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四十八滝、曽爾高原

輪行写真


近鉄大阪線

野田から千日前線、谷町九丁目から上本町近鉄地上ホームに乗り換えます。サンドイッチを買い、快速急行に乗り込みます。ドア横が狭い近鉄なので、車掌室前にBD-1Cを置きます。
サンドイッチをお腹にしまい、りぬざうSL-A300をいじっているうちに、赤目口の駅に到着です。
BD-1Cを組み立て、飲料を買って出発です。赤目四十八滝まではすぐだろうと、シャツも脱がずに走り出したのですが、上り坂で汗をかきそうなので上を脱ぎ、Tシャツ一枚になります。


赤目四十八滝

輪行写真
赤目四十八滝入り口のオオサンショウウオの博物館で入山料300円を支払って遊歩道に入ります。BD-1Cは入り口横に停めておきます。
ここから徒歩で赤目四十八滝を観光です。その名の通り、大小沢山の滝が現れます。渓流に沿っての散策は白いしぶきに当たる日差し、深い澄んだよどみに小魚、頭上を覆う木々の間からの木漏れ日、木の香り、水の香り。素晴らしいです。それにしてもいつまでたっても終わりがないなあと案内図を見ると、まだ半分もきていません。ひええ。


輪行写真
少しペースを上げて、遅い人たちを抜きながら歩きます。ところが途中で足を滑らせ、手に持っていたOptio230を岩にぶつけてしまいました。電源を入/切しても、撮影可能状態まで沈胴レンズが繰り出してこなくなってしまいました。がーん、こわしちゃった。今日の撮影どうしよう。
途中の売店で写ルンですを買います。今日はこれでいこう。
さらに奥は、遊歩道が台風で崩れて迂回路になっています。非常に歩きにくい道で、大渋滞になってしまっています。
仕方なく、一番奥の滝まで集団と一緒に進みました。折り返しからペースをあげ、小走りに細い道を駆け降ります。今日の午後の行程は無理をしないコースにしよう。
赤目四十八滝の入り口まで戻ると、脚がとても疲れ、左足にちょこっとマメができかけています。うーん、ひさしぶりにハイキングコースを走ったなあ。


パンク

自転車に乗り、走り出すと、後輪がパンクしています。おやおや。早速後輪を外して調べます。チューブの内側に裂け目がありました。石や釘ではなく、リムバンドずれが原因でしょう。
タイヤを外し、純正リムバンドは取ってしまいます。こんなこともあろうかと、Zefalのコットンリムテープを買って持ち歩いているのです。リムテープを貼ります。ゴムのリムバンドはいかにもたよりない感じでしたが、コットンリムテープはまず同じ原因でパンクになることはなさそうです。よしよし。
さくっと、用意していた新しいチューブに替えます。おっけー。なじませるのにちょっと手間取ったものの、タイヤはめは素手でできました。テスト走行すると大丈夫そうなので、工具をしまい走り出します。


脚が売り切れ

輪行写真
分岐点まで下りて、右折して登り返します。この道は赤目四十八滝の一番奥の出会から下ってくる林道のようです。つまりは、さっき苦労して徒歩で登った渓流を今度は自転車で登っているわけです。
坂は斜度はそれはどきつくないはずなのですが、とても登るのが辛く、頻繁に休憩を入れます。どうやら赤目四十八滝ハイキングで足を使ってしまったため、漕ぐ力が出てこない感じです。しまったあ。
ガイドブックでは赤目四十八滝は売店までとなっていたのを、一番奥の滝まで登ってしまいました。案内図によると、片道120分のハイキングコースを半分走って往復してきたわけですから、たしかに疲れていてもおかしくはありません。ひい。
泣きながら登っていくと、ハイキング帰りの人たちが下りてくるのとすれ違います。あまり情けない姿を見られるのもいやだと、がんばって漕ぎます。今まで1速でひいひい休憩を入れていたのに、3速でぐいぐい漕ぎます。問題なくこげてしまいます。やっぱり坂は本来大した坂ではないのでしょう。ぼくが疲れ果てているだけで。
赤目四十八滝の一番奥の出口の売店で飲み物を買います。水がなくなっていたのでほっとします。そういえば昼飯食べていないな。これも原因かも。
そこからは、適度なアップダウンを走っていきます。こんなに足が疲れていなかったら、最高の道です。
そうして、なんとか峠を越えて、曽爾村を下りていきます。爽快。
太良路からまた登ります。こんどは自動車の往来が激しく、休憩にも気を使います。


曽爾高原ファームガーデン

曽爾高原ファームガーデンで3時の昼食。
高原特製カレーを頼みます。美味しく一瞬でお腹の中へ。
jornada568をとりだしてぷちぷち。
ここからは、さらに急坂が待っているらしいです。ハイキングコースを走って脚が売り切れてしまっているので、無理せず押しも入れていこう。
レストランを出て売店で黒豆ソフトクリームと「すこもち」というのを買います。とりあえずソフトクリームを平らげます。
結局、曽爾高原サーバーファームじゃなかったファームガーデンで1時間も休憩してしまいました。
いよいよ曽爾高原への坂を登り始めます。なかなかきつい、けれど、これなら休まずに上までいけそうです。1時間の休憩が良かったようです。
時計は4時に近づいています。盛夏はとうにすぎ、今は10月、空はどんどん夕方へと表情を変えていきます。
途中、ウォークマンかなにか聞きながらMTBみたいな自転車を押している太った若者を追い越します。ゆっくりゆっくり走っていても、押して歩くよりは速いんだなあと気づきます。
あちこち工事中で大分道が荒れていますが、基本的には広くて自動車をそれほど気にせず走れる感じです。


ススキの原

輪行写真
そうして、曽爾高原に到着です。
ススキ。


輪行写真
夕陽に照らされて輝く、一面のススキ。
もう、ひたすらススキの原です。中に入ると、すっぽりとススキに埋もれてしまい、前後左右がススキです。近くに見える山の頂上まで、ひたすらススキが広がっています。
あの山は要するに禿げ山なのだろうか。とにかく、どこまで歩いてもススキの原が続いています。観光客もけっこう来ているはずなのに、ススキに埋もれて一人も見えません。
すごい、これが曽爾高原のススキの原か。


輪行写真
数枚写真を撮り、ススキの輝きを楽しみながらBDー1を押して歩きます。
さて、そろそろ次の香落渓を目指さないと。
これまで苦しい思いをして上ってきた坂道を一気に下ります。つるべ落としの夕陽よりも速く、一気に青蓮寺川まで戻ります。今日はすばちゃんにもらったサングラスをして走っているので、自動車から跳ねた小石や、埃や虫に気を使わないでも済みます。なかなかいいなあ。


香楽渓

輪行写真
さらに、川に沿って、下り基調の道をとばします。8速でどんどんどんどん走ります。そうして、小太郎岩に到着です。
想像していたより、ずっと大きな岩でした。
・・・というか、山?
河原にせり出した山肌は、垂直に、本当に垂直に切り立った崖になっています。これ、くずれたらどいうなるんだろう。絶景よりも恐怖心が浮かびます。
小太郎岩から先に進むと、香落渓です。道はさびしく、狭く、荒れています。もちろん街灯などないので、日が落ちたら真っ暗になってしまうでしょう。
30km/h以下に速度をゆるめず、どんどん走っていきます。山肌の崖は、柱状節理をはっきりと見せています。それにしても、落石注意の箇所が多いです。というか、落石がらみの工事をあちこちでしています。たしかに、あんなの崩れ落ちたら道路なんてひとたまりもないでしょう。
落石よけの天井が張り出した道を進むと、GPSが衛星をロストしてしまいます。今日の行程は、高い木が頭上を覆っていたり、すぐ横に崖が切り立っていたりして、頻繁に衛星をロストします。


すこもち

輪行写真
香落渓をスピードをゆるめず走り抜けると、青蓮寺湖が姿を現します。湖岸を走っていくと、まさに夕陽が青蓮寺湖に落ちようとしています。
BD-1を停め、しばし湖面を眺めます。曽爾高原で買った「すこもち」を取り出し、一つ食べてみます。あっ。おいしい。
要するによもぎ大福なのですが、よもぎ餅がとってもやわらかいのです。中にはたっぷりとあんこ。これは本当においしいや。思わず二つ目に手が伸びます。これだけでお腹一杯になりそうだな。
残り一つのすこもちは明日の朝食に残しておくことにして、出発します。ライトは白色LEDの点滅にしておきます。


輪行写真
やがて、名張の街中まで下りきってしまいました。星安というケーキ屋を発見、とりあえず入ってみます。シュークリームを一個買い、外に出てぺろりと食べてしまいました。
名張の駅でBD-1Cを折りたたみ、輪行。快速急行上本町行で戻ります。


今日のルート

ハンディGPS「etrex VISTA 日本語版」のトラックデータ(trk1005.trk trk21005.zip 13,509bytes)をカシミール3Dで表示し、注記したものです。
まあ、イラストマップのようなものなので、正確な道や細部は、別途正確な地図をご参照ください。
距離は43.0km、移動平均速度は15.8km/h、移動時間2h43m、停止時間2h45m、最高速度53.8km/h、全体平均速度7.8km/hでした。
輪行写真


文市の小箱茶室ケーキ小箱LX紅茶読書[自転車]-[輪行38]/ 好み他伝言板リンク

文市(あやち)=青野宣昭