文市の小箱茶室
/ケーキ
/小箱
/LX
/紅茶
/読書
/[自転車]-[輪行159]\
好み他\
伝言板\
リンク\
Link:2006/07/30 06 ロード用輪行袋
Link:2006/07/30 08 鞍馬
Link:2006/07/30 09 花背峠
Link:2006/07/30 10 花背
Link:2006/07/30 10 峰定寺
Link:2006/07/30 12 佐々里峠
Link:2006/07/30 13 知井
Link:2006/07/30 15 周山街道
Link:2006/07/30 16 花園
何かの音で目覚めます。Treo700wのアラームです。んー。起きてみます。
昨日は疲れなのか寝過ごしました。泊まりがけの遠出は、雨もあってやめてしまいました。今日は少し走ることにします。
EDDY MERCKXのTEAM SCを持って部屋を出ます。駅まで走り出すと、顔に雨粒が当たります。天気予報と違って、雨。すぐに止むだろうと、武庫川を渡って尼崎市に入り、武庫川駅の東側改札まで走ります。電車が来るまであと5分もないな。フロントバッグからエンド金具を取り出し、自転車を降りると、フロントバッグと輪行袋(オーストリッチロード220輪行袋)を外し、ひっくり返して両ホイールを取り外しエンド金具を付け、 広げた袋に収納します。3分ってところかな。電車には余裕で間に合いました。
梅田に出て、淀屋橋に移動、京阪特急で輪行です。京阪の売店でパンと午後の紅茶 茶葉2倍ミルクティーを買って、特急で落ち着いて朝食にします。
出町柳で叡山電車に乗換、鞍馬まで輪行。幸い、雨はやんだみたいです。
Link:2006/07/30 佐々里峠
鞍馬駅で下車、自転車を組み立て、出発です。
身体が目覚めていないのか、睡眠不足なのか、なんだか上りがしんどいです。こんなだったかな、BD-1で来たときは、ロードなら楽に上れそうな印象だったのに。むしろBD-1の方が楽だったりして。うむう。
ローディーとすれ違います。朝から走ってきて、もう帰りなのでしょう。
Link:2006/07/30 佐々里峠
鞍馬から45分で花の背峠到着です。たしかBD-1のときは丸々一時間でした。してみると、やはりロードの方が楽に登っているのでしょう。
鞍馬を出て、最初は結構苦しかったです。前回ケイデンス重視で走ってみたので、ロードの前二枚はトルクがかかります。百井分かれまでの30分弱はきつかったです。百井分かれからは、九十九折れの峠道で、ついさっき走っていた道が眼下に見下ろせ、自分の力で高度を上げているのが如実に分かるので、気分が良くなります。
水場まで登り上げると、ギアを一つ二つ上に掛けて峠まで出られます。下車して休憩。
Link:2006/07/30 佐々里峠
峠を下りて行きます。下りです。どこまでもどこまでも下りです。途中、ローディー三人組とすれ違います。花背峠までにも、4人ほど自転車とすれ違いました。全員ロードです。
下りが長いです。これは、もう戻れないな。長い距離の上りを思うと、前に進むしかありません。
花背の集落の中心地に出ます。観光トイレを借りるついでに、JAの前で缶ジュースを買ってベンチで休憩します。長い下りで疲れました。今日はロードで花背峠の先へ行くとしか決めていません。佐々里峠という名の峠があるのを地図で見ました。後は周山街道を戻れば戻れるはずです。アップダウンは確認しませんでした。ただ佐々里峠という名はよく聞くので、それなりにきつい峠なのでしょう。
あまり深く考えず、先に進むことにします。
Link:2006/07/30 佐々里峠
途中、右折峰定寺の看板を見て曲がります。思ったより距離を走って、大悲山峰定寺に到着です。
大悲山は、平安末期の久寿元年(1154年)山岳修験者観空西念によって峰定寺(ぶじょうじ)が創建されて以来、山全体が山岳信仰の霊境となっているそうです。
社務所で拝観を申し出ます。カメラ等全て置いて30分だけ入山を許可されるもののようです。
410段あるという山道の石段です。本堂は、仁平四年(1154年)創建の建物を貞和6年(1350年)に再建したもので、山腹の崖面に懸造で建てられています。投入堂のような感じです。
鐘を衝いて、本堂に上がります。本堂舞台からの眺めは素晴らしいです。
本堂及び仁王門造立には、勅命により造営奉行藤原通憲入道信西、工事雑掌には平清盛が任命せられたことが棟札により明らかになっているそうです。
濡れた石段を戻ります。クリート付シューズが滑って危ないので、貸してもらった杖がないと厳しいです。
さあ走ろうと自転車に戻ると、サドル(サンマルコ スキンナノフレックス)がゆがんでいるのに気付きます。そういえばさっきまた一度、右を下にしてバッタリ倒しちゃったな。そのときに曲がってしまったんだろう。直そうと力を加えるとポッキリ。ナノフレックスが折れてしまいました。ショック!
Link:2006/07/30 佐々里峠
サドルのレールを布ガムテで仮止めします。ゆがみすぎるとペダリングにも支障がでそうなので、これから佐々里峠を登るには、応急処置でも何でもしておかないと。
しばらくやや平坦な山道を走った後、斜度10%の標識のあるゲートから峠の登りの始まりです。無理せず登っていきます。
どうやら佐々里峠に到着したようです。
きつい。サドルの片側が折れたのをかばいながら走るのは疲れます。シッティングオンリーなのでなおさらです。
途中、三度四度とローディーとすれ違いました。京都のローディーはここを走っているんだなあ。
Link:2006/07/30 佐々里峠
腹が減っています。ずっと下りなのでなんとかもっていますけれど、上りになると一気にハンガーノックアウトになりそうです。
途中、集落ごとに一軒喫茶店があるかないかで、覗いても開いているか謎な感じで通り過ぎて来てしまいました。13時近くになるころ、小学校を見つけます。知井小学校というらしいです。なかなかの姿です。
よし、次に喫茶店でもなんでも見たら入ろうと心に決めて進むと、すぐににぎやかな集落でした。鮎祭りの幟が多数はためいています。食堂発見、まるやというお店です。寿司やうどんや丼などやっているようです。入って鮎定食を頼みます。
鮎の塩焼きがとても美味しいです。骨の一かけも残さず食べてしまいます。
満足して食堂を出ます。出発。道の反対側の川では、鮎祭りの最中のようです。
かやぶきの観光客向けの建物があります。どうやら、ここは美山町のようです。自家製ケーキの喫茶店などもあって、思わず入りそうになりますけれど、食事は十分とったので先に進みます。今度来たときはきっと。
美山の町は本当に美しい光景です。輝くような緑です。北山杉というのかな、山の木が手入れされていて、田や川、空とともに、人間の手がきちんと入った緑の景色が素晴らしいです。
花背峠、佐々里峠と越えてくるのはきついけれど、この美山の景色と、自転車で走りやすい車通りの少ない道のためには、来る価値があります。爽快です。サドルが正常ならもっと爽快なのですけれど、サドルの右側に体重をかけないように走っているので、股が少し痛くなっています。
県道が国道に突き当たるまで、素晴らしい美山の道が続きます。
Link:2006/07/30 佐々里峠
国道に当たって左に折れます。ここから周山街道を南へ、京都市街を目指して走ります。
車通りが急に増えました。道は広くなったのですけれど、その分日陰がなく、日に当たって熱されたアスファルトから熱気が来ます。熱中症にならないよう、ボトルの水を首筋にかけて走ります。
周山街道はゆるやかな上りです。これがなかなかこたえます。平地のような気分で走ろうとして、思うように回せずギアを少しずつ落としていきます。もちろん、振り返ればいつのまにかそれなりの上り坂になっているのです。
トンネルです。しんどいので、歩道を通ります。自転車の通行も考えられたのか、広い歩道です。
下りに転じ、走っていきます。
平地で踏み込むようにスピードを上げて走ると、ガムテープで補修したサドルのレールがガクンと落ちます。ガムテープを突き破ってしまいました。
飲料の自動販売機を見つけて、自転車を降ります。水分補給とサドルの応急処置です。再びガムテープを巻きます。タイヤバーストなどのとき用に、布ガムテープを小さく巻いてサドルバッグに放り込んでおいたのが、今日はとても役立っています。
ガムテープでの補修には限度があるので、なるべくサドルに前乗りするようにして走り始めます。これはこれできついな。そろそろのんびりペースで流したいけれど、サドルにどっかりすわるわけにはいきません。
国道はまた上りになっています。前方にGIOSブルーのフロントトリプルのロードを発見。登りが急になってきたので、すぐ後ろについてペースメーカーになってもらいます。11km/hくらいで、ゆっくりペースなので息をつけます。無言で後ろについていたら、車通りがなくなったところで話し掛けられました。「暑いですねえ」
少し会話して走ります。「この登りはまだあるんですか?」「まだまだ」
道をゆずってくれたので、先に進むことにします。とはいえこちらも余裕がないです。ギアを二つ三つ上に掛けて一気に進みます。峠まではしばらく距離がありました。けっこうヘトヘトになって峠を迎えます。
下りに転じ、どんどん下りていきます。やがて、高雄の町に入ったようです。人も車も激増します。車が渋滞しています。うへ、路肩狭いのに。
車の多い中、どうにか走ります。こりゃたまらん。美山の辺りはとても走りやすかったのに、この辺りは六甲山から下る道と変わりない混雑具合です。
Link:2006/07/30 佐々里峠
高雄を下ります。ずっと自家用車が渋滞して走りにくいです。
市街地まで下りきって線路にぶつかります。何線かな。線路に沿って移動すると、駅があります。花園駅だ、JR山陰本線というか嵯峨野線です。輪行だ、と駅前に行き、時刻表を覗くと、5分後に京都行が来ます。4分で輪行袋に収納完了し、改札を通り1番線ホームに急ぎます。エスカレータは混んでいます。自転車を担いで空いた階段を一息に上がり、入線していた京都行に乗車します。発車発射30秒前、間に合った。
若い男の子が「ロードレーサーですか?」と話しかけてきます。少しおしゃべり、マウンテンに乗っているそうです。二条で下りるまで自転車話を咲かせました。
Link:2006/07/30 佐々里峠
今日のルート
ハンディGPS「etrex VISTA 日本語版」のトラックデータ(trk60730.trk trk60730.zip 21,604bytes)をカシミール3Dで表示し、注記したものです。
まあ、イラストマップのようなものなので、正確な道や細部は、別途正確な地図をご参照ください。
距離は108km、移動時間5h03m、停止時間2h15m、最高速度49.4km/h、移動平均速度は21.4km/h、全体平均速度14.8km/h、総上昇量999mでした。
文市の小箱茶室
\ケーキ
\小箱
\LX
\紅茶
\読書
\[自転車]-[輪行159]/
好み他/
伝言板/
リンク/
文市(あやち)=青野宣昭