が多いのでしょうけれど、高額な宿では地物を出す所もあるそうです。
道の駅で水分補給、もなかアイスをパクついてから出発です。
道は海岸線に出ます。素晴らしい景色、山口県の日本海側にも似た美しい田と海の光景です。切り立った角度の屏風岩が見え、走るうちにその岩に近づいて行きます。軽い上り調子の道を進み、屏風岩をくぐると、丹後松島が見えるようになります。逆時計回りだと振り返って眺める丹後松島を走りながら堪能できます。丹後半島は景色を楽しむなら時計回りだな。ゆるやかな下り調子の道を走ると丹後松島が近づきます。一般的に丹後半島で一番の景色と言われるところです。

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2005/07/24 12 平海水浴場

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日本の水浴場55選の一、平です。
丹後松島の絶景の中の海水浴場、白砂青松。鮎の焼寿しを取り出して昼食にします。
ついでに泳ぎます。波が少し大きめです。すぐに深くなり、ゆっくり泳ぎます。海だから身体が浮いて楽です。丹後松島の景色を眺めながらの海水浴です。たまりません。顔をつけるとずっと下に底が見えます。魚は見つかりません。
観光地化が進んだ琴引浜より、平の方がのんびりした気持ちになれて良い感じです。日本の水浴場55選のうち、近畿では5カ所だけ、京都府で選ばれたのはここだけだそうです。



輪行写真
軽く泳いであがります。あまり体力を使い尽くしても走るのが辛いです。出発します。

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2005/07/24 14 経ガ岬

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平から、というか屏風岩からこっちの景色はまさに絶景の連続で、目のごちそうです。時計回りの丹後松島はとことん景色を堪能できます。
たまらなくすてきな景色の中を走るうち、経ヶ岬の入り口です。岬の灯台まで行くにはここからひどく急な坂道を下りなければいけません。前回とても帰りに上れそうもなくて断念したその道へと進みます。急坂を下り、同じくらい急な上りを走ると、駐車場でした。ここから遊歩道を徒歩で400m歩けば灯台だそうです。ハイキングコースの登り道を歩きだします。海がぞっとするほど青くなり、緑に囲まれたハイキングコースを登っていくと、真っ白な灯台が姿を現します。おお。



輪行写真
西洋人らしきカップルが歩いています。写真を撮って欲しそうな身振りだったので、シャッターを押してあげます。女性の方がうまく日本語がしゃべれるようでした。お礼を言われ別れます。断崖の下の青い海を覗き込みます。京都というか近畿最北端の岬です。

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2005/07/24 15 トデの松見晴し台

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「果ての雰囲気」トデの松見晴し台到着です。ベンチに身体を投げ出して座ります。いやアップダウンこなした。経ヶ岬からこっち、後半戦は長くきびしいアップダウンが続きます。丹後半島一周がきついのはこの東側でしょう。特に浦島神社から国道を離れて岬を回る道に入ってからは厳しいです。けれど、ここは、外せません。だってここが目的地の一つだから。
やはりここが丹後半島一番の場所です。ぼくには、琴引浜でも経ガ岬でもなく、ツーリングマップルで「果ての雰囲気、どこか荒々しく」と謎の文句で紹介されているこの場所がクライマックスです。
ベンチがびっしょり濡れています。全身汗まみれになっていたようです。ちょっと運動がきつすぎたのかな、登りでそんなにスピードを出していないんだけど。いや、むしろ暑さでしょう。午後2時半からの登り坂が特に厳しかったのですけれど、一番暑い時間帯です。水分補給には十分気を配り、小まめに水を飲むようにしてはいるものの、この暑さの中の登り坂で汗を盛大にかいています。走っていてあごをひいただけで、水道の蛇口からのように汗が流れ落ちていました。ベンチに寝転がって休むことにします。

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2005/07/24 17 タンゴディスカバリー

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すっかり休んでしまいました。泊まで下りです。下る下る。泊で海岸線まで下りて、国道に戻ります。再びゆるやかに上って行きます。トンネルをいくつか過ぎて、一気に下った先は伊根湾です。舟屋がずらりと並んでいます。道のすぐ横が海。満潮になったとき大丈夫なんでしょうか。舟屋では二階が居住区だから平気なのか。道路なくても舟で移動できるんだろうし。
このペースだと、16時半頃の新大阪行特急には間に合わいそうもありません。見晴台で休んでからこっち、すっかりパワーが出なくなってしまっています。
伊根の町を抜け、左手に海が広がる道を延々と走ります。舟屋と天橋立は意外に距離があります。この道は淡路島を時計回りしたときのサンセットラインに似て、疲れた身体でも平坦な道とすぐ左に広がる海の景色で楽しめます。
そうしてようやく天橋立に入ります。車両進入禁止ですが自転車は例外で、走ることができます。「耳の夢 耳の夢 ララララーラーララー」と繰り返し繰り返し口ずさみながらのんびり走ります。
最後に回旋橋を渡って、右折すれば天橋立駅でした。
駅の窓口で、一番早く大阪に帰る方法を聞くと、タンゴディスカバリー4号で京都に出て新快速という答えが返ってきました。特急券と乗車券を買い求め、17:44まで待つことにします。まずはお手洗いに行き、頭から水を浴びて顔と首筋を洗います。ビショビショのレーパンから履き替えます。シャツは替えを持って来なかったのでそのままです。駅弁はなさそうです。売店でカニチクワを買って待合室でパクつきます。二両編成タンゴディスカバリー4号は4分遅れで入線しました。自転車を車両最後部の椅子の後ろにほうり込んで、座席を確保します。SL-C3100を取り出してプチプチ。車窓の緑の景色が夕映えで朱くなります。西舞鶴で2両増結する間、売店で寿司を買って晩飯とします。


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今日のルート

ハンディGPS「etrex VISTA 日本語版」のトラックデータ(trk50724.trk trk50724.zip 16,742bytes)をカシミール3Dで表示し、注記したものです。
まあ、イラストマップのようなものなので、正確な道や細部は、別途正確な地図をご参照ください。
距離は68.1km、移動平均速度は16.8km/h、移動時間4h03m、停止時間1h58m、全体平均速度11.3km/h、最高速度51.2km/h、総上昇量1006mでした。
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文市の小箱茶室ケーキ小箱LX紅茶読書[自転車]-[輪行127]/ 好み他伝言板リンク

文市(あやち)=青野宣昭