文市の小箱茶室
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●奈良の秋桜
法起寺
ちょっと風邪気味です。寝てるのもしんどいので、軽くお散歩です。
トレンクルを担いで梅田へ、JR輪行で大阪駅から大和路快速です。爆睡。
法隆寺駅で降ります。法隆寺には入らずに、法輪寺方面へトレンクルを走らせます。
法輪寺の周りにもコスモスが見えます。
法輪寺にお参りもせずに、目的地法起寺へ進みます。
法起寺の手前で折れて、そのまま舗装していない田んぼの中の小道に入ります。
コスモス。法起寺の周りには、コスモスが広がっています。
西側からぐるりと回ります。ぼくの好きな法起寺三重塔の裏手に当たるあぜ道は、人気の少ないいつもと異なり、キャンバスに向かって絵を描く人が何人も立っています。
斑鳩の里の秋桜は、いつもの落ち着いた田園風景を華やかに変えています。
コスモスの向こうに見える三重塔も、そして刈り入れの真っ最中の黄色い稲穂の向こうに見える三重塔も、やはり法起寺の三重塔で、静かに立っています。
法起寺を中心に一回りしてから、出発です。以前自転車で来たときは西大寺まで走りましたけれど、今日は体調が万全でないので輪行します。
般若寺
JRの最寄り駅大和小泉まで進み、トレンクルを折り畳んで輪行です。
関西本線で奈良駅まではすぐでした。奈良駅を出て、駅前で再度トレンクルを組み立てます。
JR奈良駅から、近鉄奈良駅方面の雑踏を避けて真北に進みます。さして広くない道を進んでいきます。
妙に上り坂だったりしますけれど、せっかく自転車に乗ったのに体調不良で控えめにしている鬱憤を晴らすように上ります。
学校の横を通り、坂を上って体育館設備の横を抜けて進みます。奈良少年刑務所の前まで上りきります。少年刑務所の正門から少し進むと般若寺でした。
正面の黒ずんだ楼門は鎌倉時代のもので国宝です。整った形の楼門をくぐり、小さな少女の受付に400円を払います。
正面はコスモスが乱れ咲き、コスモスの向こうに十三重石塔がまっすぐに立っています。ふわ。
色とりどりのコスモスは美しいです。どうしようもなく目を奪われながら、ふらふらと歩きます。
人一人通れる幅の両側にはコスモスが所狭しと咲いています。
今日は多い参詣者も、みなそれぞれにコスモスの花、花、花に埋れています。
さして広くない般若寺の境内ですけれど、コスモスの迷路に皆迷っています。
本堂の文殊菩薩騎獅像にお参りして、本堂から見下ろすと、ごく狭い境内の十三重石塔の周りにコスモスが植えられているのが分かります。
*istDでコスモスの花に向けシャッターを何度も切ってから、般若寺を出ます。
般若寺の向かいには、植村牧場という看板が出ています。牛がいるようですけれど、お目当てはソフトクリームです。
250円のソフトクリームはなめらかでおいしいです。ベンチに座って脚を伸ばし、向かいの般若寺の楼門を眺めながらソフトクリームをいただきます。
今日のルート
ハンディGPS「etrex VISTA 日本語版」のトラックデータ(trk31005.trk trk31005.zip 5,571bytes)をカシミール3Dで表示し、注記したものです。
まあ、イラストマップのようなものなので、正確な道や細部は、別途正確な地図をご参照ください。
距離は14.5km、移動平均速度は11.5km/h、移動時間1h15m、停止時間1h05m、最高速度35.5km/h、全体平均速度6.2km/h、総上昇量167mでした。
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文市(あやち)=青野宣昭