NIFTYのログ読みレス書き用途を例として環境設定の手順を説明しています。
フォーラム(HP・パティオ・CB他)って、とても楽しいですね。\(^o^)/
ところが、これを楽しむためには、PCやMACなどのキカイが要ります。読むだ
けでなく、書き込んで参加するようになると、キカイの前まで行かないといけ
ないことが大きな制限として立ちはだかってきます。
いつでもどこでも楽しむために、ノートパソコンやPowerBookでは重くて大き
すぎます。瞬時にレジューム機能で続きが出来なければ、いつでもどこでもロ
グ読みレス書きができるとは言えません。
メール端末やZAURUSや電子手帳やPDAでは快適にフォーラムに参加することは
できません。少なくとも、今販売されている機種では合格点をだせるものはあ
りません。
そこでHP 100/200LXです。
完璧なレジュームの小切手帳サイズのPCです。これなら設定さえ無事済めば全
て合格です。
ところが、その設定は実に奥が深いのです。
これは、難しいというよりも豊饒だという意味です。実際、ログ読みひとつと
っても、LXerひとりひとりの設定した環境は実に千差万別です。
設定に唯一無二の定石がないため、『100/200LXはDOSの知識がいるからむつか
しい、とりわけ通信環境の設定は困難』...こんな評判が流れてしまいまし
た。
実際、カードモデムでの通信の設定を一切の予備知識なしに行なうのは簡単な
ことではなかったと思います。
100LXの発売から数年たち、モデム内蔵ATAフラッシュカードが1996年末に富士
通ピー・アンド・エス(株)、エプソン販売(株)、(株)アイ・オー・データ機器
からあいついで発売されました。これで、カードの差し替えからも外付けモデ
ムの接続からもLXは開放され、時代は変わったのです。
以前もサン電子(株)からSMART社のフラッシュ内蔵モデムカードが発売されて
いましたが、フラッシュメモリを認識するのにドライバを組み込まなくてはな
らない上、正しく使っていてもファイルが壊れることがあり、とてもひとにす
すめられるものではありませんでした。モデム部分も遅くて低機能で、LX以外
のパソコンでフラッシュを読み書きできないという仕様のため、淘汰されるべ
くして消えた商品だと思います。
実は、100/200LXでは、28800bps以上のカードモデムのほとんどは使用不能で
す。しかも、まれに使えた場合でも、本体ハードに負担をかけすぎて壊す恐れ
があります。そのうえ、100/200LXで14400bps以上でROAD5/ROAD7につないでも、
LX側の処理が追いつきません。14400bpsと28800bpsで会議室を巡回して比較し
ても、かかる時間は同一です。にもかかわらず、28800bpsのカードモデムの消
費電流はずっと高いのです。
LXでの電池の保ちを考えると、14400bpsのモデムが最もふさわしいといえます。
ところが、14400bpsのカードモデムは市場から姿を消しつつあります。そんな
中で、新製品として14400bpsのカードモデムが発売されるのはLXerとしては嬉
しい話なのです。
今回、I O DATAのPCMF-144/20を買ったものとして説明しています。
富士通のMEMODEMはPHSイヤホンンジャックでの通信が出来ませんので、EPSON
かI O DATAがよいです。EPSONは10MB、I O DATAは20MBの大容量ですので、I O
DATAがベストチョイスです。フラッシュ部分のみを使用したときの電池の保ち
もEPSONよりI O DATAのほうがずっと良いです。
もしまだ持っていなければ、次のものを買いましょう。
【必須】HP 200LX 2MBモデル/4MBモデル
【必須】アイ・オー・データ機器(株) PC-MF144/20
【必須】オカヤシステムウェア(株) HP 200LX日本語化キット フルセット(ver. 1.1)
4MBピコフラッシュつきのHP200LX-Jは値段が高い上、ピコフラッシュが余って
しまうので避けるのが賢明です。
6MB RAMや倍速の改造品は値段が高い上に保証がなくなりますので、自分でLX
を修理できるひとにおすすめです。
中古でも借り物でもかまわないけれど、
【推奨】PCカードが使えるパソコン
は用意したいものです。
ケーブル経由でソフトやデータを転送するのはつまづきのもとです。WIN95で
もDOSでもMACでもかまいませんが、ATAフラッシュPCカードの使える機種を用
意するとたいへん便利です。バックアップのために、ぜひともそろえたいLXの
周辺機器のひとつです。
もっとも、今回説明しているモデム内蔵ATAフラッシュカードが読み書きでき
なければ無意味なので、相性が悪くて使えない機種よりも安価なノートパソコ
ンの方が重宝します。
他にも買うべきものがあります。
【必須】ソフトバンク(株) 書籍 HP 200LX SOFTWARE BIBLE 2800円
【推奨】ソフトバンク(株) 書籍 HP 200LX バイエル 1800円
【推奨】ソフトバンク(株) 書籍 HP 100LX/200LX BIBLE 3200円
【推奨】ジャストシステム ATOK8 for DOS/V
【推奨】(株)アスキーサムシンクグッド FEP Katana(刀)Ver.4.0
【推奨】(株)ビレッジセンター テキストエディタ Vz Editor Ver.1.6 9800円
【推奨】ベクターデザイン CDROM付書籍 フリーソフト&シェアウェアPACK WIN
日本語化キット(通称JKIT)のかな漢字変換はLXには遅いWX II+です。この遅さ
故にLXは倍速改造が必須といわれたりするほどです。
LXは最近のデスクトップパソコンに比べるとCPUは186相当で確かに遅いですけ
れど、重いソフトを動かさなければ大変軽快な動作で楽しめます。実際、レジ
ュームの早さ完璧さともあいまって、デスクトップパソコンのようにストレス
がたまることはむしろ少ないと思います。
DOS/V用のATOK8かKatanaを使えば極めて快適に日本語入力できます。ATOK8は
辞書が約2.7MBはあるので、語彙が豊富な反面、フラッシュの容量を圧迫しま
す。Katanaは630KB程度もあれば辞書も含めて一式がフラッシュにおさまりま
す。
10〜12MBしかフラッシュの容量がないなら、Katanaを導入することをおすすめ
します。筆者も初めて使うFEPで不安がありましたけれど、すぐに慣れました。
少し使って辞書を慣らすとWX II+と比べて格段に効率の良い変換をします。
ちゃわさんのとても分かりやすい導入ガイドをお読みください。
【推奨】Katana導入ガイド LIB2 #119 SWGKATAN.LZH
JKITにはMIFES-miniというなかなかコンパクトで高速なエディタが同梱されて
います。ここで別の市販ソフトのVZエディタをすすめるのは、LX上で便利な様
々なマクロが公開されているからです。
特に、LX上での最強のログ読みレス書き環境autoLog.defと、アクセスポイン
ト一覧のログから直接通信ソフトKTX用に設定してしまうマクロktxnet.defは
是非とも使ってほしいマクロです。それだけのためにVZを購入するのも決して
無駄ではありません。
実際、『LXをVZで活用する』という環境構築は一つの世界になっていると思い
ます。FGALDCに行ってみるとよいでしょう。
エディタについては、後述するME(MemoExpress)は、LX専用で驚くべき速さを
誇っています。これはLXのシステムマネージャ上で動作するシェアウェアです。
LE(LogExpress)のレス書き機能で正式に使えるエディタですので、こちらは必
ず入手してください。
追加投資は極力避けたい、という場合でも、ここにあげているものはどれも安
価です。何も考えずにサクッと買ってしまうのが幸福の秘訣だとだけ言ってお
きましょう。(^^)
販売店は、LXの知識がある所にしましょう。
【推奨】新宿紀伊國屋書店アドホック店3階 NewMediaKINOKUNIYA 03-3354-0131
【推奨】秋葉原(株)若松通商地下1階PS/PLAZA 03-3251-8933
自分のLXの動作がおかしいとき、設定ミスか故障かどうか判別がつくなら値段
の安い店を探して買うのが経済的ですね。
こんなものもあると便利です。
【推奨】Panasonic 単三型充電池スーパーニカド1000および充電器
【推奨】SANYO 単三型充電池カドニカスーパー1000および充電器
【推奨】田宮模型 放電器 ミニ四駆ニカドオートディスチャージャー
カードモデムを使用して通信すると一気に電池を消費します。アルカリ電池で
は通信中の電池電圧不足によるトラブルが心配です。富士写真フィルム(株)の
単三型リチウム電池ならその点安心ですが、2本で700円以上と値段が高すぎま
す。
そこで、ニッカド電池のなかでも特に大容量の製品を使うことをおすすめしま
す。普通のニッカド電池(1000mAhでないもの)や中途半端な容量のニッケル水
素電池(日立セルエース等)は通信すると一日もたなかったりするので、おすす
めできません。
【推奨】YUASA 単三型充電池SUPER1000
【推奨】富士写真フィルム 単三型充電池スーパー1000
【推奨】東芝 単三型ニッケル水素蓄電池1300mAh
ニッカド電池を繰り返しつぎたし充電すると、保ちが悪くなることがあります。
放電器はこれを防ぐために使います。
おっと、肝心のものを忘れていました。c^_^;
【必須】NiFTYのID、FHPPCへの入会
LXには内蔵ROMにDataCommという通信ソフトがありますが、使い勝手と速度を
考えると、KTXを使い、オートパイロットで巡回するのが楽です。
100/200LXではWTERMやエアクラフト等も使えますが、Vtext対応の高速高機能
通信ソフトとしてKTXはLXでの定番通信ソフトと言えると思います。
KTX用のNIFTY巡回マクロは数種類あります。KTXNIF-Pや巡回君はユーザーも多
く、安定して使えます。
カードモデムを使うと電池電圧が一気に下がります。電池切れによるトラブル
を防止するため100/200LX必須ソフトBATTLOGで研究しましょう。
【必須】GAOGAO(S.Ieiri)さんのBATTLOG ver1.4 バッテリー電圧ロガー/ビューワー
他に、
【必須】LHA.EXE
【必須】ISH.COM
これは通信をしているなら説明不要ですね。
もし分からないときは、LIB2のガイドをご覧下さい。
●LIB2 #28 SWGLHA.TXT [SWGPJ] LHA導入ガイド
●LIB2 #32 SWGISH.TXT [SWGPJ] ISH導入ガイド
ログ読みでは横40文字(半角英数カナ80文字)の表示が不可欠です。
100/200LXではこれが可能なのはもちろん、縦の行数とフォントのドット数を選べ
るので、ひとそれぞれに見やすい文字表示を実現しています。
LXを見て「画面が見にくい」という場合、たいていはフォントを見やすいもの
に変えると印象ががらりと変わります。ぜひ気に入ったフォントでLXの環境を
構築しましょう。
8ドット・11ドット・16ドットフォントをそれぞれげんちょもフォント、赤城
フォント、電脳フォント明調体などにさしかえ、14ドットのFONT14、12ドット
のぽちフォントなどを導入して、楽しみましょう。
おすすめはFONTX2化&ボールド化したFONT14です。
【推奨】mani(Tasayoshi Koyama)さんのFONT14 JMEMO用14Dot Font
LIB 15 #17 FONT14.LZH JMEMO用14Dot Font
LIB 7 #219 FCV230 .LZH ふぉんと昆布/フォント変換
LIB 15 #293 JPKHN14X.LZH 半角14ドットフォント
【推奨】小林 洋行さんの 赤城フォント V3 LIB11 #32 AKAGI300.LZH
【推奨】げんちょもさんのボールドタイプスモールフォント つぶぞろい
LIB11 #30 GENFONT.LZH
【推奨】ぽちぽちさんの ぽちフォントVer070 LIB11 #42 PFONT070.LZH
【推奨】まるはさんのfutome.exe LIB15#378
これで、LXでは細いフォントも太くできます。
【推奨】まるはさんのcutfont.exe LIB15#378
DOSソフトでの文字表示の高速化のためにCドライブに全角フォントを何種類
も置くと、Cドライブの空き容量が不足してくることがあります。この場合、
たまにしか表示しない第二水準のフォントをAドライブに置き、使用頻度の高
い第一水準のフォントだけCドライブに置いておけばCドライブに置くフォン
トのファイルサイズは約半分になります。
これを使えばフォントファイルを第一水準と第二水準の二つに分割できます。
また、半角フォントも外狩研一さんのそっとフォントにすると、半角ひらがな
を楽しめます。
【推奨】外狩研一さんのそっとフォント
LIB11 #40 SOTTO01A.LZH JKIT半角フォント用ひらがな差分
LIB11 #45 SOTTO12H.LZH 半角ひらがな12ドット
入れたフォントを使うには、A:\JKIT\LXFONT.INIを書き換えます。たとえば、
こんなふうに書き換えるわけです。
たとえば、げんちょもフォントと赤城フォントを入れると、
以下----------A:\JKIT\LXFONT.INI
a:\font\genhn08x.fnt
a:\font\genzn08x.fnt
a:\font\akagi11a.fnt
a:\font\akagi11k.fnt
c:\font\lxhn16x.fnt
c:\font\lxzn16x.fnt
以上----------A:\JKIT\LXFONT.INI
14ドットのFONT14、12ドットのぽちフォントを入れたら、LXFONT.INIだけでな
く、LXDSPD.INIも書き換えましょう。
以下----------A:\JKIT\LXFONT.INI
a:\font\genhn08x.fnt
a:\font\genzn08x.fnt
a:\font\akagi11a.fnt
a:\font\akagi11k.fnt
a:\font\pochn12x.fnt
a:\font\poczn12x.fnt
a:\font\jpkhn14x.fnt
c:\font\font14x1.fnt
a:\font\font14x.fnt
c:\font\lxhn16x.fnt
c:\font\lxzn16x.fnt
以上----------A:\JKIT\LXFONT.INI
この場合、FONT14の第一水準のみCドライブに置いてあります。
以下----------A:\JKIT\LXDSPD.INI
[init]
-e:low -v70 -jp -av
[extend]
low=8,8,8,8,16,8
mid=8,12,8,11,16,11
poci=8,12,8,12,16,12
mid1=8,14,8,14,14,14
zoom=8,17,8,16,16,16
以上----------A:\JKIT\LXDSPD.INI
フォント関係での設定といえば、他にA:\JKIT\SM.BATでのLXDSPS.EXEのオプシ
ョンを良く使います。
たとえば、11ドットフォントも16ドットフォントを使わずに、8ドットフォン
トと14ドットフォントのみの設定をする場合は、次のようにします。
以下----------A:\JKIT\SM.BAT
lxime
lxdsps /x14 /S8 /M14 /L14
100
lxdsps -r
lxime -r
以上----------A:\JKIT\SM.BAT
こんな風にフォントを2種類しか使わない環境を作ることもできます。内蔵ソ
フトでの三段階のZOOM表示は/S /M /Lオプションでどのフォントを使うか指定
できます。この場合は、MとLは14ドットフォントをJKITが自動的に縮小/拡大
して表示してくれます。
/Xでの指定は、かな漢字変換のシステム行表示を何ドットのフォントで使うか
です。これは拡大されませんので、14ドットの文字が最下行のシステム行部分
にそのまま表示されます。
100/200LXでログ読みレス書きするために、LX専用ソフトのLEとMEをまず使い
ましょう。この組み合わせが一番のおすすめです。LXでも高速・軽快に動作し、
しかも100/200LXのタスクスイッチ機能やコピーアンドペースト機能にも完全
対応しています。
【必須】Kei.さんのLE(LogExpress) Ver1.16 カンパウェア
LIB8 #656 LE115.LZH 100LX用高速VIEWER Ver1.15
LIB8 #658 LE116.LZH 高速VIEWER Ver1.16へのパッチ
【必須】Kei.さんのME(MemoExpress) ver1.03 シェアウェア 1500円(NIF1700円)
LIB8 #618 ME105.LZH 高速表示MEMO,シェアウェア
LEの秀でた長所は以下の通りです。
・極めて動作が軽く、最も高速
・操作キーをLXの持ち方に合わせているので、縦に持っても横に持っても片手
で楽々操作できる
・瞬時に未読ポイントまでジャンプするレジューム機能
・100/200LXのタスクスイッチ機能に唯一対応している
・100/200LXのコピー&ペースト機能に唯一対応している
・ワンタッチで縦書き表示に切替え可
・高速なタイトル一覧機能がある
・システムマクロや他の100/200LXタスクスイッチ対応ソフトとの連係で複雑
な機能の拡張が可能
・内蔵Filerの替わりになる高速なファイラー機能を内蔵
・省メモリ
・一切日本語化しなくてもフォントさえあれば日本語表示が可能
100/200LXのタスクスイッチ機能に対応した、アイコン登録可能な、ファイル
名の拡張子("."以降の3文字)が"EXM"のLX専用プログラムは、とても便利です。
けれども、ひとつだけ重大な欠点があります。それは、登録できたように見え
ても、ある数(200LXでは8個)を超えるとそれより後ろに登録したアイコンは実
行できないのです。
FHPPCで数多く公開されている素敵に便利なEXMソフトをいくらフラッシュに入
れてもすぐに登録制限にひっかかってしまいます。アイコン画面で{F8}キーを
押してみると分かりますが、Statusが(*)となっているEXMソフトは実行できま
せん。
この登録個数制限を超えて何十でもEXMソフトを登録できるのが、MoreEXMです。
標準のアイコン画面ではMoreEXMに登録できません。SMMxを使えばSMMxの画面
でEXMソフトをアイコン登録すればMoreEXMに登録できます。
【推奨】ひろ. (関谷博之)さんのMoreEXM.COM Ver1.6
LIB 7 #504 MREXM160.LZH EXMの登録個数を拡張する常駐プログラム
【推奨】旅黒さんのノコウェアSMMx.EXM Ver1.00a
LIB 7 #582 SMMX0100.LZH HPLX用シスマネ風メニュー
LIB 7 #592 SMMX010A.LZH SMMx 01.00 -> 01.00a 差分
あまりにもたくさん登録できるので、起動キーを覚えきれない場合は登録した
EXMソフトの一覧表示と起動のできるKeyMが便利です。
【推奨】CARGOさんのKeyM.EXM Rev.0.33
EXMソフトは起動時に画面を一旦消去してから動作を始めますが、MoreEXMで画
面消去禁止の登録をしておけば、前の画面にオーバーラップしてEXMソフトを
起動できます。
この機能を利用して、一時的に画面の一部を拡大して表示するZOOM.EXMなどは
なかなか便利です。
【推奨】ひろ. (関谷博之)さんのZOOM.EXM シスマネ画面拡大表示
LIB7 #184 ZOOM110.LZH
LEとマクロの組み合わせは強力です。
LE本体のレス書き機能は必要最小限にしぼりこんでありますが、システムマク
ロやEXkeyの活用で、高機能な環境を享受できます。
【推奨】shiGeさんのRES_Q LE&ME対応レス書き支援 システムマクロ集
LIB8 #614 RESQ096.LZH
JUNLOG.DEFでも実現しているコメント元/先ジャンプや、発言者へのメールや、
FHPPC MES1からのダウンロードパッド作成や、autoLog.defでも実現している
未読ポインタの修正などなど機能が満載です。
なお、インストールのためにはTXT2MACが必要です。
【推奨】TXT2MAC テキストファイル<->システムマクロファイル変換 LIB7 #549 TXT2MAC4.LZH
どのファンクションキーになんというマクロを登録したかはXMAC.EXMを使えば
画面に表示できて便利です。
【推奨】おこのさんのXMAC.EXM SystemMacro確認実行 LIB8 #280 XMAC.LZH
システムマクロとは、キー入力をあらかじめ登録しておいて、{Fn+F1〜10}を
押せば登録した通りのキー入力ができる機能です。
これを応用して、ログをもとにして巡回時に送信するためのファイルを作成す
るキー操作を丸々登録しておけば、巡回用ファイルをミスなく作れるわけです。
例えばLEでFHPPCのLIB 08のリストを読んでいてダウンロードしたくなったら、
LEでクリップボードにコピーして(Cキーを押す)、内蔵Memoを開いてペースト
して、そのデータの番号とダウンロードファイル名を切り出して他の文字は削
除し、autoNifの巡回時自動ダウンロードの書式に合わせてdownload.newとい
うファイルをつくってやればいいのです。
そんなキー操作を全て登録しておくわけです、たとえばこんな風に。
c{Memo}{Paste}{Ctrl+Home}fhppc:08:{Ctrl+Right}{Ctrl+Right}:{Enter}{Ctr
l+Right}{Ctrl+Right}{Ctrl+Right}{Ctrl+Right}{Ctrl+Right}{Ctrl+Right}{C
trl+Right}{Enter}{Shift+Up}{Del}{BackSp}{Ctrl+Right}{Ctrl+Right}{Enter
}{Ctrl+Home}{Shift+Down}{Copy}{Menu}fnn{Paste}{Up}{F5} {F6}{Home}{Shif
t+Down}{Copy}{Menu}qn{Alt+Memo}a:\up\download.new{Enter}{F10}{Paste}
パタパタと画面が動いてけなげにLXがキー操作を再現するのは微笑ましいもの
です。
このマクロではFHPPCのLIB8の場合しか使えません。もっと汎用的なものにす
るほうが便利ですね。そうして改良をするようになるとマクロの楽しさを満喫
することができると思います。
突然変な文字列があらわれてわけが分からないという方は、この後ごく単純な
マクロの例から紹介していきますので、徐々に慣れていきましょう。
まるはさんのEXkeyでは、このシステムマクロに拡張を加えたマクロを任意の
キーに登録できます。こちらはDOSでも使えるし、次にあげるように、実行中
のソフトが何かを判定して異なる動作をするように設定できるので便利です。
【推奨】まるはさんのEXkey.com LIB7 #137
たとえば、検索ソフトLXGREPをEXkeyマクロで活用する例をご紹介しましょう。
【推奨】だらっぴさんのLXGREP.EXM 0.04
正規表現検索が可能なLX専用タスクスイッチコピー&ペースト機能対応ソフト
若干のマクロであたかもLEに高度な検索機能やタグジャンプ機能が追加された
ように使うことができます。
マクロといってもごく短いものです。LEでログファイルを開いて、
{Ctrl+n}{LXGREP起動キー}{Alt+i}{Paste}{Alt+s}
というキーマクロを動かせば、LXGREPが立ち上がってファイル名の入力までが
自動でできます。
ここで検索したい文字列を入力して{F10}を押せば検索ヒットした行の一覧が
表示されます。
ここからLEに戻って該当行にジャンプするマクロは、
{F8}{LE起動キー}j{Paste}{Enter}
だけです。
さて、EXkeyを使えば、『このキーをLEを使っているときに押したらこのマク
ロを実行』というような設定ができます。これを利用して、次のようにEXkey
の設定ファイルEXKEY.INIに記述してみましょう。
以下--------EXKEY.INIの一部
<LE>
{任意のキー}={Ctrl+n}{LXGREP起動キー}{Alt+i}{Paste}{Alt+s}
<LXGREP>
{LXGREP起動キー}={F8}{Ctrl+F10}j{Paste}{Enter}
[100]
以上--------EXKEY.INIの一部
実際には『任意のキー』にはたとえば、Fn+9などの具体的なキーをひとつ記入
しておきます。『LXGREP起動キー』も同様に、アイコン登録したときの起動キ
ーを具体的に記入します。
こうすると、LXGREP起動キーで検索一覧と内容を切替え表示できます。実際に
ためしてみると分かると思いますが、これはもともとのソフトの機能を自分で
どんどん拡張できるのと同じことです。
さて、LXGREPは正規表現が使えますので、複数のキーワードの検索が一発でで
きます。たとえば、
SearchStrの欄に【文市|AYATi|あやち|あ〜や|あーや|ケーキ|花の会】
と入力すれば七つのキーワードを一度に検索できます。(あまり多くしすぎる
と検索が遅くなりますけれど)
又、正規表現とは便利なもので、こんなこともできます。
SearchStrの欄に【^- .*MES\([ 12][0-9]\):】
と入力して検索すれば、会議室の一覧表示ができてしまうのです。これでLEで
も会議室単位でジャンプしてログ読みができてしまいます。
このように自在にカスタマイズできるので、たとえば、『autoNifでHPをいく
つか巡回しているけれど、フォーラム会議室とパティオだけでなく、HPも一覧
表示に加えたい』と思ったら、
SearchStrの欄を【^- .*MES\([ 12][0-9]\):|HP>read new】
と変えるだけで済んでしまうのです。
正規表現を詳細に知らなくても、以下の表現を使うだけでもとても便利です。
^ 行頭
$ 行末
. 任意の一文字
* 直前の文字の0回以上の繰り返し
.* 任意の文字列(何もない場合も含む)
[0-9] 0から9のどれか一文字
[abc] aかbかcのどれか一文字
[^ABC] AでもBでもCでもない一文字
LEは表示が極めて高速でインクリメンタルサーチ可能なファイラー機能を内蔵
しています。これをログファイルの選択表示だけに使うのはもったいない話で
す。
LEのファイラーで{Enter}キーを押せばカーソル位置のファイルの内容を表示
できますが、{Shift}キーを押しながら{Enter}キーを押すと、プログラムなら
実行・画像データなら表示・アラーム用のデータなら演奏等の設定ができれば
便利ですよね。
【推奨】おこのさんの AppLE.EXM version 0.6 LEからアプリケーション起動
LIB8 #266 APPLE06.LZH
【推奨】Namさんの ex.exe Ver 0.02拡張子別コマンド自動実行
LIB 8 #168 EX004.LZH
AppLEをMoreEXMに登録して、EXkeyの設定で、
以下--------EXKEY.INIの一部
<LE>
{Shift+Enter}={AppLE起動キー}
以上--------EXKEY.INIの一部
のように定義しておくわけです。
また、AppLEをMoreEXMに登録するとき、画面消去をしないようにしておけば、
LEからのプログラム起動時に違和感がなくなります。
以下--------A:\MOREEXM.INIの一部
A:\EXM\APPLE.EXM,A700,1,APPLE
以上--------A:\MOREEXM.INIの一部
以下--------AppLE.INIの一部
.TXT.INI.RC.BAT.LST.ENV
A:\BIN\EX.exe
以上--------AppLE.INIの一部
以下--------EX.RCの一部
.:lex $;
.com:$;
.exe:$;
.bat:$;
.exm:run $;
.txt:vz $;
.cfg:vz $;
.ini:vz $;
.env:vz $;
.msg:vz $;
.pad:vz $;
.net:vz $;
.pic:lxpic $;
.mag:maglcga -k $;
.bmp:pixy -a $;
.2bp:pixy -a $;
.jpg:lxpic $;
.pcx:pixy -a $;
.icn:pixy -a $;
.eva:eva $;
.snd:playex $;
.wav:waveplay $;
.rcp:mimpij3 $;
.mid:lxmidi $;
.sng:mimpij3 $;
.std:mimpij3 $;
.fax:fview $;
.doc:lex $;
.me:lex $;
.lst:lex $;
.lzh:maxdos miel $;
.ish:ish $;
.zip:unzip $;
.BDF:BUPDATE $;
.LDF:LDF $;
.c:vz $;
.pl:jperl $;
.awk:jgawk -f$;
.sed:sed -f $;
.GDB:open $;
.PDB:open $;
.WK1:open $;
.*:lex $;
以上--------EX.RCの一部
さて、MEがいくら速くて100/200LX専用で優れていると言っても、桁折り機能
がないのではNIFTYのレス書きには使いにくいと思うかもしれません。ところ
が、100/200LXのEXMソフトでは、タスクスイッチとクリップボードによるコピ
ーアンドペースト、そしてマクロにより機能をどんどん拡張できるのです。
【推奨】ささやさんのClipFold.exm/ClpFld72.exm Ver1.62
LIB7 #456 CLPFD162.LZH ClipBoard経由桁折EXM
まず、MoreEXMにClpFld72.exmを画面消去なしで登録します。次に、EXkeyで適
当な桁折り機能起動キーを設定します。
以下--------EXKEY.INIの一部
[100]
{Fn+7}={Cut}{ClpFld72起動キー}{Paste}
以上--------EXKEY.INIの一部
この場合だと、MEで{Shift+カーソルキー}で範囲指定してから{Fn+7}を押すと
きれいに桁折りされてしまいます。
ところで、CLPFD162.LZHという圧縮書庫ファイルにはいくつかのEXMソフトが
入っています。ClpFld72.exmは72文字で桁折りするプログラムですが、100/
200LX内蔵PIM用に54文字桁折りのClipFold.exmも入っています。
このプログラムが凄いのは、ただ桁折りするだけでなく、LEで一発言をクリッ
プボードにコピー(タイトル一覧画面でCキーを押す)してから起動すると、そ
の発言を内蔵PIMのNoteTaker形式に変換してくれるということです。
つまり、『あ、この発言は大事なTIPSだから永久保存!』と思ったら、即座に
NoteTakerにペーストして保存できるのです。
以下--------EXKEY.INIの一部
<LE>
{Fn+n}=5c{Note}{ClipFold起動キー}{Menu}foa:\_dat\tips.ndb{Ente}{Wait}{Past}
[100]
{Fn+5}={Cut}{ClipFold起動キー}{Paste}
以上--------EXKEY.INIの一部
MEのファイル選択は、LEのファイラーから立ち上げることを前提にしているた
め、ファイルダイアログ機能がありません。
実際、LEのファイラー機能は軽くて速いだけでなく、機能を追加していくこと
によって、LXの顔そのものとなりうる優れたファイラーです。
けれど、LEでログ読みの真っ最中で、ファイラー画面に戻りたくないときはど
うすればよいのでしょう?二つの方法を紹介します。
●LEをもう一つ作って登録する
LE.EXMとLE.ENVの二つのファイルを複製して、それをリネームします。たとえ
ば、LE2.EXMとLE2.ENVのように。これをMoeEXMに別の起動キーで登録してしま
うのです。これでLEが使用中のときは、このLE2を立ち上げて使えば良いので
す。
【推奨】海月玲二さんのFullpath.exm LIB7 #220
こちらはもしまだ導入していないなら、すぐに入れましょう。LXの操作を快適
にするために、それこそ標準でROMに内蔵してほしいほどのソフトです。
ファイルダイアログそのものですが、クリップボード経由でそれを他のEXMソ
フトにペーストできるのが秀逸です。
これがあれば、EXMソフトのファイル名入力に困ることはありません。
LE&MEの他にも様々なログ読みレス書きソフトがあります。
【推奨】やなさんのNIFP (NIFTYログ専用簡単ページャ) Ver 4.43
DOS用のNIFTYログ読みソフトとして、定番です。
発言順のログをコメント順にしてツリー表示したり、ログファイルをを会議室
毎に切り分けたりする機能まで内蔵しています。
100/200LXでは動作が重いのが難点です。
【推奨】じゃんべさんのJUNLOG.DEF 巡回君用ログ読み VZマクロ
LIB7 #395 JUNLOG32.LZH
KTXマクロの巡回君でできたログを読んでレス書き等の処理ができるVZエディ
タのマクロです。
マクロなのに軽快な動作と高機能は意外なほどです。FHPPC MES1のログからダ
ウンロード設定が自動でできたり、会議室単位やフォーラム単位のジャンプも
可能です。他のVZマクロとの連係で、レス書きも快適です。
LXでのログ読みの理想に近いですけれど、DOS上で多くのメモリを要求するの
で内蔵ソフトとの軽快な連係はむつかしいのがつらいところです。
【推奨】けんちゃん (^^)vのautoLog.def JUNLOG autoNif対応版
LIB8 #469 AUTOLOG.LZH
JUNLOG.DEFが巡回君専用だったため、autoNifで使えるようにマクロをカスタ
マイズしたものです。
カスタマイズはどんどん進んで、ISH解石解凍やSNDの演奏、超高速な検索タイ
トルリストなどの派手な機能満載のマクロとなっています。
siori.defとの同時使用で未読ポイントへのレジュームも迅速確実です。
要求メモリがJUNLOG.DEFよりさらに厳しくなっており、maxdosで内蔵ソフトを
退避してメモリを空けて、VZの設定を調整して使います。
安定動作する環境がつくれれば、一押しのログ読みレス書き環境です。
以上は、一度はさわってみて欲しいログ読みレス書き環境です。
この他にも様々なソフトがあります。
●SeldonさんのNMV Nifty-Serve Message Viewer Version 2.05
FPCUPRO LIB6 #862 NMV205 .LZH NMV Msg Viewer Ver 2.05
FPCUPRO LIB6 #863 NMV205X .LZH NMV 2.04->2.05 VerUp
ログファイルを一覧表示選択するツールNMVLS.EXEとログファイルのビューワN
MV.EXEをNMVX.BATから起動する構成になっています。もちろんNMVだけの単独
起動もできます。
コメント順並び替えツリー表示できるソフトとしては動作がもっとも軽いので、
LXで生ログのコメント順ツリー表示を見るためだけにフラッシュに入れておい
ても良いと思います。
●M.SakuraiさんのSLV
FPCUM LIB 5 #11 SLV041.LZH シンプル ログ ビューアV0.41
LX向きに軽くつくられたログビューワです。PADのひな形を作成しておき、後
でまとめてレスを書く運用を想定しています。省メモリで動作するところも美
徳です。
●N.W.さんとKAWAさんのSHOWPC NIF・VAN・People ログ閲覧
FGALTM LIB7 #924 SHOWPC37.LZH
もともとPC-VANのログビューワですが、NIFTYやPeopleにも対応しています。
●KTRさんのレスポンスウェア レス支援マクロ ResPad 1.2版
LIB 7 #100 RESPAD12.LZH
LE0.65とKMEMO.EXMを内蔵システムマクロで連係させたレス書き環境。LX本体
のみフラッシュなしの環境でも余裕で動作可能!
●JUNPAD 巡回君対応 ResPad 改造版092 LIB7 #68 JUNPAD09.LZH
RESPADを巡回君対応にカスタマイズしたもの
●上村 郁夫さんのNIFMES.DEF
FGALDC LIB15 #128 NIFMES35.LZH VZログ閲覧+コメント作成
ログ読みレス書きVZマクロ
●大石 敬二さんのRES_PON.DEF他
FGALDC LIB14 #444 RES_PON .LZH レスは楽しく!れすぽん2
FGALDC LIB15 #14 DOWN_PON.LZH ダウン専用ツール Ver4.0
ポン!シリーズは発言パッド作成等のための単機能VZマクロです。DOWN_PONは
ダウンロードパッド作成マクロです。シンプルなマクロなので自分でカスタマ
イズするにも向いています。他にもISH_PONやUP_PON等あります。
NIFPはNIFTYログ読みソフトとして定番です。ところがLX専用ソフトというわ
けではありません。
AT互換機用NIFPはVTextに対応したDOS/V用ソフトです。LX専用のEXMソフトで
はないのです。
LXの内蔵PIM(電子手帳)ソフトや、EXMソフトはタスクスイッチ(やコピーアン
ドペーストやシステムマクロ)などのとても便利な機能を共通に使えるわけで
すが、これはDOSの上でそのための土台プログラムが動いているからです。こ
れはよく『シスマネ』(システムマネージャの略)などと呼ばれています。
拡張子がEXMのLX専用ソフトをシスマネアプリと呼んだりします。これに対し
て、NIFPのようなソフトをDOSアプリと呼んだりするわけです。
シスマネアプリの設定については、登録数制限の問題があり、これはすでに述
べたようにMoreEXMと関連ソフトで解決できます。
DOSアプリの設定については、メモリ確保とシスマネとの共存の問題がありま
す。
そしてNIFPをLXで使いこなすにはこのことを意識するのとしないのとではその
深さ、快適さが大きく違って来るのです。
さて、その前にNIFPをとりあえず使える状態にしなければいけません。
【推奨】KAORUさんのNIFP導入ガイド3 LIB2 #88 NIFP4LX3.LZH [SWGPJ]
この親切心溢れるガイドでまず導入してしまいましょう。
ガイドにのっているのは、自動巡回マクロがKTXNIFと巡回君の場合のサンプル
です。
autoNif用の設定については、以下の例を参考にしてください。
以下--------NIFP.CFGの一部
発言ファイル名
002ホ-ムパ-ティ=$I.new
003電子メ-ル =MAIL.new
004フォ-ラム =$F.new
006掲示板 =
END
ヘッダ文字列
002ホ-ムパ-ティ=*\n*\nsubj:文市: RE$R\n $h さん、こんにちは(^o^)/ \n
003電子メ-ル =mexp\nTO:$i\nsubj:Re:$s\nFROM:文市(AYATi)\n$h さん、こんにちは(^o^)/ \n
004フォ-ラム =*\n*\nMES:$N\nsubj:RE$R\nRE:$c\n$h さん、こんにちは(^o^)/ \n
006掲示板 =
END
フッタ文字列
002ホ-ムパ-ティ= 文市(あやち)\n/POST\n
003電子メ-ル = 文市(あやち)\n/POST\n
004フォ-ラム = 文市(あやち)\n/POST\n
006掲示板 =/POST\n
END
メッセージ文字列
002ホ-ムパ-ティ=》
003電子メ-ル =》
004フォ-ラム =》
006掲示板 =》
END
以上--------NIFP.CFGの一部
LXではNIFPの動作は遅く感じます。特に、ログファイルの読み込み時に待たさ
れてしまいます。
このため、一度NIFPでログを読み込んだら、終了時にタイトル情報を保存して
おき、次回同じログファイルを読み込んだときは素早く画面が出るように設定
しておくと良いでしょう。
以下--------NIFP.CFGの一部
;====================================
未読記憶モ-ド=3
記憶ファイル/ディレクトリ=
簡易記憶モ-ド=0
;====================================
以上--------NIFP.CFGの一部
他に高速化手法としてコメントツリー形式でなく、発言順の表示なら起動モード
の指定で0,1を選ぶとタイトル一覧が表示されるのが早いですが、これではわ
ざわざNIFPを使う大きな利点がなくなってしまいます。
ログの読み込みで待たされないためには、ログをあらかじめ小さなファイルに
切り分けておくという方法もあります。
ログの切り分けについては、後で触れることにしましょう。
さて、NIFP導入ガイドにはmaxdosを利用した設定例が出て来たと思います。
このmaxdosは、LXのDOSアプリの設定を大きく変えたソフトです。
その前に、まずmaxdos登場前のLXの環境設定についてみていきましょう。
DOS用ソフトをLXで動かすためには、シスマネとの関係で大きく分けてふたつ
の方法があります。
ひとつは、シスマネを完全に終了してしまい、LXをただのDOSマシンの状態に
してから、DOSアプリを起動する方法です。生DOSなどと呼ばれます。
もうひとつが、シスマネの中の限定されたメモリのなかで、DOSを動かす方法
です。こちらはMS-WindowsのDOS窓と似ているため、よくDOS窓と呼ばれます。
100/200LXのDOS窓でDOSアプリを起動するには、いくつもの方法があります。
●アイコン画面でDOSのアイコンを実行
コマンドプロンプト(C:\>等)が出るので、そこからDOSアプリを起動。
→メモリはSetupのOption-System-Advanceで設定したbyte数になります。
●{Ctrl+123}を押す
コマンドプロンプト(C:\>等)が出るので、そこからDOSアプリを起動。
すでにDOSアプリが起動しているときは、{Ctrl+123}がDOSアプリへのタスクス
イッチキーとなります。
→メモリはSetupのOption-System-Advanceで設定したbyte数になります。
●内蔵Filerで{Menu}od
コマンドプロンプト(C:\>等)が出るので、そこからDOSアプリを起動。
→メモリはシスマネと現在起動しているシスマネアプリが使った残りメモリの全
てになります。
●内蔵123でSys
コマンドプロンプト(C:\>等)が出るので、そこからDOSアプリを起動。
→メモリはシスマネと現在起動しているシスマネアプリが使った残りメモリの全
てになります。
●内蔵FilerでDOSアプリのファイルにカーソルを合わせて{Enter}
→メモリはシスマネと現在起動しているシスマネアプリが使った残りメモリの全
てになります。
●DOSアプリをアイコン登録
→メモリはSetupのOption-System-Advanceで設定したbyte数になります。
●DOSアプリのアイコン登録で、Path:の最後に|
→メモリはシスマネと現在起動しているシスマネアプリが使った残りメモリの
全てになります。
●DOSアプリのアイコン登録で、Path:の最後に|とbyte数
例 Path:[A:\MIFES\MI.BAT|256]
このように、DOS窓の使うメモリをbyte数で直接指定しておくことができます。
→メモリはもちろん指定したbyte数になります。
●LEのファイラー画面で{F10}
カーソル位置のファイル名がでますので、そのまま{Enter}キーを押します。
→メモリはシスマネと現在起動しているシスマネアプリが使った残りメモリの
全てになります。
●DosLineでDOSアプリを起動
【推奨】BrahmaさんのDosLine FEP風DOSコマンドライン
LIB7 #363 DOSLN100.LZH
→メモリはシスマネと現在起動しているシスマネアプリが使った残りメモリの
全てになります。
●DXでDOSアプリを起動
【推奨】飛竜昇雲さんのワンダーランチャーダブルエックス DX Ver 0.28
LIB7 #673 DX028.LZH
→メモリは、指定しなければSetupのOption-System-Advanceで設定したbyte数、
,の後に数字を書けばそのbyte数、,の後に-1ならシスマネと現在起動してい
るシスマネアプリが使った残りメモリの全てになります。
この他にもDOS窓の開き方はいくつかありますが、以上が代表的なものです。
DOS窓は、シスマネアプリの一つであるかのようにDOSアプリを使えるので、大
変便利です。
DOS窓で使えるメモリは先に挙げた通り様々ですが、基本的にアイコン画面で
出ている xxxK Freeという数字の範囲内でしか使えないのです。
ところが、便利で多機能なDOSアプリは、多機能ならその分大きなメモリを必
要とするものです。
DOSアプリで使用するメモリに比べてDOS窓の割り当てメモリが少ないと、問題
があります。
まず完全に少なすぎると、DOSアプリが起動しません。
また、あまりギリギリだと、起動はしても動作中にハングアップしてしまい、
それまでの作業をすべてあきらめてLXをリセットして立ち上げ直さなければな
らなくなることがあります。
これらはひとつひとつのDOSアプリによって違ってきます。
残りメモリの全てをDOS窓に使えば良いかというと、こちらも問題があります。
まず、他のシスマネアプリを立ち上げられなくなってしまいます。せっかくシ
スマネにいるのに、タスクスイッチが制限されてしまうようなもので、嬉しく
ありません。
もっと深刻な問題があります。「残りメモリの全て」がそのときにどれだけシ
スマネアプリを立ち上げているかによって変わってしまうことです。残りメモ
リの全てを使ってもDOSアプリが起動しない場合はまだよいのですが、たまた
まギリギリのメモリで起動してしまうと、使用中に突然ハングアップという悲
劇に見舞われる恐れがあります。
これは意識せずそうなってしまう可能性がある分とても恐ろしいです。
結局、DOS窓でDOSアプリを使うときはソフトそれぞれに適切なメモリの割り当
てを経験によって把握していかなければなりません。
また、DOSアプリはもともとタスクスイッチを考慮して作られているわけでは
ありません。そのため、他のシスマネアプリと同列にDOS窓を扱ってしまうと
思わぬ動作をしたり、突然ハングアップしたりすることがあります。
DOS窓は便利だけれど、安全と分かっている範囲内でのみ使う、というのが賢
明な使い方です。
DOS窓では使えるメモリも少なく、危険もあるので、十分なメモリを確保する
には生DOSが確実です。
ところが、当たり前のことですけれど、生DOSではシスマネアプリが一切使え
ません。LXの素晴らしいPIMやシスマネアプリの便利さを知ってしまうと、こ
れはなかなかにつらいことなのです。
生DOSでなにからなにまで全て環境を作ってしまう、というのも一つの道です。
ところが、そのために、豊富で便利で軽快ななシスマネアプリに匹敵するソフ
トを揃えるのは極めて困難です。
VZマクロでPIMもログ読みもレス書きもこなす、というのが今の所最も現実的
だと思いますが、タスクスイッチが可能になるわけではありませんし、VZのフ
ァイラーはLXには動作が重いものです。
なにより、VZに慣れなければなりません。もともとVZなひとなら良いのですが、
そうでない場合はすすめられません。
100/200LXをDOSマシンとしてだけ使うのでは、もったいないです。ぜひシスマ
ネを使いこなしましょう。
そして、DOSアプリとシスマネを共存させましょう。
そこで生DOSとシスマネを行き来するための様々な方法が工夫されました。
そのうちのいくつかは、maxdos後の今でも有用ですし、いくつかはあまり意味
がなくなっています。
前者の代表は、EXkeyを使って、{Fn+Menu}等のキーで行き来する方法です。
以下--------EXKEY.INIの一部
[100]
{Fn+Menu}={More}{Wait}{Menu}at{Enter}
[COMMAND]p
{Fn+Menu}=sm{Enter}
[COMMAND]w
{Fn+Menu}=exit{Enter}
[command]w
{Fn+Menu}=exit{Enter}
以上--------EXKEY.INIの一部
シスマネで{Fn+Menu}を押すと生DOSに下りる、生DOSでもDOS窓でもコマンドラ
インでとにかく{Fn+Menu}を押せばシスマネに戻れる、というものです。
これはコマンドラインにいるのが前提ですが、バッチファイルでは最後に、
EXIT
SM
と入れておけばよいのです。
後者では、AUTOEXEC.BATのなかでシスマネと、COMMANND.COM二重起動をループ
させる方法が代表です。
これは生DOS(というか、シスマネを終了してCOMMAND.COMをAUTOEXEC.BAT上で
起動した状態)でもEXITでシスマネに戻れる、という利点がありますが、とり
たてておすすめできる方法ではありません。
COMMAND.COMが二重にメモリにあることや、AUTOEXEC.BATを抜けていないとい
うのはmaxdos後の今となってはただ美しくないだけの設定です。
(ちなみに、ここでちょっと辛口なのは「よくわからないけどBIBLEの通りに
した」というLXerによくお会いするからです。)
ところで、A:\JKIT\SM.BATでは、
以下--------A:\JKIT\SM.BAT
lxime
lxdsps
moreexm
100
moreexm -r
lxdsps -r
lxime -r
以上--------A:\JKIT\SM.BAT
このように、シスマネで使うソフトの常駐と解除を行なっています。そのため
に、生DOSからシスマネを起動するのに時間がかかることがあります。
特に、常駐ソフトを次のように増やしていくと、かなりの時間がかかると思い
ます。
以下--------A:\JKIT\SM.BAT
playex -l
maxdos -l -wc:\ -xa:\ -ac:\_dat\alarm.snd
lxime
lxdsps /\- /x14 /S14 /M14 /L14
dosclip
ipex -fa:\pcx\
moreexm
a:\sys\buddy.com
a:\sys\exkey -x{Wait96}{Alt+F2}f{Del}
100
moreexm -r
ipex -r
dosclip -r
lxdsps -r
lxime -r
maxdos -r
playex -r
以上--------A:\JKIT\SM.BAT
これは、生DOSでは不要な常駐ソフトはシスマネを立ち上げるときだけ常駐し
た方が効率的だからという根拠があるわけです。
しかし、それよりも生DOSからシスマネの起動時間の短縮の方を優先したい場
合は、シスマネ用常駐ソフトをAUTOEXEC.BATで組み込んでしまい、シスマネか
ら生DOSに下りるときも一々常駐解除しないという荒技があります。
A:\AUTOEXEC.BATの
sm
となっている行を、
lxime
lxdsps
moreexm
100
と書き換えるわけです。
こうすれば、生DOSから100コマンド一発で一瞬の内にシスマネに入れます。
以下--------EXKEY.INIの一部
[COMMAND]p
{Appt}=100{enter}{Wait}{Appt}
以上--------EXKEY.INIの一部
といった設定もこれで活きてきます。
いままでの説明では、生DOSではタスクスイッチが効かないため、生DOSで実行
しているDOSアプリを終了させて、シスマネを立ち上げる方法について見て来
ました。
ところが、生DOSでNIFPでログ読みしていて、その途中で、シスマネでスケジ
ュールの確認をしたくなったらどうすればよいのでしょうか?
NIFPを終了してシスマネを立ち上げ、スケジュールを確認した後で再び生DOS
に戻り、NIFPを起動して先ほどのログ読みの続きを行なえばできます。
でも、ログ読みしている状態はそのままにして、ちょっと確認というわけには
いかないでしょうか?
実はこれは不可能でなく、NIFPの子プロセスでシスマネを立ち上げればよいの
です。そのままではメモリ不足になってしまうので、以下のツールが必須とな
ります。
●三戸部謙次さんの Resident SWAP version 1.22
子プロセス起動時に自動的に親プロセスを SWAP OUT
FGALTM LIB8 #947 RSWAP122.LZH 常駐型SWAP Ver 1.22
通常、RSWAPをあらかじめ常駐しておけば、例えばNIFPからエディタのVZを立
ち上げた時に、NIFPのプログラムをメモリから退避してメモリを空けた上でVZ
を実行するので、メモリ不足でVZエディタが起動できずにレス書きができない
という事態を防げます。
これはエディタでなくても同じことで、シスマネを立ち上げるときに、NIFPを
終了せず、{Shit+F1}からNIFPの子プロセスとしてSM.BATを実行してシスマネ
を立ち上げることができます。
もちろん、NIFPからレス書きのために例えばVZエディタを実行中にVZのさらに
子プロセスでSM.BATを動かしてシスマネを立ち上げることもできます。
ところが、LXでは、特にシスマネがからむとうまくスワップ機能が働きません。
この問題を解決するのがVECTOUTです。
●佐藤 徹 (TOOL) さんの VECTOUT Ver 1.20 RSWAPの補助プログラム
LIB8 #191 VECT120.LZH
以下--------A:\AUTOEXEC.BATの一部
a:\bin\vectout.exe
a:\bin\rswap.com -dc:\
以上--------A:\AUTOEXEC.BATの一部
このように、まずVECTOUTを常駐し、次にRSWAPを常駐します。スワップしたと
きの退避先はCドライブに空きがあればCドライブにとります。
これで生DOSのNIFPでログ読みレス書きの最中にシスマネアプリを利用して、
もとのNIFPに戻ることが可能になりました。
このように、LXでDOSアプリを使う場合、以前は危険なDOS窓か不便な生DOSの
選択を強いられていました。
そんな中、maxdosが登場して環境は一変したのです。
【推奨】みゅうさんのmaxdos.com Ver0.3.7 LIB7 #553 MAXD03B.LZH
先ほどRSWAPの話をしましたが、RSWAPとVECTOUTでもシスマネを退避させてDOS
窓のメモリを大きく広げることはできません。この難問を解決したのがmaxdos
です。
maxdosを使うと、シスマネのDOS窓で、生DOSと同じ広いメモリ空間とシスマネ
の影響からのがれた安全なDOS環境を利用できます。
代表的な設定をまず示します。
以下--------A:\JKIT\SM.BAT
maxdos -l -wc:\ -xa:\
lxime
lxdsps
moreexm
100
moreexm -r
lxdsps -r
lxime -r
maxdos -r
以上--------A:\JKIT\SM.BAT
maxdosがシスマネとその関連ソフトをスワップする先は、-lでのロード時に
-eや-wのオプションで設定します。
-eで、使用するEMSのページ数を、-wで、使用するディスクのディレクトリを
指定するわけです。おすすめは、Cドライブに指定して、念のため、-xを指定
してCドライブでは足りなくなったときに残りのスワップファイルををAドラ
イブに作成する方法です。
Cドライブにスワップファイルを作るように指定すれば、Aドライブにくらべ
てmaxdos経由でDOSアプリを起動するのがとても高速になります。
maxdosの設定ができていれば、DOS窓からmaxdosを経由して生DOSに相当する環
境でDOSアプリを使用できます。
例えば、DOSのファイラーK-Launcerをmaxdos経由でアイコン登録するには、
Path:[A:\BIN\MAXDOS.COM A:\BIN\KL.COM]
と設定します。
【推奨】TOROさんの K-Launcher Ver 1.02 LIB7 #583 KL102.LZH
LXには内蔵のFilerがありますので、それを使えば良いのですが、生DOSやmaxdos
経由のDOSでは使えません。
DOSのコマンドラインに慣れている方は別ですが、DOSアプリを利用するだけな
らなんらかのファイラーソフトを使うのが便利です。LXでも高速に動作し、
WIN95の長いファイルネーム等にも対応しているK-Launcherがおすすめです。
カスタマイズが自在なので奥深く楽しむこともできますし、その名の通りDOS
アプリのランチャーとしてのみ使っても快適に操作できます。
特定の馴染みのDOSファイラーがある場合は別ですが、LXのDOS用ファイラーと
いえばKLがおすすめです。
さて、とりあえずmaxdos経由でKLを立ち上げ、KLから様々なDOSアプリを使え
ばDOSでできることは一通りできてしまいます。
ただ、maxdosでDOSの世界に行っているときはシスマネはスワップアウトされ
ていてそのサービスは一切受けられません。
このため、快適なLXの利用法としては、シスマネを中心に運用して、必要なと
きにmaxdos経由でDOSを使う、という方針が理想的なものになると思います。
たとえば、LEのファイラーでDOS窓を使うとき、メモリが足らずにDOSアプリが
実行できない場合に、{F10}を押してからmaxdos と打ち込んでから{Enter}を
押せば、そこからメモリを多く必要とするDOSアプリを実行出来ます。
LEでログ読みするのは軽快で快適ですが、ときには高機能が欲しくなる場面も
あります。
ログ読みの最中でログからアラーム用のSNDデータをファイルに切り出して演
奏したり、ISHを解石・解凍して出て来た2BP形式画像ファイルを表示したり。
そんなあやしくて素敵なログ読みを実現しているのがVZマクロautoLog.defで
す。
LEからLXGREPを立ち上げて、会議室の一覧表示をする方法について以前説明し
ましたが、LXGREPで検索ヒットした行を選んだあと、LEではなくautoLogを呼
び出すこともできるでしょう。
以下--------EXKEY.INIの一部
<LXGREP>
{Fn+*}={F8}{LE起動キー}j{Paste}{Enter}
{Fn+a}={F7}{Dos}{Wait}m{ }va{ }{Paste}{Wait}{ }{-}{Fn+*}{Wait}{F8}{Dos
}{Wait}{Paste}{Enter}
以上--------EXKEY.INIの一部
この例では、LXGREP起動キーが{Fn+*}だと想定しています。
上の行は以前説明したLXGREPヒット行をLEで表示するマクロです。下の行が
LXGREPからautoLogを呼び出して該当行にジャンプするマクロです。実際には、
途中に改行は入りません。
さて、マクロの中に出てくる、
m
というのと、
va
というのはなんでしょうか?
まず、mとはmaxdos.comをm.comとリネームしたものです。LEのDOS窓で入力が
しやすいように一文字にしてしまったわけです。
次に、vaとはVA.BATというバッチファイルです。内容はたとえば次のようなも
のです。
以下--------VA.BAT
a:\bin\vwx -z2 -x0 -V3
lxdspd /e:mid1
vz +autolog %1 %2 %3 %4 %5 %6 %7 %8 %9
a:\bin\vwx -r
exkey -kexit{Enter}
以上--------VA.BAT
VZは、VZ.BATではありません。これもVZIBMJ.COMをVZ.COMとリネームしたもの
です。
一番最後の行は、VA.BATが終了するとDOS窓のコマンドラインに戻ってしまう
ので、そこからDOS窓を閉じるための呪文です。
これは美しくないですね。DX.EXMを使えばこの必要はなくなります。
以下--------VAA.BAT
a:\bin\vwx -z2 -x0 -V3
lxdspd /e:mid1
vz +autolog %1 %2 %3 %4 %5 %6 %7 %8 %9
a:\bin\vwx -r
以上--------VAA.BAT
以下--------EXKEY.INIの一部
<LXGREP>
{Fn+*}={F8}{LE起動キー}j{Paste}{Enter}
{Fn+a}={F7}{Dos}{Wait}m{ }va{ }{Paste}{Wait}{ }{-}{Fn+*}{Wait}{F8}{Dos
}{Wait}{Paste}{Enter}
{Fn+l}={F7}{DX起動キー}{Wait}vaa{ }{Paste}{Wait}{End}{ }{-}{Fn+*}{Wait
}{F8}{DX起動キー}{End}{Wait}{Paste}{End},-2{Enter}
以上--------EXKEY.INIの一部
最後の,-2というのはDXの機能で、maxdos経由でDOSソフトを実行するときのオ
プションです。
ログを読んでしまったら、削除してしまわないと、フラッシュがすぐに一杯に
なってしまいます。
手許で特に永久保存しておきたい発言は、Notetakerに変換コピーしたり、あ
るいは、LEやautoLogやNIFPの指定発言保存機能を使ってセーブしておけばよ
いと思います。
それ以外は、母艦に転送して、会議室ごとに切り分けて一ヶ月単位程度で保存
すればよいでしょう。
これらは母艦のソフト(たとえば、NIFP for WINなど)で行なえば良いと思いま
す。
もちろん、そこまでLXでやってもかまわないわけです。実際、生ログから特定
の会議室だけ切り出してしばらくフラッシュにいれておきたいのはよくあるこ
とです。
まず、定番のNIFPです。仮に、A:\CUTLOGというディレクトリにログを切り分
け保存するなら、そのデォレクトリ名をNIFP.CFGに設定します。
もうひとつ、元ログをそのまま残すか、リネームするか、削除するかを設定し
ておきましょう。リネームの場合、バックアップディレクトリを指定しておけ
ば、そこにファイルを移動することができます。
以下--------NIFP.CFGの一部
;====================================
バックアップディレクトリ名=a:\tmp\
;====================================
ログ整理先ディレクトリ名=a:\cutlog\
;====================================
; 数字0:そのままファイルを残す(初期値)
; 数字1:ファイルを削除する
; 数字2:ファイルをリネーム(xxxx.SAV)する.バックアップディレクトリ
; の指定がある時は,そのディレクトリに移動する.
バッチ処理終了モ-ド=2
;====================================
以上--------NIFP.CFGの一部
そして、たとえば以下のようなバッチファイルでもつくりましょうか。
以下--------CL.BAT
NIFP -p %1 %2 %3 %4 %5 %6 %7 %8 %9
以上--------CL.BAT
LEのファイラー表示で整理したい生ログファイルにカーソルを合わせ{F10}のD
OS窓をつかい、{C}{L}{ }とキー入力して{Enter}キーを押せばログの切り分け
ができるようになったと思います。
できない場合は、メモリ不足か、CL.BATかNIFP.EXEにPATHが通っていないかで
しょう。
DOSでは、プログラムのファイル名を入力して{Enter}を押しても、今いるディ
レクトリ(LEのファイラー画面で表示しているディレクトリ)の中にあるプログ
ラムしか実行できません。
フォルダを開いて、アクティブになってるフォルダのウィンドウ内のプログラ
ムのみ実行できるのと一緒です。
別のディレクトリにあるプログラムを実行するには、二つの方法があります。
●フルパスからファイル名を入力する。
NIFP{Enter}
ではなくて、NIFP.EXEを置いたディレクトリも入力します。
A:\BIN\NIFP{Enter}
と入力してやるわけです。
そうすれば、今いるディレクトリにないプログラムでも動かすことができます。
●PATHを通したディレクトリにプログラムのファイルを置いておく
A:\AUTOEXEC.BATで、PATHを通しておき、そのディレクトリにNIFP.EXEを置い
ておきましょう。たとえば、A:\BINにPATHを通すには、JKITインストール後次
のようになっているAUTOEXEC.BATですが、
以下--------AUTOEXEC.BATの一部
path c:\;d:\;d:\bin;d:\dos
path A:\mifes;%path%
path A:\jkit;%path%
以上--------AUTOEXEC.BATの一部
これを以下のように書きかえます。
以下--------AUTOEXEC.BATの一部
path c:\;d:\;d:\bin;d:\dos;A:\BIN
path A:\mifes;%path%
path A:\jkit;%path%
以上--------AUTOEXEC.BATの一部
この場合ですと、ファイル名が入力されると、拡張子が.COMつぎに.EXEそれか
ら.BATのファイルがディレクトリにあるかをつぎのような順番で探して、最初
に見つかったプログラムを実行します。
今いるディレクトリ->A:\jkit->A:\mifes->c:\->d:\->d:\bin->d:\dos->A:\BIN
このようにして、A:\BINにPATHを通しておけば、どのディレクトリにいても、
A:\BINに置いたプログラム(NIFP.EXEやCL.BAT)を実行できます。
なお、AUTOEXEC.BATは100/200LXがブートして最初に起動するときに実行され
るので、AUTOEXEC.BATを書き換えたときはセーブしてエディタ等のプログラム
を全て終了した後、{Ctrl+Alt+Del}でLXにリセットをかけてください。
LEのファイラー画面から{F10}を押すDOS窓でバッチファイル名を入力する以外
にも、色々な方法が考えられると思います。
EXの拡張子連動で、
以下--------EX.RCの一部
.log: nifp -p $;
以上--------EX.RCの一部
と設定しておき、LEのファイラーで{Shift+Enter}でAppLE.EXM経由でEXを実行
しても同じことです。
EXkeyのマクロで、
{F10}nifp -p {Enter}
を何かのキー(たとえば{Fn+n}とか)に登録しておいても良いでしょう。
自分が使いやすい方法で設定すれば良いと思います。
【推奨】ぽけさんのMESCUT NIFTY-Serve 専用高精度ログカッター version 2.51
LIB7 #623 MESCUT25.LZH
たとえば、元の生ログはリネームし、A:\CUTLOGディレクトリにログを切り分
けるには、
以下--------CL2.BAT
mescut -b -r -aA:\CUTLOG %1 %2 %3 %4 %5 %6 %7 %8 %9
以上--------CL2.BAT
こんな感じですね。
LEのファイラーで{F10}を押して、生ログファイル名の前に、
MESCUT -sFHPPC.M02
と打ち込んで{Enter}を押せば、今いるディレクトリにFHPPCのMES2だけが切り
だされます。
たとえば、autonNif.lstで、
以下--------autoNif.lstの一部
FHPPC:1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20
FGALDC:1,18
以上--------autoNif.lstの一部
と指定してあるときに、FHPPCの全会議室だけ生ログから1ファイルに切り出
すにはどうすれば良いでしょうか。
以下--------CUT.BAT
NIFP -o %1 %2 %3 %4 %5 %6 %7 %8 %9
以上--------CUT.BAT
とすれば、全ログをフォーラム毎に切り分けることができます。でも、他のフ
ォーラムも切り分けてしまいます。
そこで、sedを使いましょう。
以下--------CUT2.BAT
sed "/^[a-zA-Z()/]*[>>]go FHPPC/,/^>go /!d" %1 >>cut.log
以上--------CUT2.BAT
【推奨】SED.EXE
あちこちにころがっています。
FGALAP LIB14 #21 SEDEXE.EXE ストリームエディタ(漢字版)
LXGREPの時に触れた正規表現が使えるので、慣れれば自由自在にログを切れま
す。
ここで、『>>cut.log』となっていますが、これは、今いるディレクトリのcut.
logというファイルにつけたしてログを切りだすという意味です。cut.logとい
うファイルがなければ作られます。
もし、『>cut.log』なら、cut.logというファイルがもしあったら、それを削
除してしまって、新たに今回切りだしたログをcut.logというファイルにする
わけです。
ログを会議室毎に累積保存しておいて、その過去ログから検索するのはどうす
ればよいでしょうか?
たとえば、今度オフで初めて会う人の会議室での発言に目を通したいとか、FEP
のKatanaについて触れた発言を調べたい場合です。
【推奨】船田 淳さんのSARU Version 0.20
FPCUPRO LIB 2, FGALTM LIB 7
SARU GFH01071 - FHPPC.M02 > HIT.LOG
SARU Katana 刀 かたな - FHPPC.M07 > HIT2.LOG
HIT.LOGには、FHPPC MES2の過去ログのなかのGFH01071を含む発言を、
HIT2.lOGには、FHPPC MES7の過去ログのなかの刀に関する発言を選り出せます。
【推奨】マイケルさんのIDHA.EXE Version 0.13 NIFログからIDハンドル取出
FGALTM LIB8 #772 IDHA013.LZH
以下--------ID.BAT
idha -n -o idfile.dat %1
以上--------ID.BAT
これで、IDFILE.DATというファイルにID ハンドルリストを作成できます。
このIDファイルをどんどん累積したい場合はどうしましょうか。
以下--------IDFILE.BAT
idha -n -o idfile.tmp %1
cat idfile.dat >>idfile.tmp
xsort idfile.tmp idfile.txt
sed -e $!N -e /^\(.*\)\n\1$/!P -e D idfile.txt > idfile.tmp
del idfile.dat
ren idfile.tmp idfile.dat
以下--------IDFILE.BAT
【推奨】CAT.EXE
あちこちにころがっています。
FGALTLA LIB15 #426 TOOLSEXE.LZH UNIX tools改版
【推奨】わた(ex ぶっくん)さんのXSORT.EXE 拡張ファイルソートV1.52 MSDOS汎用
FGALTLB LIB10 #391 XSORT152.LZH
XSORTは行ならびかえプログラムです。
CATは>や>>を利用するコピープログラムです。『CAT ファイル名』だけだと画
面にファイルの内容が表示されます。
DOSでは、TYPEというテキスト内容表示コマンドがありますが、あまりおすす
めできませんので、このCATを使いましょう。
ようやく、DOSの話が出てきました。
正確には、DOSのコマンド、です。普段ファイラーソフトを使っていれば、バ
ッチファイルを作るときに使うくらいのはずです。バッチファイルを読んだり、
カスタマイズしたりするときにはこのコマンドを知っていると処理内容を理解
できます。
200LXで使えるDOSのコマンドは、2種類あります。バッチで使いそうなものを
抜きだしてみましょう。
●プログラムファイルがなくても使えるコマンド
以下の通りです。
dir ファイルとサブディレクトリのリスト表示
cd 今のディレクトリの表示、ディレクトリの変更
copy ファイルのコピー
del ファイルの削除
ren ファイル名の変更
md ディレクトリの作成
rd ディレクトリの削除
date 日付の変更
time 時間の変更
call 現在実行中のバッチを終わらずにバッチプログラムの呼び出し
exit COMMAND.COMの終了
for コマンド・プログラムの繰り返し実行
goto バッチ処理の行ジャンプ
if バッチ処理の条件分岐
cls 表示画面の消去
pause バッチの一時停止
echo バッチ中の表示
break {Ctrl+c}の設定
rem バッチ中のコメント
path パスの設定
prompt コマンドプロンプトの形式変更
set 環境変数の設定
●コマンド名通りのプログラムファイルがあるもの。
D:\DOSには以下のプログラムファイルが入っています。
assign.com ドライブを別のドライブに割り当て
attrib.exe ファイルの属性の設定
chkdsk.exe ディスク状況のチェック・表示
command.com DOSコマンドラインの二重起動
debug.exe プログラムのテストとデバッグ
format.com ディスクのフォーマット
mem.exe メモリ状況の表示
mode.com コンソール・ディスプレイ・キーボード速度の設定
more.com 頁毎表示
LXのDドライブ内蔵のもの以外は、DOSの入門書かなにかでコマンドの説明が
あっても、そのプログラムファイルを200LXに入れなければ、使えません。
また、PATHの通ったディレクトリに入れておく必要があります。
以前、LEの機能拡張について触れましたが、ここでは、ログファイルをあらか
じめ改変してしまって、それをLEで読めば便利になるという方法をご紹介しま
す。
【推奨】Yoshi.さんのNIFS Ver 0.07 : NIFTY 会議室コメント順ソート
LIB8 #543 NIFS007.LZH
nifs nif0320a.log > tree.log
のようにして使います。
また、たとえば、A:\CUTLOGにある切り分け済のログファイルをコメント順に
ならびかえて、A:\TREELOGに保存するには次のようなバッチファイルを使います。
以下--------TREE.BAT
nifs -e %1 >a:\treelog\%1
以下--------TREE.BAT
このバッチをPATHの通ったディレクトリに置き、A:\CUTLOGにあるすべてのフ
ァイルをそれぞれコメント順にならびかえるバッチを作ることができます。
以下--------ALLTREE.BAT
A:
CD \CUTLOG
for %%F in (*.*) DO call tree.bat %%F
以上--------ALLTREE.BAT
LEのタイトル一覧表示は便利ですが、ライブラリリストや今週のお知らせでは
タイトルを認識しません。
●巨大なライブラリリストを見やすく
autoNif.lstで、
lib:FHPPC:1-20
のように設定してフォーラムの全ライブラリのリストを取得して、LIB1,LIB2,
LIB3...それぞれのLIB単位でタイトル表示できたら便利ですよね。
【推奨】JPERL.EXE 日本語対応perl 4.036 + 1.4 FGALTS LIB1 #19 JPERL14.LZH
以下--------LIB.BAT
jperl a:\bin\prog\lib.pl %1 > lib.log
以上--------LIB.BAT
これが生ログからLIBの部分のログを抜き出して、LIB番号ごとに疑似タイトル
を挿入するバッチです。
LIB.PLというのは、Perlのスクリプトです。
改造しやすいようにかなり冗長に書いています。
以下--------LIB.PL
while(<>) {
$forum = $2 if (/^(>|.*>)go (\w*)\n/);
if (/^(>|.*>)lib/) {
print; $_ = <>;
until (/^(>|.*>)/) {
if (/\s*(\d*)\s*\d*\s*(\(\s*\d*\)\s*\d*\/\d*)\s*(.*)\n/){
$title{"$1"} = $3;
$numb{"$1"} = $2;
}
$title{"$1"} = $3 if (/\s*(\d*)\s*\d*\s*(\(\s*\d*\)\s*\d*\/\d*)\s*(.*)\n/);
print; $_ = <>;
}
print; $_ = <>;
$forum = $2 if (/^(>|.*>)go (\w*)\n/);
until (/^(>|LIB>go )/) {
if (/^LIB\:(\d*)\.\.\./) {
$mes = $1 + 0;
print;
print sprintf("- $forum MES(%2.0d):%1.45s %0.15s - \n",$mes,$title{"$mes"}
,$numb{"$mes"});
} else {
print;
}
$_ = <>;
$forum = $2 if (/^(>|.*>)go (\w*)\n/);
}
print;
}
}
以上--------LIB.PL
●今週のお知らせの切り出しタイトル表示対応
又、autoNif.lstで、
Fri:once:news all
のように設定して週に一度今週のお知らせを読んでいる場合、次のバッチと
Perlスクリプトで、生ログから今週のお知らせを抜き出してタイトル一覧で表
示できるように書きかえることができます。
以下--------LIB.BAT
jperl a:\bin\prog\news.pl %1 > news.log
以上--------LIB.BAT
以下--------NEWS.PL
while(<>) {
if (/^(>|.*>)go new/) {
print; $_ = <>;
until (/^>/) {
$max = $1 if (/^\s*(\d*)/);
print; $_ = <>;
}
until (/^表示終了/) {
if (/^\s\s((\s|\d)\d)\s\s(\d\d)\/(\d\d)\/(\d\d)\s\s\s\s(.*)/) {
$numb = $1;
print sprintf("%5.5d/%5.5d NEW%1.1d%2.2d%2.2d $6",$numb,$max,$3-88,$4,$5);
} else {
print;
}
$_ = <>;
}
print;
}
}
以下--------NEWS.PL
お読みいただきまして、ありがとうございます。m(_ _)m