文市の小箱茶室
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●三方五湖−敦賀
時刻表
週末も仕事で自転車に乗れていません。お盆も休んでいないし。今日は一日夏休みをとって、青春18きっぷで輪行です。
朝5時起きで甲子園口へ出ます。ペダルが重い。
甲子園口の駅前で点検すると、後輪のスポークが2本ほど外れ、リムが歪んでブレーキシューに当たっているようです。
ううむ、ちょっと直らない。自転車屋に見てもらうことにして、今日はこのまま行くことにします。
青春18きっぷに日付印を入れてもらいます。この夏2セット目の18きっぷはまだ一日余っています。
1本前に間に合う時間に出たけれど、ホームに上がった時はちょうどの電車の時間になっていました。
今日は三方五湖を目指します。BD-1Cをかついでホームを歩きます。ふと、隣のホームに停車している電車を見ると、高槻行の表示があります。
へ?
ホームの表示板を見ると、なんと2番線から上り電車が出るようになっています。5:58発高槻行。
階段に戻ろうと踵を返します。けれど、発車のベルとともに電車は出発してしまいました。
それより問題は、次の電車が6:01でなく6:06と表示されていることです。
7月号の時刻表だと、6:01発で尼崎に行けば、福知山行に乗れ、さらに電化された小浜線で一本で三方まで行けるはずだったのです。これが最速で、11時前に三方に出る唯一の方法でした。
・・・ダイヤ変わっているのか。一応、小浜線の保線停止日だけはウェブで確認して運行している日なのは確かめたのですけれど、こんなところでつまずくとは予想外でした。
あわてて7月号の時刻表を繰ります。6:06発で尼崎に行くと、丁度出た後に着く勘定です。ううむ。
6:06甲子園口発普通電車で尼崎で降り、一応階段を駆け上がります。残念ながら、福知山行はすでに姿もなく、1-2番線ホームに人影はありませんでした。
こうなったら、米原から敦賀に出て逆コースの小浜線を三方まで輪行するのが次善の策です。というか、福知山から回ると次の接続だと三方着は午後になってしまうのです。
もともと敦賀回りを最初に検討して、念のため福知山回りを確かめたら意外にも早く行ける接続を見つけたのですから、元の計画に戻っただけとも言えます。
まずは大阪まで次の普通で移動し、kioskを探します。開いていない。やっと見つけたコンビニには時刻表を置いていませんでした。
快速米原行きに乗って座ります。しばしうとうと。
野洲を過ぎてから目が覚めます。高校生が乗って来ます。通学時間か。
乗り間違え
米原で降りると、向かいのホームに各駅が停まっています。構内放送で、敦賀行と言ったように聞こえたので乗り込みます。
すぐに発車してしまいます。あれ、7月号時刻表と大分違うな、と思っていると、車内放送で大垣云々と言っています。
げ、これは東海道線じゃん!
あわてて時刻表を繰り、次の駅で降りて戻ると北陸本線に間に合うか確認します。なんとか、北陸本線の接続に間に合うようです。7月号の時刻表では。
醒ケ井でホームに降ります。東海普通は行ってしまいました。ホームは静かになります。
緑の山をバックにした駅のホームは何か落ち着きます。あ、こんなのも良いかも。青春18きっぷらしいし。
なんとはなしに穏やかな気持ちになって、米原に戻ります。米原行きはとても混んでいました。18きっぷも最後の週なので、きっとそのせいでしょう。
米原で駅そばをすすります。そうこうしているうちにギリギリの時刻に。北陸本線の停まるホームに行くと、座席は既に埋まり、立っている人も少なくありません。
自転車を置けそうな所に乗車します。北陸本線は例によって寝台改造車で、混んでいると自転車置き場の決め手に欠けます。
小一時間で敦賀、乗り換えです。小浜線東舞鶴行は10:45発、待ち時間50分では駅前を走るのもちょっとためらわれます。
小浜線
1番ホームに行くと、既に小浜線の電車が停車していました。乗車して自転車を置きます。スペースに余裕のある車内です。
トイレに行き、改札を出て待合室を覗きます。売店を冷やかし、そして目当ての駅弁売り場を発見しました。
ふふふ、えーと。
いかめしと、さらに笹鮨をバラで三種類買います。旨そう。
時間があるのでソフトアイスをなめ、お茶と水を調達してから電車に戻ります。電化されたばかりの小浜線、一両編成の電車は新しいです。
ピカピカの内装の電車でも、一両編成ののローカル線の雰囲気は良いものです。空気が違うせいでしょうか。
発車します。ガラガラだった車内は混んで来ています。車窓から眺める色は緑ばかりです。
美浜が近づくと、住宅街が広がります。
三方
敦賀から三方まで30分弱でした。駅を出てBD-1Cを組み立てます。
さあ、出発です。カーブした高架に登って線路を越え三方五湖方面を目指します。
高架からそのまま道なりに細い国道を進み、川を渡った突き当たりをを右折します。縄文博物館では「縄文人 岡本太郎展」と書いてあります。
面白すぎるけど、先に進みます。「うなぎ 淡水」という、とても美味しそうな匂いの店の前を通ります。ここは良さそう。今日は入らないけれど、次の機会には必ず。
湖に沿ってレインボーライン方面に進みます。ここが淡水の三方湖です。
三方湖
走っていると梅の香りが。この辺りは梅の実が特産のようです。
「梅の里会館」があります。若狭の梅干しを売っているようです。スルーして走ります。
右の湖沿いをたどります。三方湖と水月湖を隔てる岬が島のようにすぐ近くに見えています。湖面は緑色です。
「みつきこ」なのか「すいげつこ」なのか知りません。
不思議な地形。
ここまでで脚は疲れています。後輪に抵抗があるため、平地を走っているのに六甲山を登っているような重さです。
こりゃ今日のうちに自転車屋に行かなきゃ。
有料道路レインボーラインとの別れ道で、右側の湖岸道路を進みます。
水月湖
さらに右折して、ホテルの先を近畿自然歩道に入ります。自然歩道はアスファルト舗装してあり、湖すれすれに続いています。
道が細く見通しが悪いためスピードは出せませんけれど、今日はどちらにしてもマシントラブルでスピードは出ません。
湖岸には梅の木がずっと植わり、木陰もあります。
丁度正午を過ぎたので、展望台のような場所に陣取って昼飯にします。
駅弁
敦賀駅弁のいかめしと笹寿司です。いかめしはおいしいです。笹寿司は鯖/鯛/鮭の三種を一つずつ買ったのですけれど、鯖がお酢と合っていて旨かったです。
のんびり湖を眺めながら昼食の後、後輪を見てみます。ブレーキを少しゆるめてみようか。
思いっきりあまあまなブレーキにしても、リムが当たります。だめか。
近畿自然歩道
あきらめて三方五湖を走り始めます。それでも少しは抵抗が軽くなったようです。
快適に湖岸を走ります。わずかの上りの後の下りで、湖面すれすれに道は走ります。
気持ち良い!最高!水月湖の北岸は人一人いない静かな道です。
そうして水月湖が終わり、浦見川という小川を渡ります。右折すれば菅湖経由で三方方面に戻れます。
ここで左折し、山道を登ります。下った先の川を左に渡り返します。
このまま北上すると日向湖方面ですが、レインボーラインに突き当たってしまうので、川沿いに右折してヨット溜まりの横を過ぎてから湖岸に入ります。
久々子湖です。
久々子湖
三方駅のレンタサイクルの案内図では久々子湖の回りの道が出ていませんでした。
近畿自然歩道は久々子湖をぐるりと回っているはずです。自転車に乗って走れるかは謎です。
久々子湖岸の近畿自然歩道に出られました。舗装されているので、自転車でもいけそうです。
歩行者は見当たりませんけれど、所々で自動車を乗り入れて釣りをしている人が見られます。
久々子湖は水が流れています。海が近いな。きっと海水なのでしょう。
水月湖の梅林の木陰道とはうってかわって、久々子湖はひらけています。三方五湖遊覧船があるようです。
そうして、早瀬橋を渡ると、三方五湖とはお別れです。
車の少ないまっすぐな道を2kmほど走ると美浜駅の近くの線路に当たります。
線路を越え左折して国道に入ります。路肩が狭く、車通りが多く、ちょっとマシントラブルをかかえたままこの道を敦賀まで走るのはつらいです。
輪行移動
美浜駅に入り、早々に輪行です。自転車を折り畳み、水分補給してホームに入ります。
敦賀まで小浜線を輪行します。小浜線の景色は穏やかです。
敦賀駅
敦賀駅で降ります。敦賀から長浜に出る各駅は、乗り換えで1時間以上余裕があり
ます。
改札を抜けてBD-1Cを組み立てます。まずは気比ノ松原を目指すつもりです。
駅前通りの歩道に、ムーミンみたいな顔の銅像があります。よく見ると、佐渡酒造先生です。
松本零士
いや、佐渡先生だけではなく、サーシャとスターシャ、雪の像も点々と立っています。
境港の水木しげるロードのような、松本零士通りのようです。
順番に記念写真を撮って回ります。敦賀祭りかなにかあるようで、屋台が並び、人出があります。
交差点を渡ると像がなくなりました。む、順路を外してしまったか。
自転車を走らせ、気比ノ松原を目指します。
気比ノ松原
松原公園に着き、案内板を読むと、この松原は一晩にして出現したと言われているようです。そりゃすごい。
松原は幅が有ります。浜まで出て、自転車をかついで砂浜を海際まで歩きます。白砂の海岸はきれいです。
敦賀港の赤い鉄骨が見えています。
気比ノ松原の松林は意外に深いです。ちょっと予想外。
松林の真ん中を車道が通っています。ここを自転車で飛ばすととても爽快です。
そのまま松原を抜けて気比神社を目指すことにします。
気比神社
気比ノ松原は日本三大松原、気比神社は日本三大鳥居だそうです。
走っているうちに、祭りの会場の一部になっている道にまぎれこんでしまいます。
神社はどこだ。裏道に抜けたりしてぐるぐる探して、ようやく見つけます。
銀河鉄道999
神社にお参りして、駅に向かいます。あ、キャプテンハーロックだ、鉄郎だ、トチローの墓だ、車掌さんだ。
ついつい記念写真を撮って回ります。残念ながら、屋台にふさがれて撮れないものもあります。
気をとられているうちに、長浜行の発車時刻が迫っています。
あわてて敦賀駅まで戻り、折り畳んで輪行します。
長浜行には座れました。全身に汗をかいています。トンネルを越えると近江米の産地が広がります。
地元の高校生が乗車してきます。今日は平日です。
長浜で新快速に乗り換えて爆睡。
尼崎で降り、サイクルセンターサンワに行って相談すると、とりあえずスポークを張り直してくれました。来月には32本組みのホイールが入荷予定なので、またスポークが外れたら、そちらに交換するのをすすめられました。とりあえず様子見です。
今日のルート
ハンディGPS「etrex VISTA 日本語版」のトラックデータ(trk30902.trk trk30902.zip 9,024bytes)をカシミール3Dで表示し、注記したものです。
まあ、イラストマップのようなものなので、正確な道や細部は、別途正確な地図をご参照ください。
距離は33.1km、移動平均速度は17.3km/h、移動時間1h54m、停止時間1h02m、最高速度36.9km/h、全体平均速度11.2km/h、総上昇量171mでした。
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文市(あやち)=青野宣昭