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淡路島時計回り一周

輪行写真


朝霧

4時半過ぎに目覚ましで起きます。服を着て、BD-1を担いで部屋を出ます。ライトを点けて駅へ。甲子園口駅に着くころにはすっかり夜が明けて明るくなっています。なるほど暦は秋だな。6月頃とは大分違います。
朝一番0513の普通電車に乗って西へ。お盆の週末、遠出は避けて近場を走ることにします。BD-1を乗り始めたころに泣きが入りながら反時計回り一周した淡路島一周に、今度は時計回りで再挑戦です。今までリベンジと言いつつ半周しかしておらず、一日180km走ったのは後にも先にもあれきりです。たまには長距離も良いでしょう。登り坂は乗鞍で満喫したので平地指向です。


たこフェリー

いつものたこフェリーです。手早く船腹に固定してソファで休みます。SL-C760を取り出してぷちぷち。


洲本

たこフェリーからそのまま出発、時計回りに走り始めます。同じフェリーに乗っていたママチャリ親子とロード二人組みはまだ出てこないようです。ロードにはそのうち抜かれるでしょうから、最初に少しハンデがあってもいいでしょう。もっとも皆同じように時計回りするとは限りませんけれど。
快走します。休む事なく1時間20分、洲本市街に入ります。8時開店のマクドナルドでホットケーキと野菜生活を注文します。朝マックのハッシュポテトだけは避けないといけません。
ロードが追いついてこないのは逆回りだからでしょうか。なんにしても、これから水仙郷の登り坂です。呼吸を整え、水分をとって出発です。


水仙郷

輪行写真
水仙郷への登りの手前で、軽快車二人組に洲本への道を聞かれます。水仙郷を越えて来たらしく、坂のことを聞かれます。ここからは真っ平らだと答えると安心していました。こちらはここから登りです。坂の途中で軽快車とMTBっぽい二人組を抜かします。謎のパラダイスまではなんということもなく到着してしまいました。



輪行写真
アップダウンを走り、九十九折を海へ向かって下ります。爽快です。下り切ると、フラットバーにフラットペダルのコルナゴが休憩していました。挨拶して先へ進みます。



輪行写真
モンキーセンターを過ぎ、灘黒岩水仙郷入口で水分補給します。


パンク

輪行写真
絶景の水仙ラインを快走します。気持ち良い。順調に走っています。沼島が近くに見えます。海岸線を走って行き、水仙ラインが終わるころ、後輪が妙に振れています。ん、パンク?速度をゆるめて走ってみると、後輪がつぶれかけています。空き地まで進み、降車します。
やはりパンクのようです。リアブレーキアーチをリリースし、BD-1を逆さに立てます。ギアをトップに入れて手早くリアホイールを外します。
同じフェリーに乗っていたロードの二人組がスピードを上げて抜いて行きます。片方のコルナゴで判別できました。ああ、とうとう抜かれてしまった。ここまで先行していたのに。そのうちにフラットペダルのコルナゴクロスバイクのお兄さんも追いついて来て先へ走って行きました。すっかり取り残されています。
タイヤレバーをこじ入れてタイヤを外します。タイヤは大分温まっていて、簡単に外れました。チューブを引き出し、空気を入れて右頬に近づけて穴を探します。予備チューブは持って来ていないのでパッチ当てしないといけません。車通りが途切れて静かになったときに空気の漏れる音が聞こえ、頬に当たる風で穴が見つかりました。一カ所でスネークバイトではありません。タイヤの内側をさすって異物を探します。ないな。チューブの穴に対応するタイヤ部分を調べると、ピンホール大の穴があります。貫通している。画鋲よりちょっと太いから細目の釘のようなものが一気に貫いた様子です。
シュワルベマラソンにしてから初めてのパンクです。あっぱくさんに、マラソンでも過信は禁物と教えられていましたけれど、マラソンでもパンクする時はパンクするんだと経験できました。
表面を荒らしてパッチをあて、手早くチューブを戻してなじませ、タイヤをはめます。温まっていたおかげか、簡単にはまりました。1時間マラソンタイヤ嵌めで格闘する覚悟をしていたので拍子抜けです。
直射日光の下パンク修理をしていると、疲れがどっとでてきました。水分をとります。空気を入れてホイールをはめ、ブレーキを元に戻します。修理完了。出発します。


へたれ坂

いきなり急坂です。パンクで高速巡航への意欲はすっかり落ちたところに激坂でギアを落とし切ってへろへろ進みます。きびしいアップダウンをこなした先の下りで、コルナゴクロスバイクのお兄さんをようやく捕捉します。「暑いですね」と挨拶して抜きます。とはいえ、これから福良港へ入る激坂と福良港からうず潮へ行く激坂集が待っています。水仙郷は軽くこなせても、福良港の前後の激坂は心を削るはずです。
しばらくフラットな道が続く間、先を眺めるものの、ロードレーサー二人組は見つけられませんでした。完全にちぎられたか、別の道を行ったか。パンク修理の間にすっかり差をつけられ、その後こちらがヘタレた走りをしている分視界からも完全に消え去ったのでしょう。今日はもう追いつけそうもありません。
福良港への登りにかかります。きっつい角度。距離よりも角度がきつすぎ。ヘタレながら休まず進み、福良港への下りに入ります。福良港中心部に着くともう正午でした。コンビニで水分を補給します。福良港に入るルートは吹上浜側を通らず、阿万を北に回るフラットな道の方がおすすめかもしれません。
福良港からの登り、いきなりきつい激坂。距離が短いから、ロードなら走り切ってしまう上りかもしれません。こちらはすっかりヘタレてローギアで進みます。


道の駅うず潮

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福良港を見下ろす位置に上がってからもきついアップダウンが続きます。けれどここが淡路島一番の絶景。どうにかこうにか道の駅うず潮までたどり着きます。
鳴門のうず潮を眺めながら、豪華なランチにします。タマネギがとてつもなく美味しいです。淡路にきたら、たまねぎの付け合わせのある料理を頼むのが吉です。


急坂脱出

道の駅うず潮でミックスソフトをテイクアウト、外で食べます。この岬は、ぼくは鳴門岬だと思い込んでいましたけれど、みなと神戸さんにお教えいただきました。鳴門岬は四国側の岬の名前なのだそうです。こちらは門岬(とさき)。
門岬突端の道の駅から戻ります。坂がきつい。途中、一人で走るロードに二人すれ違いました。やっぱり一周中なのかな。
西淡の海岸線に出るまできびしいアップダウンを繰り返します。自転車にはちょっと急すぎる感じです。苦労してなんとか抜けると、海水浴場が広がっていました。海だ。
この辺りは少し内陸側に入ったり、多少のアップダウンがあったりします。しかし地獄の急坂は抜けた感じです。水分を取りながら走って慶野松原です。松の木のいい香り。今日は、あちこちよらずにひたすら走るつもりなので、休憩せずにどんどん先へ進みます。大きな休憩はお昼の1時間で、あとは飲料調達のときだけです。


高速走行

輪行写真
五色浜を過ぎると、数十km海岸沿いの道が続きます。自動販売機も何もない道です。海岸の美しい景色がどこまでも続き、自転車をどこまでも走らせて行きます。さすがに大分疲れているけど気持ち良いです。
延々走って、一宮市に入ります。ローソンでお手洗いを借り、飲料調達して水分補給します。ふう。さらに出発。
時速28km/hくらいで自分ではかなり速く走っているつもりでいると、右を黄色いイナズマのようにロードが抜いて行きます。DHバー装備の高速仕様のようです。くっ!頑張って追いかけます。1分ほど追いかけてGPSを見ると時速36-7km巡航です。ぐはあ。距離は縮まらないまま、上り坂にかかり、こちらはヘタレて時速20km/hまで落ちているのにテキは軽やかなダンシングで速度も落とさず一瞬で視界から消えました。ふくらはぎが真っ黒に日焼けして鋼鉄のような脚でした。
速い人っていうのはあんなに速いんだ、と改めて感心します。エンジンが全く別物だなあ。
今日、走っている間に抜かれたのは初めてですけれど、相手があれだけ速いとくやしさも起きません。そういえばうず潮の近くですれちがったロード2台はまだ追いついてこないなあ。逆回りなのか、ゆっくり休憩しているのか。
岩屋目指して走ります。長い距離ですけれど、上りでなければ惰性のように回転して進んで行きます。
なんとか日の射しているうちに岩屋港まで戻れました。5時過ぎです。今日は本当に良く走ったなあ。そういえばほとんど写真も撮っていません。


今日のルート

ハンディGPS「etrex VISTA 日本語版」のトラックデータ(trk40814.trk trk40814.zip 26,427bytes)をカシミール3Dで表示し、注記したものです。
まあ、イラストマップのようなものなので、正確な道や細部は、別途正確な地図をご参照ください。
距離は151.km、移動平均速度は20.1km/h、移動時間7h31m、停止時間0h54m、最高速度45.4km/h、全体平均速度17.9km/h、総上昇量1182mでした。
輪行写真


文市の小箱茶室ケーキ小箱LX紅茶読書[自転車]-[輪行101]/ 好み他伝言板リンク

文市(あやち)=青野宣昭