文市の小箱茶室
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●青垣-生野
青春18きっぷ
7月20日から夏の青春18きっぷ期間が始まりました。来週末に大半を使う予定です。その前に手近な所で使ってみます。夏は1セットだけだと使い切ってしまうので、2セット買うかチケットショップで足りない分の半券を買うかすることになるはずです。
今朝は布団を裏表しっかり干してから自転車を担いで部屋を出ます。甲子園口で日付印を押してもらいます。一日2300円乗り放題なので、往復運賃が2300円を越えれば青春18きっぷの方がおとくです。尼崎で丹波路快速に乗り換えます。
一眠りして篠山口で向かいのホームに乗り継ぎます。ワンマンカーでしばらく走り、石生駅で下車します。標高94.45m、日本一低い中央分水嶺があるそうです。駅の北から流れる川は竹田川、由良川と流れ若狭湾に注ぎます。自転車を組み立てます。今日は軽く出発。
青垣
駅前から加古川の上流に沿って北上します。苦しい。GPSを見ると33km/hペース、少しペースを落とします。車通りの多い国道を走るとついつい自分の実力以上のペースで走りがちです。道の駅青垣に着き、休憩とします。腹が減ってきゅうきゅういっています。ざるそばセットにします。ここまで平坦路でしたが、ここからはどの方向に走っても峠。まっすぐなら逢坂峠、左に戻れば播州峠、西へと脇へ入って行けば青垣峠です。今日は青垣峠の向こう、生野銀山へ行こうと思います。
青垣峠
道の駅青垣を出発、国道を走ります。やがて逢坂峠へ行く車と道が分かれると、交通量がほとんどなくなります。スピードを10km台まで落としてのんびりお散歩です。山間の良い景色です。まずは天目楓の名所高源寺へ行きます。先へ進み、やがて交差点を右折すると、生野への道になります。走るうちに道は山の間へと続いて行きます。そして、木の香りの満ちる細い細い道になります。徐々に上り道になり、間もなく急坂の登りにさしかかります。国道とは思えない斜度。なんぼなんでもこの斜度で道が続くはずもないと休まず登ります。終わりません。まだか、まだか。何度か道の先が見えると斜度を落とさず続いています。がんばって登り、ふと目を上げて急坂の直線が目に入り心が折れます。自転車を降りて倒れ込むように座り込んで休憩。もう少しだろうけど、この斜度はちょっとないだろう。青垣峠を甘く見ていました。水を飲み、5分余りも座り込んでいるうち、大きな虻か蜂がうわんうわんまとわりつくので出発にします。少しの距離でもきつい登りを進んで峠です。
銀山湖
峠のお地蔵さんの前で丹波飲むヨーグルト500mlを一気飲みし、しばらく休憩します。ここが加古川の水源地です。すぐ横の小川が加古川のはじまりです。峠を出ると西側の道は広いです。東側は小型車もすれ違えないような狭い道でした。
ゆっくり下って行きます。意識がぼうっとしています。水を首筋にかぶってみると、温水でした。水分補給は十分のはずですけれど、暑さはピーク、熱射病になりかけかもしれません。首筋の水が風で蒸発して涼しいです。キャンプ場や釣り場などがあるようです。やがて銀山湖の横を走ります。生野ダムまで走り、手洗で頭から水をかぶります。峠の登りで体温上がったか、そもそも今日は暑いのか。ダムから下りの風で体温を冷やします。生野銀山の案内に従い少し上って生野銀山駐輪場に停車します。
生野銀山
水分補給して、坑道に入ります。寒い!坑道の中は夏も冬も気温13度だそうです。人形がノミで掘っています。江戸時代にノミで掘った狸穴はひどく狭いようです。丁度良く身体が冷やされていきます。ほっ。観光坑道は現代の採掘方法展示に続いています。暗い中を歩きます。すっかり身体が冷えきった頃に一周して出口でした。外に出ると暑い。凄い熱気です。今日はこんな中を走っていたのか。室内展示を一通り回ります。レストランは3時で閉まってしまったようです。史跡生野銀山を後にします。
生野駅
生野銀山からまっすぐ下って左折、ふらふら探すと生野駅がありました。本数の少ない播但線寺前行が丁度良く来そうなので折り畳んで輪行します。余裕があったら姫路まで自走を考えていましたけれど、今日は青垣峠と猛暑で疲れました。さっくり帰途につきます。
今日のルート
ハンディGPS「etrex VISTA 日本語版」のトラックデータ(trk40724.trk trk40724.zip 10,703bytes)をカシミール3Dで表示し、注記したものです。
まあ、イラストマップのようなものなので、正確な道や細部は、別途正確な地図をご参照ください。
距離は48.5km、移動平均速度は16.6km/h、移動時間2h55m、停止時間0h38m、全体平均速度13.6km/h、最高速度46.6km/h、総上昇量388mでした。
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文市(あやち)=青野宣昭