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岡本

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梅は岡本

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「梅は岡本、桜は吉野、みかん紀の国、栗丹波」
そう謡われていたそうです。岡本は江戸、明治と阪神間の観梅名所だったそうです。
昭和、そして戦後に梅林は消え、今や南部や綾部山が関西の梅林の代表です。
岡本梅林を記念し、昭和57年に復活整備された岡本公園に来てみました。入口は猪が通れないように柵が閉じています。錠はかかっていないので、人は自由に出入りできます。
公園の斜面を一巡りします。高所から見下ろすと、様々な梅の花の向こうに町並み、神戸の港が望めます。



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先週末は乗らなかったので、自転車は十数日ぶりでしょうか。岩代の海岸で砂をあびた上、帰りにはすっかり雨に降られてびしょびしょになったBD-1をベランダで洗い、チェーンをきれいにして注油していました。
昨日は生憎の雨。今日はひさしぶりにBD-1を走らせます。西宮市から芦屋市を横断して神戸市東灘区へ。
梅の花を見ながら下って行くと、雨が降って来ました。公園の中の木の下で雨宿りします。SL-C700を取り出してぱちぱち。シャープ純正のかな漢字変換は固有名詞などでは使い物にならないので、IMkit-Anthyを立ち上げて言葉を綴ります。エディタはOpie-Texteditっぽさを完全に払拭したZEitor v.1.0.1で快調です。


保久良神社

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小降りになるのを待って、尾根一つ隣の保久良山に移動します。
保久良神社への、舗装道路にしては異常な急坂を汗をかきながら登ります。無理せず呼吸を整えながら登ります。けっこう登るなあ、岡本公園よりよほど山に入っています。斜度はきつくても、暗峠ほどの距離はありません。すぐ近くと分かっているので、気は楽です。



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保久良神社まで登り切り、そのまま神社の裏山の梅林の前に乗り入れます。
梅はまだ全然咲いていませんでした。赤い寒椿が枯れ枝の梅林に囲まれて花を咲き誇らせています。保久良梅林は、もう少し暖かくなってハイキングがてら寄るのが良さそうです。



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保久良神社前から見下ろすと、大阪湾が一望できます。六甲アイランドのガントリークレーン群、湾を丸く巡る湾岸高速、大阪から堺の工場の煙突。
空には雲が厚くかかっています。それでも、はるか南の紀伊の方では雲も薄く、空が明るく輝いています。海も空の明るさに従って足元の暗色からはるか南の白へと色を変えています。
阪神の街は、海に近いな、と思います。神戸から堺までを一望すると、この一帯は一つの街なのだと感じます。それぞれの住民にはいっしょにするなと怒られそうですけれど。
すっかり保久良神社に落ち着いてしまいました。坂を下りて、パティスリーミュウミュウへ向かうことにします。恐ろしい急坂を真っ逆さまに落っこちて、町中まで出てから西へ曲がります。甲南までゆるく上ってから灘区へ下ります。山手幹線に出て、ひたすら西です。すぐ近くかと思っていましたけれど、思ったより距離がありました。灘区の住人じゃないので、この辺の距離感がまだ正確ではありません。途中で雨が降ってきました。うう、天気予報では10%くらいだったはずなのに、今日は降られまくっています。身体が濡れます。


パティスリー ミュウ ミュウ

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ようやくPatisserie Mieux Mieuxの前に乗り付けます。アッサムを頼み、ショーケースを覗きます。ガラモン、モンブランなどを頼みます。雨は小降りになったようです。
ミュウミュウはやっぱり美味しいです。ここでは一度も裏切られた気持になることがなく、いつも幸せになります。
ミュウ ミュウで雨がすっかりあがるまで腰を落ち着けることにします。


谷山浩子ソロ・ライヴ

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金曜日は谷山浩子のソロライヴに行って来ました。灘区の酒心館という、阪神石屋川駅から南に43号線を渡ったところにある施設で行われました。浩子さんのコンサートは久しぶりでした。AQさんのシンセがないピアノ弾き語りというのはとても良かったです。昨日は雨の中、一日浩子さんのアルバムをとっかえひっかえ聴いていました。コンサートに行くと、90年代の浩子さんの曲もなかなか良いものだと再認識します。
ソロライヴなので、リクエストを4曲も受け付けてくれました。バンドメンバーとの打ち合せが必要ない分、曲構成に融通がきくみたいです。でも、浩子さんの持ち歌が何曲あるかはわかりませんけれど、二百曲は軽く越えているはずです。ホント、よくその場で歌えるなあ。「積木の家」「草の仮面」「MOON SONG」「窓の外を誰かが歩いている」と、なかなか面白い曲がリクエストされていました。コンサートに行くと、CDではピンとこなかった歌が好きになります。今回は「窓の外…」が収穫でした。そういえば、今回のアンコール曲「小さな魚」も、数年前のコンサートで聴いてから好きになった歌でした。
オープニングはカイの迷宮の公演で聴き慣れた「椅子」、挨拶の後は酒心館シリーズと称して「瞬間」「心だけそばにいる」「カントリーガール」、さらに酒心館と神戸にちなんで「楽園のりんご売り」「船」「あかり」。ところであかりってカイの迷宮に収録だと思っていたら、僕は鳥じゃないに収録していたのを後で知ってびっくり。神戸シリーズの後はリクエスト。お題は名前が谷山浩子に近い人。「積木の家」の田中さんと、「草の仮面」で顔が重くて歩けないのが好きな岩谷さん。リクエストの次のお題は今日誕生日が近い人。誕生日一日違いの人が「窓の外を誰かが歩いている」今日誕生日の人は「MOON SONG」。みんなのうたから「まっくら森のうた」「そっくりハウス」。終盤は少年シリーズ「ボクハ・キミガ・スキ」「星より遠い」「電波塔の少年」。ラストは「海の時間」、アンコールが「小さな魚」でした。うーん、こうして書いてみると18曲も歌ったんですね。コンサートの後の満足感が高かったのはそのせいもあるのでしょう。
ミュウミュウの窓から六甲山を見上げると、摩耶山頂付近には雨雲がかかっています。今日はこれ以上西に進むのはやめておこうかな。雨に濡れたら又風邪ひきそうだ。
汗が冷えて寒いです。灘温泉にでも入ろうかしらん。でも走ったらどうせ汗はかくだろうし。西宮に戻ってから銭湯に入る方が合理的な気もします。というか、まだ昼間なので銭湯は開いていないような気がします。15時過ぎないと入れないんじゃないかな。


双葉温泉

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雨があがったようなので、ミュウミュウを出て東へ向かうことにします。適当にポタポタ流しながら帰ることにします。
山手幹線を芦屋で途切れるどんつきまで走り、小路を抜けて西宮まで行きます。171号線に突き当たる手前で「双葉温泉」の煙突を見つけ、一風呂浴びることにします。銭湯340円で、大きな露天風呂に入れるお徳な天然温泉とあって、なかなか人気で混雑しています。たっぷり時間をかけて露天風呂に浸かり、頭も洗ってすっきりしてあがります。下着を替えて、ようやく冷たい汗から逃れられました。
武庫川に戻り、蕎麦屋で十割蕎麦を一枚頼み、早目の夕食にします・・・。


今日のルート

ハンディGPS「etrex VISTA 日本語版」のトラックデータ(trk30223.trk trk30223.zip 10,011bytes)をカシミール3Dで表示し、注記したものです。
まあ、イラストマップのようなものなので、正確な道や細部は、別途正確な地図をご参照ください。
距離は38.0km、移動平均速度は15.0km/h、移動時間2h32m、停止時間2h16m、最高速度39.1km/h、全体平均速度7.9km/h、総上昇量192mでした。
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文市(あやち)=青野宣昭