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2006/06/11 塩江

輪行写真

Link:2006/06/11 05 早起き
Link:2006/06/11 10 香東川自転車道
Link:2006/06/11 11 塩江温泉鉄道廃線跡
Link:2006/06/11 12 塩江温泉
Link:2006/06/11 13 メカトラ
Link:2006/06/11 14 八十八庵
Link:2006/06/11 15 パンク
Link:2006/06/11 16 うずしお20号


2006/06/11 05 早起き

輪行写真
Treo700Wがブルブル震えて朝を告げます。眠い。5時40分頃になんとか起きだします。鞄に必要そうなものを放り込んで、BD-1を担いで部屋をでます。甲子園口から西へ輪行。
西宮で快速姫路行に乗り換え、姫路でホーム向かいの岡山行きに乗り継ぎ。岡山でも5分程度でマリンライナー高松行きに乗り換えます。最速乗り換え行程で4時間弱です。

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2006/06/11 10 香東川自転車道

輪行写真
高松で降りてkioskで地図を買い、自転車を組み立て出発です。
今日のコースは綿谷さんにお教えいただいたさぬきの道です。徳島鳴門のコース、びんび屋を教えてくれた方です。
お教えいただいたルートは、高松駅から西に走って香東川ぞいに自転車道と田舎道を使って塩江まで抜けて 塩江から大窪寺 そして 白鳥温泉を経て引田まで走る70km少々のコースです。



輪行写真
まずは、高松駅から西に走って2~3km 郷東大橋を渡ってから この香東川沿いに上流へ走ります。標識があり、香東川自転車道があるようです。アドバイス通りに、河川敷の自転車道に下りず、しばらくは土手上を走って、右手のスーパー・マルナカを過ぎたあたりある右手方向に下りる小道に入ると、すぐに行列のできた小屋が見えました。池上製麺所というるみ子婆さんが作っている、NHKなんかでも取り上げられた、有名なうどん屋さんだそうです。なんと70円だそうです。



輪行写真
時間は10時半を回った頃、並んで待つほど空腹でもないので、記念写真を一枚撮って先に進むことにします。
自転車道に下りて ひたすら南へ。



輪行写真
しばらく河原の自転車道を走ります。新緑の季節、青草の生い茂る中を走ります。実に気持ちの良い季節です。
cy060611a.mp4(MPEG4動画 3,092,304Bytes 2分07秒 Quick Time Playerなどで再生できます)
国道や県道をくぐり、琴電の手前の円座橋で、道に上って、円座橋を背に西に400m 信号のある交差点を過ぎたところに 「マルタニ製麺」という うどん屋さんがあり、おすすめだそうですけれど、残念ながら今日は日曜で休みです。またの機会にして、先へ進みます。



輪行写真
cy060611b.mp4(MPEG4動画 971,218Bytes 0分40秒 Quick Time Playerなどで再生できます)
途中 橋を渡って右岸にスイッチし、上流に向かううち、不思議な細い鉄橋状の構築物が見えてきます。これは高松空港の誘導塔なんだそうです。見上げるうちに、セスナが一機着陸してきました。なるほどー。
この辺りから東へと公渕森林公園を目指すと、綿谷さんが好きな谷川製麺所があり、高松空港の南側の国道を西に走ると山越・松岡・前場・なかむら・宮武・白川という 讃岐うどん黄金地域なのだそうです。そろそろお腹も空いて来ましたけれど、またの機会にします。
観月橋で自転車道は終了。ここで直進しようとして道がなくなります。普通に国道に出てしまうと、最高の道を見逃してしまいます。
「橋を渡って国道なんかに入っちゃダメ!で 反対方向の一見 山に向かうかにみえる道を走ると 川沿いに分岐する道が現れます。 そして さらに上流方向を目指して走ります。 そうそう その昔には塩江鉄道ってのがあったようでして その廃線跡の道みたいですよ この道。 川沿いにくると橋脚跡が2~3箇所見えますし 駅舎らしい跡かも?? と思える場所もあります。」
とのこと。そして実際、すばらしい道が始まりました。

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2006/06/11 11 塩江温泉鉄道廃線跡

輪行写真
道はどちらかと見回していると、おじさんが声をかけてくれました。「どっちいってんだ、右行って右」
お礼を言って言われた通りに進みます。
塩江温泉鉄道廃線跡の道です。
cy060611c.mp4(MPEG4動画 867,098Bytes 0分35秒 Quick Time Playerなどで再生できます)
橋脚やトンネルが廃線跡のようです。ホームの跡もあるらしいですけれど、どれがそうなのか気づきませんでした。塩江温泉鉄道(琴平電鉄塩江線)は仏生山から塩江温泉まで続いていたようです。



輪行写真
静かな、良い道です。狭い道なので車通りもなく、河原道のように狭すぎないので走りやすいです。町道の標識があり、迷うこともありません。気持ちの良い道です。自転車で走って気持ち良い道の中でも、これはかなりおすすめの道でしょう。



輪行写真
神社まで走ると国道に出ます。つい国道を走ってしまいましたけれど、川に下りる小道があるとのこと、神社まで戻ります。国道を渡るとすぐに小道があり、対岸に渡れます。ここからホタルの公園に入れます。清冽な水が流れています。なるほどホタルがいそうです。公園をのんびりポタリングして、橋を渡って道の駅に到着です。

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2006/06/11 12 塩江温泉

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道の駅塩江です。ここまで休みなしに走って来たので、トイレと水分補給の休憩にします。
道の駅の売店に入り、牧場のソフトクリームで補給。このソフトクリームが独特の味でおいしいです。ボリュームたっぷりでこくがあるのに後味あっさりです。昼を回ったので、そろそろ食事の時間ですけれど、うどんは大窪寺まで取っておくことにします。ソフトクリームはそれまでのつなぎです。
ソフトクリームを食べ終え、出発します。ここからは国道を88番さん大窪寺まで走ります。試しに途中の町道に入ってみたりしましたけれど、行き止まりになり、元の場所まで戻るはめになりました。やはり大窪寺までは国道を行くしかないようです。
軽い峠になっています。何かリアホイールがおかしいです。まさかパンク?いやこれは変だ、パンクだろう。自転車を脇に寄せて停まります。

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2006/06/11 13 メカトラ

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後輪のタイヤを触って確かめます。あれ、パンクしてないぞ。一回転触ってみて、パンクではないと結論、乗車して走りだします。リアホイールが振れています。やっぱおかしいよ。再度停まって点検。やっぱりパンクはしていません。リアホイールの振れを確かめます。振れてるけど、異常なほどでもない。ブレーキシューが当たっていたのかな、タイヤに変な付着物でもあったのかな。再び走り始めます。峠に向けて上りですけれど、ペダルを踏み込むとリアが左右に大きく揺れて推進力になりません。
もう一度点検。BD-1の折り畳みのヒンジ部分がなんか変です。軸が妙に飛び出しています。これか。なんだろう、ストッパーが脱落したのかな。こんなんじゃなかったはずだなあ。しかしこれはどうしよう、サンワに持ち込んで修理か。だいたいここからどうしよう。ふらふら揺れてかなり危ないんだけど。



輪行写真
地図を取り出して、どうするか検討します。戻るか。いやいや一番近い駅まで直行するのが良いだろう。まっすぐ北上する道をたどれば琴電の駅に行けるけど、なんだかかなりの峠みたいだな。こんなにリアがフラフラしてたらきつい峠なんてとても無理。ペダルの回転がろくに推進力にならない感じです。どうすべえ。地図をよくよく見て検討した結果、このまま教わったコースを走り切るのが一番楽そうだという結論になりました。
走りだします。踏み込まずに走ります。漕いでも推進力にならない。BD-1の折り畳み機構はどうやらここの精度に走り具合がかかっているようだと思います。
ゆるやかな上りを進みます。なんとか回転でカバー。峠を越えて下りになると、こがないために普通に走れます。
ところが大窪寺直前の登り坂はきつくて失速します。強く漕げば車体は左右にゆらりと振られます。一度停まって、折り畳みの軸を叩いてみます。これでだいぶマシになりました。
大窪寺までなんとか登り切ります。

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2006/06/11 14 八十八庵

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八十八番さんにお参りします。
自転車ツーリングのお兄さんに話しかけられたものの、疲れはててまともに返答できませんでした。手を洗い、口をゆすぎ、本堂におまいり。
向かいの八十八庵に入り、遅い昼食にします。



輪行写真
打込みうどんを頼みます。鉄鍋にうどんがたっぷり。だいこん、にんじん、里芋、あげ、ブタ肉、ネギと具沢山です。薄切りしたダイコンの堅い歯ごたえが心地よいです。味噌仕立てでまろやかな味です。白味噌、いいな。

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2006/06/11 15 パンク

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八十八案を出て下りの急坂を少し走ると、またリアが大きく振れてきました。
今度こそパンクでした。ぺっちゃんこです。
歩道のある場所まで転がして、パンク修理します。リアホイールを外して、タイヤレバーでタイヤを外し、チューブを取り出します。すでに二か所パッチが貼ってあります。内一つが隙間ができているようです。これかな。パッチがをはがして新しく貼り直します。空気を入れると良さそうです。チューブを戻し、タイヤをはめます。空気を高圧まで入れます。ところが、口金を固定しようとするとエアが抜ける音がします。あれれ。
再度タイヤを外してチューブを抜きます。口金の根元が割れかけています。こりゃだめだ。
あきらめて新しいチューブを取り出し、交換することにします。最初からこうすれば良かった。後輪のマラソンは、タイヤにいくつか穴が開いていて、ずいぶん擦り減っているので、タイヤごと交換するのが一番のようなので、ここはパッチでしのいで帰宅したらタイヤとチューブをセットで交換、と思ったのが失敗の元でした。
毒々しい蜘蛛が寄ってきました。背中に赤い点々があります。まさかセアカゴケグモ?そんなわけないか。などと思いながら、タイヤレバーで蜘蛛を弾き飛ばします。
新品チューブをはめ、再度タイヤをはめます。携帯インフレーターで地道に空気を入れていきます。高圧になるまで繰り返しエアを注入しました。
リアホイールを戻します。ひっくりかえすときにチェーンがフロントから外れてしまったので、はめます。
そして折り畳み軸を携帯アーレンキーセットで叩いて奥へと入れます。これが左に行き過ぎて外れ、右がゆらゆら浮いてしまっていたんだな。ストッパーとかなかったんだっけ?ううむ、覚えてないや。
修理完了後は、走りが完全に元に戻りました。これこれ、これがBD-1だよ。
急坂を下っても不安がなくなりました。よかった。広いトンネルを抜けて、すぐ右折して左折し、白鳥温泉へと走ります。すでに15時を回ってしまっています。

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2006/06/11 16 うずしお20号

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本来のコースは引田にでるのですけれど、帰路が高速バスになってしまいます。高速バスは原則自転車禁止で、予約して乗車券を買ってしまえば現場の運転手の判断で乗せてもらえる仕組みです。徳島から大阪方面の路線は乗車率が高い上、一番混むだろう日曜の夕方です。神戸から淡路徳島方面の高速バスだとトランクには入れさせず座席持ち込みを運転手から指示されるので、混む時間帯は避けたいところです。
そういうわけで、輪行の扱いに長じた鉄道を極力利用するようにしています。讃岐白鳥や引田だと高松に容易に出られないので、特急うずしおで毎時高松行きが出ている三本松を目指して左折しました。
あわよくば15:00発ののうずしお18号と思っていましたけれど、パンク修理をしているうちに15時は回っていました。15:59うずしお20号に乗れなければ、次は16:58です。それでは高松に出ても、そこから快速マリンライナーで岡山に渡り、岡山から姫路、そして新快速にすぐ乗っても甲子園口に着いたら夜の10時です。途中で夕食を取ったら帰宅は真夜中になってしまいます。うずしお20号はゆずれない線です。
パンク修理の際、折りたたみヒンジ部も調整したので、走り始めると安定しました。いつものBD-1です。頼りになる相棒です。ハンディGPSの地図で距離を読み、腕時計で残り時間を測ります。ギリギリアウトのタイミングかな。最初からあきらめても仕方ないので、スパートをかけます。幸い下り基調で信号もほとんどない道です。武庫川サイクリングロードを走るスピードを維持すればほぼ発車時刻に駅に着く勘定です。何分までにこの交差点に着かなかったらあきらめ、という基準点を丁度でクリアしていきます。間に合うかもしれない。そして駅舎が見えた、のに、手前の信号が赤に変わります。ぐうう。15:57です。信号が青になったのは15:58を回ってからです。駅舎に走り込むと幸いまだ入線していません。折り畳み、輪行袋に乗せたところで入線。鞄と水と自転車をガバッとかかえて駅員さんに「中で買います!」と叫んで改札を通ります。幸い、改札のホームにうずしおが止まりました。デッキに自転車ごと乗り込みます。改めて輪行袋に包んで、車両端に置きます。洗面台でバシャバシャ顔を洗い、財布を取りだしたところにちょうど車掌氏が。大阪まで行きたい旨相談し、乗車券と特急券、岡山からの新幹線特急券を購入します。
そうしてようやく座席に座ります。

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今日のルート

ハンディGPS「etrex VISTA 日本語版」のトラックデータ(trk60611.trk trk60611.zip 17,558bytes)をカシミール3Dで表示し、注記したものです。
まあ、イラストマップのようなものなので、正確な道や細部は、別途正確な地図をご参照ください。
距離は68.6km、移動時間3h38m、停止時間1h56m、最高速度37.3km/h、移動平均速度は18.8km/h、全体平均速度12.3km/h、総上昇量657mでした。
輪行写真


文市の小箱茶室ケーキ小箱LX紅茶読書[自転車]-[輪行149]/ 好み他伝言板リンク

文市(あやち)=青野宣昭