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新車



新車検討

いいかげん、新しい小径車を買おうかな、と思い、色々検討します。
有力候補としては、Pocket Rocket、Pocket Crusoe、BROMPTON S2L、BD-1 Capreoといったところです。
条件は折り畳みして輪行が容易なこと、それなりに走ること、パンク対応等のメンテナンスが容易なこと、軽いこと。
そうなると、Pocket Crusoeが一番という感じです。Pocket Rocketにしても、イトーサイクルに行ってサイズオーダーしてくれば良いのです。
今回は、急に思い立って、淡路島一周に間に合うようにと買ったので、Bike Fridayではなく吊るしの完成車です。
ロードがあるので、軽く走れる機材が必要な場合はロードでいいのです。けれどもうちょっと気軽にポタリングしたり、飛行機輪行したり、バス輪行したりしようとすると、手軽に折りたためる自転車が欲しいです。
走りが軽い方が良いのはもちろんです。なのでAIRNIMAL ChameleonやBD-1RやKHS F20-RACも良さそうです。わざわざ二回LOROに見に行きました。Chameleonはぼくにはフレームサイズが大きい感じで、24インチなのでサイズが合わないときびしそうに思いました。BD-1RやF20-RACはなかなか良さそうです。
BROMPTON S2Lは最有力候補です。折り畳んだ状態に無理がなく、軽いです。走りもそこそこらしい。今までの重いコンダラ状態のリアフレームの歪んだ整備不良BD-1Cからすれば、多少走りが劣ってもなんとかなるんじゃないかと思っていました。
問題は、ギア比です。日帰りツーリング用自転車のギア比で大切なのは、一番軽いギアが十分に軽いことだと思っています。重いギアなんて、断言しますが不要です。スピードを上げるには沢山回せば良いのですから。けれど軽いギアがないと坂を登れません。六甲山を登れること、というのがぼくにとって一つの基準です。そりゃフロント二枚必要だ、と言われそうですけれど、一番軽いギアが十分に軽ければフロントシングルでも問題なく何度も六甲山に登っています。
BROMPTON S2Lは二段変速ですけれど、軽い方のギアが十分軽ければ良いのです。けれど残念ながら、ミズタニ自転車のBROPTONのギア比は、ぼくには異常に重過ぎると思われるものでした。計算してみて、フロントを44Tに変えてすら、まだ全く重すぎて話にならないことが分かりました。BROMPTON P6Rでも論外にギアが重過ぎますが、フロントを44Tに変えたときに一番軽いギアなら許容範囲です。BROMPTON P6Rはカタログスペックでも11.7kgです。気軽に輪行するには重いです。


輪行に便利な自転車とは

ぼくは頻繁に輪行します。折り畳みを買って、最初の1-2回しか折り畳まずに、ずっと街乗りで使っているような使い方ではなく、頻繁に折り畳んで実際に輪行しています。
輪行に便利な折り畳み自転車の条件を、ぼくが新車を買おうと思って整理してみると、
といったところです。前半は必須、後半もできればクリアしたい条件です。この篩にかけると、折り畳んだ状態でコロコロ転がるBROMPTONは輪行に向かないとして不可になりますけれど、輪行袋に包んでしまえば勝手に転がったりしないのでOKという感じです。
とりあえず自立し、片側にしか倒れないことは意外に大事です。ロードはこの条件をクリアできないのです。必ずてすりのある壁に縛るか、ずっと押さえているか、倒れない収納場所に置かなければならなくなります。
パンク修理が容易なことは、必須条件です。クイックリリース式のホイールが良いわけです。いくら高速走行ができても頻繁にパンクするようでは困ります。
輪行準備が5分以内できることですが、折り畳みは数秒でも、実際の輪行準備に10分近くかかる、というのはよくある話です。そういう意味では、ロードでも良いのです。輪行袋によっては、ロードでも5分でできます。超速ファイブやタイオガコクーンのことではなく、ロード220で十分可能です。逆に、リアキャリア付の自転車はこの条件をなかなかクリアできません。


晴れ

輪行写真
昨日は疲れていたのか、輪行記をアップ途中で眠ってしまっていました。朝起きて、布団を干して続きをアップします。シーツを洗って、干します。
晴れています。せっかくなので走ろう。新車で近所の武庫川サイクリングロードに行きます。たーぼうさんに言われて、どうも合わなかったサドル位置を調整してみました。これでどうかな。
武庫川サイクリングロードを走ります。やっぱりロードほど走りは軽くありません。折り畳みだからしかたないかな。コンポはCapreoです。これは良いです。転がりなど、軽い印象です。


仁川急坂

輪行写真
武庫川サイクリングロードは旧国道から北端まで15分かかりませんでした。サドル前後位置はだいぶ改善されました。高さがおかしいので調整します。
仁川へ進み、仁川から甲山への急坂にそのまま入ります。休まず急坂に挑戦です。Capreoの一番軽いギアは十分軽いのが分かります。これは素晴らしい。激坂でもほぼ今までどおりかな。


北山貯水池

輪行写真
神呪寺の駐車場に出ていたたこ焼屋台でタコヤキ1パックを買います。まだ11時前だけど腹が減りました。北山貯水池まで登ってタコヤキタイムにします。
昨日はあっという間に冷たい水がお湯になったので、今日は保冷ボトルに変えました。保冷というほどでもありませんけれど、一本飲み切る間はお湯にはならずに済む感じです。
タコヤキで元気が出てきました。この際だから六甲山に途中まででも登ってみようかな。


六甲山

輪行写真
出発。今日は自転車とよくすれ違います。ロードやMTB、コルナゴのクロスバイクなど。甲山まで何台もみかけたのですけれど、六甲山の登頂コースに入るとほとんど見なくなりました。
タコヤキパワーでとりあえず登っていきます。ロードで初めて六甲山に登ったとき思ったのですけれど、ロードでもやっぱり六甲山はつらいです。
一度も休まず登ります。斜度12%の標識を二回見て、さらに先へ。
「くじゅうくおればし」です。ここから芦有道路までが、東から六甲山登頂の最難関です。やっぱりきついや。足を付こうか迷います。なんとか芦有道路の合流点まで辿り付きます。けれどここからも登りで、今日はそれもなかなかつらいです。うわもう休みたい。はやく仰向けに寝転がって休憩したい。しんどいよ。って言うか、今日はちょっと途中まで登るだけのつもりかここまで来ちゃったよ。
疲れ果てて一軒茶屋です。


最高峰

輪行写真
いつもは一軒茶屋から喜んで激坂を登るのですけれど、今日はいけません。とりあえず登り始めたものの、すぐにあきらめて下車して押します。こりゃあかん。
慣れないせいか、ギア比のせいか、体調なのか、新車の走りが重いのか、よく分かりませんけれど、とにかく疲れてしまっています。最高峰で石の上にバタリと寝転がって休みます。まるで死体みたい。
うー、こんなんじゃ、Yoshiさんやたーぼうさんと淡路島一周したら途中でリタイアだな。走りなれた自転車で行くのが本当はいいんだろうけど。せっかくだし。
身体に合ったロードのクランクとクランク長が微妙に違うのも今日は気になりました。EDDY MERCKXのロードは、たーぼうさんにパーツセレクトしてもらい、つぅばいつぅのてんちょにぼくの身体に合わせて組んでもらいました。だからロードで走ると、無理なところがなく走れるのです。それを知ってしまったから、吊るしの完成車、しかも小径折り畳みは走りが重く感じます。
やっぱりタイヤが重いよな。ロードのドロップもてんちょが付けてくれた小さ目のやつで使いやすいのに比べると、折り畳みは自由度が少ないです。


タイヤ

輪行写真
タイヤは一本、使い慣れたシュワルベ マラソンに替えています。BD-1C 2000年モデルに付いていたタイヤは減りが早く、MAXXIS Birdyにしてからまともになったので、MAXXIS Birdyを10回くらい買って使っていましたが、マラソンにしてパンクのしにくさや耐久性の高さに驚嘆してからは、マラソン愛用者になっていました。
マラソンは耐久性が高くサイドも丈夫でパンクしにくく良いタイヤです。重くて硬いのはまあそういうものなので仕方のないところでしょう。


今日のルート

ハンディGPS「etrex VISTA 日本語版」のトラックデータ(trk60716.trk trk60716.zip 17,292bytes)をカシミール3Dで表示し、注記したものです。
まあ、イラストマップのようなものなので、正確な道や細部は、別途正確な地図をご参照ください。
距離は44.9km、移動時間3h07m、停止時間0h56m、移動平均速度は14.4km/h、全体平均速度11.0km/h、総上昇量1018mでした。
輪行写真



文市の小箱茶室ケーキ小箱LX紅茶読書[自転車]-[輪行156]/ 好み他伝言板リンク


文市(あやち)=青野宣昭