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三朝温泉

輪行写真


春の中津川和菓子オフ

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4時起き。Vine2.6を入れたFiva206VLでMozilla1.2を立ち上げたまま爆睡していたようです。
風邪と菜種梅雨でしばらく自転車に乗っていません。先週は恒例の中津川和菓子オフで、朴葉餅などを楽しみました。



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自転車に乗らずに部屋にいると、物慾が亢進してセントリノートが欲しくて仕方がなくなってきます。種々検討すると、dynabook SS S7が良さそうです。まともに打てるキーボード、薄型軽量、FF XIベンチマークで3000弱を出すグラフィック、鮮やかな液晶、標準添付のバッテリーで8時間を越える駆動時間。
ThinkPadX31やThinkPadT40を買うといういつものパターンもあるのですけれど、重いし、なにより機能面で優れていないのに高価なのがうれしくないのです。せっかくPentium Mに乗り換えるのに、電池の保ちも薄型軽量も他機種にはるかに負けているThinkPadだと、昔560や600を買ったときのような「これしかない!」という気持ちには到底なれないのです。据え置きノートを買うならDELLやエプソンダイレクトで16万円くらいのを買った方がずっと良いじゃあないですか。
松下のLet's note R1/T1/Newシリーズも気になりますけれど、こちらのキーボードは許せる範囲を大分下回っています。トラックボールのLet's note PRO A3のキーボードなら打てるのですけれど、新機種がP IIIでUSB1.1という時代後れのスペックでとても買う気になれません。せっかく買うのなら、イスラエルの設計チームの新作Pentium Mを楽しみたいものです。


福知山

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早朝に起き、今日はどこに行くか色々検討。自転車に乗れるので、ノートPCの購入計画はすっかり頭の隅に追いやられています。やっぱ自転車楽しいなあ。
結局、福知山から登尾峠越え出石の定番で体調を見ることにします。ゴールデンウイークと言っても今年は単に土日月の三連休です。
6時を回ってから準備して出発です。尼崎乗り換えで福知山行きの椅子に座ると、一気に睡魔に襲われます。
目が醒めると草野の田園風景。丹南町油井のレンゲの花を車窓から楽しみます。
福知山駅前で組み立てて出発!どんどん漕いで、いつも辛いジャスコの前も通り過ぎ、国道を走って登尾峠への道に入ります。里の駅みたけまで休まずに走りました。里の駅みたけでトイレ休憩、10分ほどで出発です。
上りだというのに、周りの景色を楽しみながら走ると「最高!」と知らずに口にしています。とうとう登りでもこの台詞が出るようになってしまいました。初めてこの道を走ったときは、何度も途中で休んで、上りは大っ嫌いと心に刻み込んだものでしたのに。
登尾トンネルを抜けるまで休まず上りきります。トンネルを抜け、ウインドブレーカーを羽織っていると、前方から自転車が。夕日海岸の方から走って来たそうです。向こうから来ると長い長いいつまでも続く上り坂なので、大変そうです。一緒に走っていたもう一人は膝の筋を痛めて後から来るとのこと、今日中に大阪まで帰らなければならないというのはつらそうです。
こちらはへたれエンジン、気軽な折り畳みなので、疲れたら輪行してしまいます。今日もはっきり行き先を決めていません。風邪が残っているようなら帰宅するつもりでしたけれど、体調は万全です。せっかくだから日本海側で宿をとるかな、鳥取にでも行こうかと思うなどと話してしまいます。
クロスバイク?のお兄さんに別れを告げて、先へ進みます。すぐにもう一人の自転車乗りとすれ違い、挨拶の声をかけます。こちらは下りなのでそのままかっとばしていきます。


出石

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春の緑、藤などの花々、山肌の鮮やかさと気持ちよい風の中、最高の気分で走っていきます。山と川と、自転車。
楽しく走って出石の町に入ります。いつもの南枝本店ではなく、南枝小人店に入ります。若いお兄さんにとりあえず一人前頼みます。皿が運ばれて来て、二枚程たぐってすぐにバイトの少女に追加10皿お願いします。腹へってる。
というか、朝食を食べていませんでした。


円山川

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南枝を出て、辰鼓楼の前をぽたぽたおさんぽで抜けます。そのまま出石川沿いに北上します。川に沿って、山肌を眺めながら、緑の中の風を楽しみます。
円山川の土手にたどり着き、草むらに座り込んでC700を取り出してぱちぱち。お昼寝・・・。

このコースの楽しみは色々あるけれど出石そばと円山川の昼寝はハイライトだなあ。
モンシロチョウやモンキチョウがひらひらと飛んでいます。
起きて景色を楽しみながら土手を流して進みます。だいぶ脚が疲れてきました。向かい風が強いです。
玄武洞にかけて、山の緑、河原の緑を楽しみながら走ります。これだよ、これ。自転車の楽しみ。
玄武洞の前で水分を補給し、城崎を目指します。たっぷりとした円山川の水量が間近に流れています。城崎で借りたか、レンタサイクルの女の子連れが走っています。レンタサイクルもいいな。ギアチェンジできないのは大変そうです。楽だもんなあ。
円山川を渡って、城崎市街へ入ります。とりあえず駅前に出ます。
さて、どうしよう。時刻表を繰ると、20分程で浜坂行が出発のようです。スムースに倉吉までつながります。これだ。今晩倉吉に泊まり、明日は三朝温泉を抜けて投入堂を見に行こう。一度見たかったんだ。


輪行

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宿を探し、ビジネスホテルに電話をかけます。二軒目で空室が見つかり、予約します。
自転車を折り畳み、乗車券を買います。飲物を確保してワンマンカーに乗り込みます。
座ると一瞬で爆睡。目覚めると香住です。お、ここからの景色は見逃せない。車窓から外を眺めます。
鎧駅の湾をまたがるようにこいのぼりが渡されています。数十匹のこいのぼりが泳ぐのは壮観です。
餘部鉄橋からの眺めも堪能します。C700をぱちぱち。
終点浜坂で向かいのホームに待機していた鳥取行ワンマンカーに乗車します。比較的空いている感じです。山陰本線のこのあたりもダイヤが粗です。なかなか乗る機会のない路線です。
鳥取に着くといきなり都会です。いかに今まで建物がなかったかと気づきます。鳥取ライナーで倉吉を目指します。
倉吉駅前はホテルくらいしか見えません。とりあえずチェックインしてから徒歩で散歩してみます。どうやら街の中心部は駅から大分離れた所にあるようです。なるほど。そしてさらに山の方に進むと三朝温泉があるようです。
適当にラーメン屋で夕食にして部屋に戻ります。
テレビを点けると「Papa told me」をやっていました。びっくり。普段テレビは一切見ないのです。知世ちゃんはともかく、知世ちゃんのおとうさんってもっとかっこいいイメージなのに、などと思いつつ見ていました。



三朝温泉

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朝5時に目が覚めると掛け布団を放り出して寝ていました。寒い。ごそごそ起き出して、冷たいパンと白バラコーヒー牛乳で朝食にします。
適当にのんびりしてからチェックアウト、出発します。外に出ると曇っていて、路面は濡れています。
まずは三朝温泉目指して南下します。いい具合に身体が温まり、少し汗ばんできたところで三朝温泉です。
橋を渡っていると、河原に露天の温泉が見えます。お。
早速BD-1Cを停め、河原に下ります。わー、温泉だ。
服を脱いで温泉に浸かります。気持良いー。混浴なのでおばちゃんも入って来ます。
すっかり身体が柔らかくなってからあがります。身体を拭いて服を着ます。朝市をやっているのを発見。栃餅を買って一個食べます。


三徳山三佛寺

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さあ、投入堂に向けて出発です。
三朝温泉から投入堂には登り坂が続きます。休憩を入れる程ではないけれど、なかなか良い運動になります。
そうして三徳山三佛寺の参道下に到着です。BD-1を停め、階段をとんとん登ります。寺男が見当たりません。時間が早かったかな。時計を見るともう8時になります。
投入堂の入山口まで来ると、住職らしきおっさんに会います。「おはようございます」と挨拶すると、山に上がられますか?と聞かれ、ハイと答えます。
入山届けを出して、600円を払い、輪袈裟をかけて投入堂目指して歩きだします。



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山道です。というか、崖を木の根をたよりに這い登って行きます。普段自転車で使う筋肉とはまた違う所を使うせいか、息が切れ、しんどいです。あせびっしょりになりながら20分ちょっと登ってようやく投入堂です。


投入堂

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「とうにゅうどう」かと思っていましたけれど「なげいれどう」と読むようです。三徳山三佛寺も「みとくさんさんぶつじ」のようです。こりゃ分かり辛い。
投入堂は思ったより小さいお堂でした。これくらいなら建てるのは可能っぽいなあ。
「国宝 投入堂」の上に「重要文化財」と朱記されています。ありゃ、いわゆる旧国宝ってやつかな。



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帰り道もなかなか恐い中を、走り下ります。結局入山届けを出してから下山届けを出すまでの往復で44分もかかりました。もしかして、普通の観光客が来たら、「だまされた」と思うのでは。
下まで下りて栃餅の残りを食べます。いや疲れた。
水を飲んで出発です。


佐谷峠

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ここからがまた登り。汗を全身にかき、息を整えながら登ります。峠まですぐかなと思ったけれど、なかなか。時々立ち止まって呼吸を整えてまた登ります。
俵原牧場を過ぎると山です。と、すぐに峠を迎えます。佐谷峠というようです。峠の石碑に自転車を停め、ヘルメットもグローブも脱いで休憩にします。ふう。
地図をながめて予定をたてます。む、温泉がある。浜村温泉か鹿野温泉か。このあたりで温泉に入って山陰本線輪行だな。鳥取から智頭急行経由で帰れば十分帰宅できるはず。
佐谷峠では鶯がしきりと鳴いています。朝曇っていた空もすっかり青空です。
今日は投入堂までの徒歩がとにかくきつかったなあ。さあ、ここからは下りです。その前に、峠の景色を楽しみながらC700ぱちぱち、そしてお昼寝です。
一休みした後、身支度を整えます。ウインドブレーカを羽織り、フロントバッグを背負ってリュックにします。サングラスを装着して、下りの準備完了です。
佐谷峠からは、今まで積み重ねてきた上りの貯金を一気に下ろす下り坂です。きびしい向かい風のため、スピードが上がらないのが救いです。サングラスをかけていないと目も開けられません。


鹿野温泉

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あっというまに下り切ります。握力がヘロヘロになってきています。鹿野温泉に向かい、一風呂浴びることにします。
温泉館ホットピア鹿野は420円で、小さな露天もあったりする町営の清潔感のある施設でした。温泉で身体を伸ばします。ヒリヒリ!うわ、腕が日焼けでめっちゃ痛い。
湯上がりに白バラコーヒーを飲んで休憩し、浜村目指して出発です。
田園にレンゲが咲き揃っています。昨日福知山から走ったあたりは田植えが始まっていたのに、こちらは田植えはこれからのようです。
なかなか素敵な景色です。いいかんじ。


浜村温泉

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浜村温泉に到着し、駅の周辺を探索します。温泉街の外れに、「温泉道場」なるあやしげな看板があります。きっとここだろう。中に入ると、一般日帰り入浴可能な施設でした。ここも420円。
今日3ラウンド目の温泉入浴です。
入口から温泉までがとてつもなく長い建物です。延々登ります。
温泉に入ってみると、見晴らしの良い所でした。露天風呂からは、これまで自転車で走って来た道が見下ろせます。視線をぐるっと左にやると、日本海が見えています。周囲は山で、小鳥のさえずりが心地よいです。なかなか良い温泉です。
湯上がりに白バラ牛乳を飲みます。


スーパーはくと

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浜村から鳥取に出て、駅そばをすすります。かき揚げそばを頼むと、ちくわも二切れ入っています。このちくわがとても美味しいです。
鳥取からは、時刻表を色々検討した結果、スーパーはくと8号にします。接続が良ければ智頭急行を経由すれば普通でもかなり早いのですけれど、自転車の積み卸しの面倒を思うと特急一本は楽で良いです。
山陰本線はトイレの前にしか置き場所がありませんでしたけれど、スーパーはくとなら車両の一番後ろの座席の裏の定位置に放りこんでしまえば安心です。
スーパーはくとにはテレビがついています。これでテレビ番組をやっていると興醒めですけれど、運転席から見える鉄路が延々映し出されているのは良い趣向だと思いました。シングルトラックの鉄路を走る列車を実感できる嬉しい配慮です。
スーパーはくとの自由席に座席を確保すると、全身をけだるく心地良い疲れが包みます。子供のころ、夏休みのプール帰りのような。
綺麗なおねえさんが検札に来ました。制服も旅行会社かと思ってしまいました。名札を見て、智頭急行のおねえさんだと気付きます。JR西日本もこの頃は女性の車掌さんがいますけれど、やはり会社が違うと新鮮に感じます。
C700を取り出してパチパチ。智頭を出ると、一気にスピードが上がります。むちゃむちゃ速い。まるでジェットコースターみたい。不思議な振動が身体に伝わります。次々トンネルを抜けていく様子がテレビに映し出されます。
テレビの鉄路二筋をずっと眺めるのも面白いですけれど、だんだん眠気が。
今日はもうお昼寝の時間です。おやすみなさい・・・。


今日のルート

ハンディGPS「etrex VISTA 日本語版」のトラックデータ(trk30504.trk trk30504.zip 23,567bytes)をカシミール3Dで表示し、注記したものです。
まあ、イラストマップのようなものなので、正確な道や細部は、別途正確な地図をご参照ください。
距離は106km、移動平均速度は16.9km/h、移動時間6h15m、停止時間4h29m、最高速度48.8km/h、全体平均速度9.8km/h、総上昇量1041mでした。
輪行写真

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文市の小箱茶室ケーキ小箱LX紅茶読書[自転車]-[輪行59]/ 好み他伝言板リンク

文市(あやち)=青野宣昭