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呑吐ダム

輪行写真


神戸電鉄輪行

今日は、神鉄で山の街駅まで輪行します。
神戸電鉄も粟生線ではなく三田方面だと、新神戸から谷上にショートカットで抜けることが多く、実は山の街は滅多に通ったことがない駅です。
新開地から神戸電鉄に乗ると、電車にしては結構な斜度を登って行きます。登山鉄道でもないのに神鉄はたいしたものです。準急は鈴欄台どまりで、三田行各駅停車には鈴欄台で乗り換えます。
今日はセーターを着た上はペラペラのウインドブレーカーですけれど、全然寒くありません。春です。


花粉症

昨日は、一昨日吸い込んだ花粉に一日苦しんでいました。花粉症、しんどいです。カラス天狗みたいなマスクでも付けないと防げないんだろうなあ。今日も外にでるのをためらったけれども、晴れたらやっぱり自転車に乗りたくて飛び出して来てしまいました。


山の街

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山の街駅でトレンクルを組み立てます。
出発、いきなり急な下り坂を真っ逆さま。次いで登り坂、きびしい斜度。うーん、さすが山の街、侮れません。必死にもがいて登っているうちに、住宅街のただ中へ。ボンポアンはどこ?お店一つ見えないなー。


ボンポアン

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地図とGPSを見ながらジャスコを探します。ようやくジャスコの看板を発見、そうして自然派フランス菓子ボンポアンに到着です。喫茶室に入り、ミルフィーユとモンブランを頼んで朝食代わりにします。タルト台やパイが頑丈で食べるのが大変ですけれど、マロンクリームがおいしい。喫茶室ではムジカの紅茶を展示販売しています。ふふ、紅茶がおいしいのはうれしい。
店員の可愛らしいお姉さんがマロングラッセを持って来てくれました。わーい、うれしいな。
開店から1時間も経っていないのに次々お客さんが訪れて、店員さんは忙しそうです。
住宅街の中のケーキ屋さんががんばっているのは、神戸でいつも凄いと思うことです。東京と違って、全体の質の高さをささえています。
東京と言う街の雑然とした新しさ、歴史のしがらみのなさも良いものです。神戸市でも西区辺りは新興住宅街が多く、そういう意味で似ているけれど、だからどこか東京と違うと感じるわけです。
出発早々、すっかり落ち着いてしまいました。そろそろ行こうか。


春のトレンクルクル

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さあ、今日は呑吐ダムを目指して走る、神戸市西区 春のトレンクルクルです。
まずはさっき登った分下りて・・・あ、まっすぐ来ればこんな近いのか、ついつい登り過ぎていたみたいです。
ボンポアンからはどんどん下り。ぐんぐんスピードが上がります。今日の行程はとにかく下りです。楽。
神出山田自転車道の入口までやってきました。ここから山田川に沿って下りです。自転車道はさわやかな道です。親子が自転車で河原に遊びに来ています。
天気は快晴、穏やかな陽気で、冬が過ぎ去ったことを実感します。田んぼの風景が和みます。
ぽかぽかした中を走ると、サイクリングターミナルがあり、ここから衝原湖です。


つくはら湖

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呑吐ダムでできたダム湖です。湖の柵には、自転車を模した模様が所々にはまっています。湖の左右は六甲山系と丹生山系に挟まれて山肌が近く見えています。深く水を湛えた湖面が自転車に乗りながらずっと眺めていられます。
貸自転車で何組も家族連れが楽しんでいます。いい感じのところです。



輪行写真
衝原湖の景色を眺めながらのんびりと流します。トレンクルにぴったりのおさんぽです。
衝原橋を渡って、ダムに近付きます。ダムを眺める展望台にたどり着きます。



輪行写真
休憩。呑吐ダム自体は三木市にあるようです。治水事業の一環で建設されたとのことですけれど、たしかにここの西の稲美町はため池だらけの土地です。さらに西に行けば加古川が流れているのですけれど、低いところから高い所に水が流れるわけもありません。西区の一大新興住宅街にしても、いわば山の上だけに、阪神間のように淀川からの水道でまかなうのは無理があるかもしれません。
小学校のころ、発電所建設のためダムに沈む村の話を読んで、開発に対してネガティブな思いを抱いていたことを思い出します。いや、今でも武庫川最下流域に住む住民としても、生瀬から武田尾の武庫川渓谷のダム建設には賛成しかねるのはそういったことからきているのかもしれません。
まあ、今は水力発電所どころか原子力発電所などという物騒なものがたくさんある間違った世の中ですけれども。


山サイ自転車道?

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自転車道は、ここから湖を離れ、一般道に入って押部谷方向に抜けられるはずです。
自転車道は三木市へは入らず、レンタルカートの北神戸サーキットの所で歩道橋を渡って離脱していきます。階段です。途中で階段のある自転車道というのも珍しいです。レンタルカートのコースを見下ろすと、カートもなかなか面白そうに走っています。
階段を登った後も、少し上り坂になっています。一尾根越えるのかな。今日は下りばかりで漕いでいないので、これ幸いとがんばって漕いで一気に登り上げます。息が切れるころ登りが終わり下りに転じました。そして階段、今度は下り階段です。
さらに下り坂を神鉄栄駅方面に走って行くと、タイヤの細い黄色いリカンベント発見、ニアミスでチラッと見たところ、TUNAMI!?
風の抵抗が強いので、今日はリカンベントは良いかも。


神出山田自転車道

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ぐわーっと下って行き、神鉄栄の線路を越えます。自転車道はどこまで続くのかな。田畑と住宅を抜けて、自転車道は上りに転じます。というか、この登りきついんですけれど。ぜいぜい。ひいひい。つ、つらいんですけれどマジに。
登った先は、さっき横切ったはずの神鉄の線路が・・・。ひいい。甘く見ていましたよ神出山田自転車道。こんなきつい上りがあるとは。家族連れがのんびりのイメージだったのに。ごめんなさいもうしません、などと無闇にあやまりつつ終わらない上りを漕ぎ続けます。やがて神鉄を離れてさらに上ります。ひいい、正直スマンかった、ごめんなさいいい。どこまで続くのおおお。短いとタカをくくってました。
ようやく下り基調に転じます。晴れていた空もなんだか曇っています。心がくじけて終点はまだだろうかと思っています。神出山田自転車道はどこまで続くの・・・。こんなに長いとは思いませんでした。あ、牛です。ホルスタインみたいだから乳牛?そういえば、神戸牛と言っても神戸で牛飼っているところなんか見たことないなどと公言していましたけれど、ちゃんと牛飼っている農家もあるんですね。ごめんなさいごめんなさいと、あやまり状態が続いています。
道はようやく平坦と思いきや、またもや下り階段があったりします。恐いなあ。短くてひどく急な上り坂で、パシフィック18のおじさんを抜きました。トレンクルではダンシングで直登しなければ登り切れなさそうだったので、挨拶もせず抜き去ってしまいました。


終点

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あちこちでため池を眺めながら、ようやく終点到着です。いい運動になったなあ。
国道175号線まで来ているようです。GPSも電池が残り少なくなったようです。
パシフィック18のおじさんが追い付き、終点でも休まず国道に入って行きました。「こんにちはー!」挨拶だけかわします。
地図を見て帰路を検討します。西神中央に行くか、175号線をまっすぐ南下して明石に降りるか、ワイン城経由で須磨方面を目指すか。
自転車道を戻らないなら、どちらにしてもまず175号線を南下です。とりあえず出発。175号線は路肩が狭く、車通りは多く、恐ろしく走りにくいです。この道を走るのはちょっと。最初の信号でとにかく左折して175号を離れます。明石まで175号線を走るのはやめます。明石川沿いに明石を目指すかワイン城か西神中央か。結局、近そうな西神中央から輪行して神戸に戻ることにします。



輪行写真
田んぼにはナズナが咲き乱れています。ああ、懐かしいな。
山と田んぼと河原の田舎道を走っていくと、遠くに巨大な人工都市西神中央が浮かんでいます。
ビル群を目指し明石川を渡り、丘を巻く坂道を登ります。なんか、聖蹟桜ケ丘に似ているなあ。意識せずとも、BGMはカントリーロードです。苦しい息でも歌を口ずさみながら上ると楽しい気持ちになってきます。
西神中央は毎年好例のワイン城神戸オフの集合場所でおなじみの場所です。トレンクルをさくさく畳んで輪行します。


今日のルート

ハンディGPS「etrex VISTA 日本語版」のトラックデータ(trk30323.trk trk30323.zip 12,170bytes)をカシミール3Dで表示し、注記したものです。
まあ、イラストマップのようなものなので、正確な道や細部は、別途正確な地図をご参照ください。
距離は35.6km、移動平均速度は15.9km/h、移動時間2h14m、停止時間h13m、最高速度46.6km/h、全体平均速度10.3km/h、総上昇量438mでした。
輪行写真


文市の小箱茶室ケーキ小箱LX紅茶読書[自転車]-[輪行54]/ 好み他伝言板リンク

文市(あやち)=青野宣昭