文市の小箱茶室
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●萩の寺
近所お散歩
残暑の中にも朝晩涼しく感じる頃になりました。大阪豊中の東光院萩の寺は正岡子規や高浜虚子の句で有名です。ちょっとトレンクルで散歩にでかけてみることにします。
武庫川サイクリングロードを途中で抜け、ぶつ切り山手幹線の新しい橋を渡って尼崎に入ります。もう昼なのに何も食べていないことを思い出し、武庫之荘駅前のラーメン屋「ゆうな」に入って朱ラーメンと鉄鍋餃子を頼みます。
腹ごしらえも終え、ぽたぽたと服部緑地を目指します。猪名寺を過ぎ、一級河川猪名川を越えたところで、突然大粒の雨が降ってきました。昨日からちょっと雨も降りそうな天気予報でした。
大阪空港近くの並木の下で雨宿りします。園田競馬場の臭いが軽く漂ってきます。
雨はすぐにやみました。阪急宝塚線の線路を越えてからうろうろ迷い、萩の寺に到着です。
辻説法
曹洞宗のようです。萩まつりの十日間は500円払って中に入ります。
境内に入り、参拝します。紅白の萩のうち、白はまだ咲き始めでした。
「萩まつり」のぼりが立っており、売上をカンボジア難民のために役立てるという出店があります。ちいさなポーチを買います。
本堂は震災で倒れて、新築3年目だそうです。境内にはいたるところに萩、そして句碑がたくさん建っています。
辻説法の広場という法話が3時からあるとのこと、本堂に足を運びます。
若い副住職が出てきて、立ったまましゃべります。東光院という名称は最近のもので、昔から萩の寺と呼ばれていたそうです。草創は行基菩薩が日本に来て、淀川の河原で風葬になっていた死者を見て、火葬の方法を伝授したのを起縁としているそうです。法話によると、風葬だった死体を焼き、薬師如来像を彫って、萩をさして墓としたとのことです。
萩は冬には枝だけになり、枯れ萩を切って萩の筆を作り、残りは燃やして灰にして、線香立て等に利用するそうです。冬に根元まで切ってしまった萩が、春から数ヶ月で5mの長さに成長するという旺盛な生命力を見せるそうです。
萩ってそんな激しいヤツだったんだ。
伊藤忠サイクル
萩の寺を出て、服部緑地公園を抜けて江坂を目指します。
東急ハンズにちょっと寄り、御堂筋線を輪行で終点中百舌鳥まで移動します。
御堂筋線といえば大阪地下鉄の大動脈、通常は輪行に不適ですが、北の端江坂駅で乗り込み車椅子スペースを確保しておき、終点中百舌鳥まで座って行けば、まったく問題なく輪行できました。梅田からなんばの間に乗ろうとすると混雑で苦労するのですけれども。
中百舌鳥で南海高野線に乗り換え金剛へ。目指すは伊藤忠サイクルです。
サイクル小物がなかなか揃っています。2階に上がると、MTBが沢山並んでいます。どうもここはロードよりMTB寄りの品揃えという感じでした。
伊藤忠サイクルを後にして、南海高野線急行で難波まで戻り、7時近い時間のぽんばしをトレンクルで回ります。どこも閉店準備の最中ですが、ジョーシンの一店で目的の512MB SDカードをゲットします。ヨドバシにもソフマップにもなかったのでした。
これでりぬざうSL-A300で色々遊べるかな・・・。
今日のルート
ハンディGPS「etrex VISTA 日本語版」のトラックデータ(trk0916.trk trk20916.zip 5,799bytes)をカシミール3Dで表示し、注記したものです。
まあ、イラストマップのようなものなので、正確な道や細部は、別途正確な地図をご参照ください。
距離は23.8km、移動平均速度は14.9km/h、移動時間1h35m、停止時間29m、最高速度38.0km/h、全体平均速度11.4km/hでした。
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文市(あやち)=青野宣昭