これまではLXとPalmの連携ってTRGproが出たときにみかちゃんの記事などでちょっと話題になったくらいですね。
慣れれば最強のLXと、割り切った心地よさで楽しめるPalmで、もっと直接連携できたらなあ、と思っていました。
そんな折、ぱうさんの召還で平野さんがLXとPalmの連携に乗り出しました。(^^)
5月末に、@niftyのFHPPCのMES12(ISH会議室)にnif2dmの差分が上がりました。気をつけなければ埋もれそうな情報です。
ぼくは通常毎朝Windowsマシンで@nifty会議室(FHPPC)を巡回して、PalmとLXに両方生ログをコピーしています。自宅に戻らない日などはLXで巡回して、Palmには転送できずにいたのですけれど、5/31/2001のnif2dmのバージョンアップ(リンクは@nifty会員用)で、
(Windows母艦抜きに)LXをPalmの母艦にする
という野望の一つが快適に実現できました。
PocketBBSという手もありますけれど、ぼくの使い方ではPalmはあくまでビューアです。通信やログの管理、データの保守管理は母艦の役割と決めています。
そう思っていたところ、6/13/2001に平野さんがSIRKTX01.LZH HP-SIR(赤外線)ブリッジ for KTXを公開されました。
(リンクは@nifty会員用です)
ぼくはCLIEですが、しばしばメモリースティック用PCカードアダプタを家に置き忘れて肝心なときにLXとPalmの連携ができないことがありました。
SIRKTXのおかげで赤外線でデータやPalmwareをLXから転送できるようになりました。\(^o^)/
LXから送信中の画面
Palmで受信中の画面
LXとCLIEという最小構成ですみ、ケーブルやアダプタ不要なのでとても助かります。本体だけなら気軽にウエストポーチやポケットに突っ込んで歩けます。
LXとPalmで連携して色々遊ぶ環境ができてきました。\(^o^)/
そして・・・下のほうの関連サイト一覧をたどってもらえば、母艦抜きでLXとPalmで連携できるネタはたくさんたくさんあります。ぜひ色々試して、LXとPalmで直接連携して遊びましょう!
なにか少しでもうまくいったら、公開してくださいね!\(^o^)
(ご自分のウェブページでさくっと発表したり、こちらの落書き伝言板にでも宣伝いただけると嬉しいです。あるいは@nifty会員ならFHPPCでももちろんおっけーです。)
それでは、LXとPalmで遊びましょ〜〜〜!\(^o^)/
そんな折、guel師匠にICONというLX上で動くスクリプト言語を教えていただき、バイナリを扱う方法もご教授いただきました。(^^)
ICON言語については、日本語のドキュメントもあります。
LXで動くDOS版は、de.lzhのicont.exe(.exeへのコンパイラ)とiconx.exe(ランタイム)です。
というわけで、LX上でD-Mail形式のinbox.boxからPalmのMeDoc形式にするスクリプトを書いてみました。
アイコンのダウンロードサイトのmsdosの所
からde.lzh(約339KB)をダウンロードして解凍してicont.exeとiconx.exeを取り出し、
icont dm2medoc.icn
とコンパイルしてdm2medoc.exeを生成し、iconx.exeをパスの通ったディレクトリに置いておけば、
dm2medoc inbox.box inbox.prc INBOX
という感じでMeDoc形式のinbox.prcファイルがLX上で作れます。
dm2medoc sisterx.txt sisterx.prc ROU
という風にただのテキストファイルからだとPalmのDOC形式のファイルがLX上で作れます。
dm2medocは簡単な(いいかげんな)スクリプトです。
でもまあ、スクリプトなので、ちょっと手を加えれば、色々な形式のテキストファイルをMeDoc形式の*.prcに変換できるようになると思います。どんどん手を加えてあそびましょう。\(^o^)
平野さんにより、jconvのDOS版が@niftyで公開されました。
LX上で、PalmのデータベースソフトJFileのデータとCSVを相互に変換できるようになりました。
ぼくはLXのAppointmentsから毎日Palmにデータをコピーするために利用しています。
こんな感じのバッチファイルです。
DayExecで今日の日付を埋め込む部分は定番BUで組んでも結構です。dayexec apptout -xa:\_dat\appt.adb -h -g/YYMMDD/ >a:\tmp\appt.csv jperl a:\home\prog\csv2000.pl a:\tmp\appt.csv >a:\tmp\jgdb2jf.csv jconv -t Appointments -e a:\tmp\jgdb2jf.csv a:\log\appt.prc
while(<>){ chop; s/ {2:256}/ /g; s/\\n/ /g; s/\t/ /g; s/","/\t/g; s/"//g; s/,/./g; @arr = split(/\t/,$_); $line = ""; foreach $text (@arr) { $line = $line .'"'. substr($text,0,1997) .' ",'; } chop $line; print $line . "\n"; }
6/24/2001に、IrLinkなしにLXと通信できるように平野さんがZBoxZにHP-SIR機能追加したZBoxZ(HP-SIR対応版) V0.01が@niftyのFHPPCで公開されました。
SIRKTX(HP-SIRブリッジ for KTX V0.02)も@niftyで公開されました。
これらを使うことで、LX→Palmだけでなく、Palm→LXも赤外線通信可能になり、また、IrLink+ZBoxZではLXと赤外線通信できなかったPalm OS4.0のm500でも大丈夫になりました。
m500以外に、m100やモノクロCLIE、Visor PrismやVisor PlatinumでもHP200LXと双方向の通信ができたとの報告があるようです。Palm OS 3.5以降ならだいたい大丈夫なのかもしれません。動作報告は@nifty FHPPC MES7へどうぞ。
@nifty会員でない方は落書き伝言板にでもどうぞ。
一番最初に、速度の設定だけ
設定1 (Serial)をタップ
設定2 (Baud)をタップ
設定3 38400と入れる
LXとの赤外線通信
通信1 (Serial)をタップし、受信なら(YRec)、送信なら(YSnd)をタップ
通信2 (HP-SIR)をタップ
受信ファイルのインストール
受信後 (Install)をタップし、Palmに受信したファイルが.prcファイルなら(InstDB)、テキストファイルなら(ToDoc)をタップ
ZBoxZ上から消去するなら(Replace)、残しておくなら(Preserve)をタップ
送信ファイルの準備
送信前 (AllDB)をタップして一覧を出し、送信したいファイルを選んで(Box)をタップ
ぼくの試した限りでは、倍速100LX、倍速200LX、爆速200LXで、安定してLX→PalmもPalm→LXも通信できました。
Palm→標準速100LXはLX側が不安定になることがありました。Palm→標準速200LXでリトライが多かったことがありました。
Palmの機種は、Palm OS3.5以降の、モノクリ、m500、Visor Platinumなどで大丈夫でした。Palm OS3.1のWorkpadでは致命的エラーが出てうまくいきませんでした。
標準速LXのPalm→LX以外は安定しているように感じます。大きいファイルでも問題なく転送できました。
setextをMeDocにするIconスクリプトを書いてみました。
setext自体については、ぼくもよく知らないので、www.ebookstyle.netの「データ形式と対応ビュワー」をご参照ください。
LXで動くDOS版Iconは、de.lzhを解凍し、出てきたICON.LZHを解凍してください。詳しくはICON言語の日本語のドキュメントをどうぞ。
さて、set2md.icnですが、
icont set2mdでコンパイルしてください。実行時ランタイムのiconx.exeはパスの通ったディレクトリに置いておいてください。
set2md <setextファイル> <MeDocインデックスを付加したテキストファイル>です。
あの浜島さんが、LXのAppointments(ADB)ファイルを、Palmの予定表ファイル(DatebookDB)に変換するソフトを作成、公開されました。
予定の入力はLXで、閲覧はPalmでできるようになりました。
例)
adb2palm /a a:\_dat\appt.adb 21 7
「datebook.lx」は、DOSやWindows上のファイル名です。Palm風には、DatebookDB.PDBと同義です。というか、PalmOS上では、そのファイルの最初の32bytesがいわゆるファイル名に相当するものですので、DOS上やWindows上のファイル名がどういう名前になっていても、ZBoxZで赤外線経由で転送してInstallしたり、単純にSDやメモリースティックやCF経由でそのままコピーしたりすれば、Palm上ではDatebookDBという予定表のデータとして認識されます。
拡張子はPalmDesktop経由でなければ関係ありません。ファイルの種類も、拡張子ではなく、ファイルの中身のヘッダの部分にタイプとクリエータという項目があり、これで管理されているようです。ちなみにDatebookDBでは、タイプ=DATA、クリエータ=Dateとなっており、「datebook.lx」もこの通りに作られているため、Palmの予定表から予定表データとして認識され、使えるようです。
ZBoxZの場合、Installすると元のファイルのDatebookDBと「datebook.lx」は(上書きされるのではなく)マージされてしまいます。「datebook.lx」を受信したら、そのままZBoxZ上で、(AllDB)をタップして、DatebookDBを(Delete)してからInstallすると、後で他のマシンやソフトとシンクロしたときにデータが二重になったりする心配がなくなります。
単純にLXから転送してPalmで閲覧するだけなら、(Delete)しなくても、ぼくの環境ではうまく動作しています。
WindowsマシンのPalmDesktopを使って「datebook.lx」を転送する場合は、「datebook.lx」をDatebookDB.PDBにリネームして、これをダブルクリックすれば、Palmwareをインストールするときと同様にInstallToolが起動して、次回のHotSyncでPalmにその予定表が転送されると思います。
・・・たぶん。(^^;
浜島さんから、今度はPalmのメモ帳データをLX上でテキスト化、編集、追加できるソフトPalm MemoDB utilityを作成中とNIFTYのFHPPCの7番会議室で明らかにされました。
試したところ、LX上のテキストをPalmのメモ帳データに追加でき、Next Trainの時刻表データファイルをPalmに移行できました。
memodb 1 > memo.txtで、1番初めのメモをmemo.txtに取り出し、
memodb 1 memo.txtで、memo.txtがメモ帳の1番初めのに上書きです。
>mという感じで対話的に利用できます。
[Category]
0: 未分類
1: ビジネス
2: パーソナル
[Title]
1: オンライン ヒント上級編
2: フリー アプリケーションのダウンロード
3: 基本操作
4: 文字を入力する 4 通りの方法
select memo no. >>> 1
(VZが起動され、内容の編集を行える)
update ? y/[n] >>> y
>
8/18/2001、HmsmさんのWeb PageでMEMODB.EXE V030が公開されました。
全レコードのデータをカレントディレクトリに個別のテキストファイルとして展開したり、その個別のテキストファイルからMemoDBファイルを新規に作成することができるようになりました。
これにより、HMN.EXM V055との連携の道が開かれました。
たとえば、Palmのメモ帳をLX上で編集したいときには、
ZBoxZを起動し、
(AllDB)をタップして一覧を表示、MemoDBを(Box)化。
MemoDBをLXに転送。
LXで浜島さんのmemodb.exeで全メモをテキストファイルに展開。
それをそのまま浜島さんのHMN.EXMを起動して一覧表示できます。
(HMN.EXMは\_DAT\HMN.INIでデータディレクトリなど設定しておきます)
HMN.EXMでLE.EXMやHME.EXMを呼び出して内容表示、ME.EXMやHMM.EXMを呼び出して編集。
浜島さんのmemodb.exeでPalmのMemoDB.BOXに変換し、LEでカーソルを合わせて、YMDMS.EXMを起動すると・・・
浜島さんのYMDMS.EXMで一発赤外線送信!
ZBoxZでMEMODB.BOXを受信、
MemoDBを削除してMEMODB.BOXを(Install)すると、
LXで編集したメモが反映されています。
浜島さんから、今度はLXのクリップボードのファイルを赤外線のYMODEMで一発送信するEXMソフトと、赤外線でYMODEM受信するEXMソフト、さらに1つのEXMで送信・受信ができるソフトのセットYmodem Send/Recv program V011が公開になりました。
らんさんの「魔法のゆーてぃりてぃ」X-Finderで送信したいファイルにカーソルを合わせて、YMDMS.EXMを起動するだけで・・・
浜島さんのYMDMS.EXMで赤外線一発送信!
平野さんのZBoxZ(HP-SIR対応版)で受信し、(Install)。
PalmでLXのデータを簡単に閲覧できます。
Palmのメモをテキストファイル、予定表をCSVファイル(APPTOUT形式)、アドレスをCSVファイル、DOC形式をテキストファイルに変換します。
これで、Palmで入力したデータをLXに戻すことも可能になりました!
PALM2T04.LZH PALM2TXT(PalmDB=>TXT) V0.04
なお、時刻指定なしの予定をイベントに、それ以外はアポイントに登録するためのバッチファイルが、
@NIFTY/FHPPC/MES7/#39898
で、平野さんから発表されています。
以下引用します。
'-e'オプションを指定すると、すべてイベントとして登録されるのを利用して PALM2TXT同梱のpalm2adb.batを修正してみました。 よろしかったらお試しください。 (grep.exeが必要です、 http://www.vector.co.jp/ [All][MS-DOS][ユーティリティ][テキストファイル用][テキスト検索] grep 2.0+mb1.04 マルチバイト文字対応版 GNU grep, egrep, fgrep grepm104.lzh(約67KB)) ==== palm2adb.bat(アポイントメント/イベント対応版) | @echo off | | if not exist datebook.box echo datebook.box not found. | if not exist datebook.box goto LE | if not exist \_dat\appt.adb echo \_dat\appt.adb not found. | if not exist \_dat\appt.adb echo goto LE | | copy \_dat\appt.adb . > NUL | copy appt.adb apptorg.adb > NUL | del appt.adb | | bu -nENVTMP PRINTF "20%%02d%%02d%%02d",CLOCKYEAR,CLOCKMONTH,CLOCKDAY | palm2txt -v datebook.box -date1 %ENVTMP% -date2 %ENVTMP% > datebook.csv | | grep -iv "\"NONE\",\"NONE\"" datebook.csv > datebook.$$$ | apptout -a -x apptorg.adb -i datebook.$$$ -o appt.adb | copy appt.adb apptorg.adb > NUL | | grep -i "\"NONE\",\"NONE\"" datebook.csv > datebook.$$$ | apptout -e -x apptorg.adb -i datebook.$$$ -o appt.adb | del datebook.$$$ | | rem ren \_dat\appt.adb apptorg.adb | rem copy appt.adb \_dat > NUL | rem echo. | rem echo Make new \_dat\appt.adb from datebook.box | rem echo Backup old \_dat\appt.adb to apptorg.adb and \_dat\apptorg.adb | | :LE ====
HIRO!さんのページで、「LXのPalm母艦化日記」が公開されています。
色々参考になりますので、ぜひどうぞ。
PalmとLXのヘビーユーザーのEasyさんがEasy's Websiteで、