文市の小箱茶室
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●伊賀・信楽
加茂
クリスマス前の人出で込み合う梅田から、USJに行く群衆を尻目に大和路快速加茂行に乗ります。空いています。
SL-C700を取り出しログ読みするうちに寝てしまいました。奈良の手前で目が覚めます。奈良を出ると乗客はほとんどいなくなります。終点加茂から先に行くには、40分ちょっと待たなければならないようです。ホームで待つのは寒くてつまらないので、青春18きっぷを見せて改札を抜け、BD-1Cを組み立てます。近くのお寺でも巡ろうかと、駅前をうろうろしていると、ログハウス風の喫茶店を発見、入ってピラフセットのランチにします。SL-C700を開いて設定を試します。
紅茶を飲み終わるとちょうど正午のサイレンがひびき、駅へ戻ります。
加茂から亀山行の関西本線に乗ります。一両編成ワンマンです。架線のない単線の線路が川沿いに続いていきます。車内はとても暖かく、ウインドブレーカーを脱ぎます。
昨日はあいにくの雨。今日は伊賀上野から信楽へと峠を越える予定ですが、もう午後になってしまいました。甲賀へ足をのばしたり、一周して伊賀に帰るには時間が足りません。この時期の夜間のサイクリングは寒そうです。
上野城
伊賀上野で降ります。近鉄に乗り換えて上野市駅まで輪行しても良いですが、上野城は近くなので自転車で行ってしまいます。駅からまっすぐ南下して、南側から上野城の公園に入ります。
先に西側から石垣を見ることにします。中学生の女の子達が歩いています。伊賀上野城の石垣を見上げて一息つき、長袖シャツを脱いでTシャツの上にウインドブレーカーを羽織ります。戻って南側から天守閣の方に入って行きます。地元の中学生の女の子達が何人も歩いている理由が分かりました。伊賀上野城の公園の敷地には学校がいくつかあるようです。
道は途中から石畳の坂になり、自動車が通れなくなりますが、自転車でそのまま城まで走ります。先ほど見上げた石垣の上に立ち、お堀を覗き込みます。高所恐怖症でないのが幸いです。
天守閣の周りを一周してから、入場料を払って天守に昇ります。昭和10年に建てられた木造の天守の上から、今日これから走る方向を眺めます。山、かな。これくらいの低い山なら大丈夫だけど、ちょっと斜面は急な方かも。
行く手を眺めているうちに、我慢できなくなって天守の急な階段を滑り降ります。ろくに展示を見ずに、BD-1Cのもとに戻り、出発することにします。
まずは国道422号線を先ほどの伊賀上野駅まで戻ります。
国道422号線
踏切を越えて、信楽方面を目指します。空気はひいやりと冷えて、体は熱く背中から熱気が昇ります。冬、といっても厳冬でない、冬のサイクリング。夏のように暑さと汗のかきすぎで苦しむこともない、なかなか快適なサイクリングです。
道は細く、登り坂です。一車線の細い道は、周りは林になり、山道になってきます。良い感じ。BD-1Cを空き地に寄せ、前後輪に空気を入れます。後輪は少しつぎ足す程度でしたけれど、前輪は大分空気圧が低くなっていました。あぶないあぶない、今日はよくリム打ちパンクにならずに済んだなあ。
再び漕ぎ出すと、ずいぶん軽くなっています。お、いいな。MAXXIS Birdyですが、ロードで路面抵抗の小さい細いタイヤだと、もっと走りが軽くなるのかなあ。ちょっと魅力的かも、と思ってしまいます。
たまに車が抜かして行く他は、気持ちの良い登り坂です。斜度11%の標識があります。まあこんなもんかな。
のんびり登り坂を楽しんでいる内に、名もない峠を越えて、下り坂に突入します。諏訪の里へと進みます。道は所々工事中です。
信楽方面国道422号の標識を頼りに、里中を抜けて行きます。信楽方面への道が整備中の広い道になり、きつい登りはなくなりゆるやかなアップダウンを進んで行くうちに、県境にたどり着き、滋賀県信楽の標識を見ます。あれれ、地図だと桜峠と書いてあったのに。これから楽しい峠の登りかと思ったのに。なんか風情のカケラもない、割りと平坦な道が桜峠でした。諏訪への登りが良い感じの細い山道だったので、今日はあれで良しとするかな。
信楽
信楽目指して漕ぎます。おっ、たぬきの置物!ついに信楽に入ってきたようです。なだらかなアップダウンの先を右折し、信楽中心部へと入ります。道の両側には焼物の店が並んでいます。たぬきだたぬきだー。
信楽の街中を、信楽高原鉄道の駅へ向かいます。
信楽高原鉄道の信楽駅前には、サンタクロースになった巨大たぬきが立っていました。インパクトあり過ぎです。
SKRの車両と今日の相棒BD-1Cを撮ります。寒くなってきたので、長袖シャツをTシャツの上に着ます。
ここからは、信楽高原鉄道に沿って、水口方面へと進むことになります。どうしようかな。地図を眺めると宮乃温泉というのがあるようなので、そこで一風呂あびようか。
巨大な焼物のモニュメントの前を過ぎ、笑える焼物の店の前を通ります。焼物の街信楽から、北東へと移動を始めます。たぬきの置物を眺めているうちに、そば屋でなく置物屋なのがつまらなくなっていました。花より団子の気分です。
軽いアップダウンの道をどんどん進みます。牧を過ぎ、信楽高原鉄道の線路を見ながら走ってゆきます。信楽高原鉄道は単線で、1時間に一本なので、走っているところは見ることができませんでした。
そうして、甲西と甲南の別れ道までたどり着きます。甲賀忍者屋敷と宮乃温泉方面へと右に曲がります。
信楽高原鉄道の線路をくぐったところで、地図と時刻表を取り出し子細に検討します。甲南駅より貴生川駅の方が草津線の本数が多いようです。この際もう貴生川に行って輪行してしまおうか。今日は忍者屋敷に入るつもりはありません。宮乃温泉に行っても、なんだかこのあたりでは食料にありつけないような雰囲気がします。
自転車を反転させ、先ほどの交差点に戻ります。16時を回ってから、北風が強くなっています。向かい風に逆らって貴生川駅を捜して走ります。
貴生川駅へ
駅までたどり着いたものの、駅前に店一軒ありません。腕時計あと2分で草津線が来るので、BD-1Cを速効で折り畳んでちび輪バッグに包み、フレームをつかんで駅に上がり、改札を抜けてホームへの階段を降ります。ちょうど草津行が滑り込んできました。
腕時計はシチズンのEco-Drive EXCEEDです。愛用のKINETIC、セイコーLANDMASTERは、どうも充電不良か、腕にはめているのに止まってしまうようになりました。代打を出してきています。修理しなきゃなあ。やっぱりLANDMASTERの方がいいなあ。平日はセイコーSPIRIT TITANIUMの年差タイプです。先日の温泉で、腕時計をせずに入浴していたら珍しいと言われてしまいました。いつも温泉オフではLANDMASTERを付けっ放しで入浴しているのです。シチズンEco-Drive EXCEEDはめて温泉入ったら一発で壊れてしまうでしょう。
さて、草津線に乗ってから、フレームに肩掛け用のベルトを通し、整えます。ようやくヘルメットを脱ぎ、椅子に座ります。ふう。
草津で降りてホームを移動します。寒くなってセーターを取り出し着込みます。そうこうするうちに、新快速がやってきました。ドア横の空きスペースに置き、椅子にすわってSL-C700を取り出しパチパチ輪行記を綴ります。そのうちに眠くなり、爆睡。
新大阪で目覚めると、いつの間にか車内は一杯になっていました。これはたまらん。大阪駅で降りてしまい、空いている各駅停車西明石行に乗り換えます。大阪ー三ノ宮間の新快速はラッシュ状態で、輪行に適しません。
甲子園口まで戻ってきました。まだ18時過ぎですが、青春18きっぷの一枚目はこれくらい軽い使い方でいいかな、と改札を抜けます。お腹空いた、なんか食べよう。
今日のルート
ハンディGPS「etrex VISTA 日本語版」のトラックデータ(trk1222.trk trk21222.zip 10,589bytes)をカシミール3Dで表示し、注記したものです。
まあ、イラストマップのようなものなので、正確な道や細部は、別途正確な地図をご参照ください。
距離は43.8km、移動平均速度は16.7km/h、移動時間2h37m、停止時間52m、最高速度48.3km/h、全体平均速度12.5km/h、総上昇量651mでした。
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文市(あやち)=青野宣昭