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モデム内蔵フラッシュ設定ガイド

モデム内蔵フラッシュ登場後の200LXでの通信環境の設定を説明しています。


1

LXでNIF巡回するには?


フォーラムにHPにパティオにとアクティブなあなたに、今、最高の携帯電脳は
HP 200LXとモデム内蔵フラッシュカードです。

ノートパソコンを買うと最初にバックアップフロッピーの作成が待ち受けてい
ますけれど、LXの場合は英語ROMマシンの日本語化からはじまります。

LXでNIFTY巡回を楽しむには、最初にこんな準備が必要になるのです。

・JKITのインストール >日本語化
・LEの設定 >ログ読み可能に
・MEの設定 >レス書き可能に
・KTXの設定 >通信環境構築

日本語化キットはフロッピーからフラッシュにコピーして、LXを一度リセット
するだけです。疑問点もすべて数冊の薄いマニュアルに網羅されています。

LEとMEはテキストビューワとエディタです。これ以上の環境構築は同梱の環境
構築解説集でご紹介します。とりあえず、LX専用に開発されたこの二つのプロ
グラムは迷わず設定してしまいましょう。

LEの設定はまずC:\FONTというディレクトリを作り、そこにA:\FONT\LXZN16X.F
NTとA:\FONT\LXHN16X.FNTをコピーします。次に、C:\_DATにLE.ENVをコピーし
て、LE.EXMをアイコン画面に登録するだけです。

ここでMEも設定すればレス書き環境まで一気に整ってしまいます。MEも同様に
ME.ENVをC:\_DATにコピーしてアイコン画面に登録するだけです。シェアウェ
アですのでシェアフィーを払って機能制限を解除しておきましょう。

KTXの設定は次から順を追って説明します。


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NIF巡回に必要なソフトは?


【必須】専用モデムドライバ(TELMODEM.COM)
カード添付
【必須】kimさん、DAIJUさんのKTX (KmTermX) Ver.1.38 通信ソフト
FGALTM LIB9 #7 KTXV126 .LZH KTX(DOS/V版) v1.26 full set
FGALTM LIB9 #187 KTXV138B.LZH KTX(DOS/V版)1.26>1.38β差分
【必須】y.nabeさんのautoNif.mbc KTX用NIFTY-Serve自動運転マクロ
FHPPC LIB7 #485 AUTO40.LZH
【必須】ささやさんのlxcu.com Ver.1.0 カードモデム通信bat支援ユーティリティ
FHPPC LIB7 #505 LXCU_100.LZH
【必須】PIXELNさんのonoff.com 電源オフ→オンツール
FHPPC LIB8 #671 ONOFF010.LZH
【必須】まるはさんのEXkey.com LXキー入力ユーティリティー
FHPPC LIB7 #137 EXKEY022.LZH
【必須】GAOGAO(S.Ieiri)さんのBATTLOG ver1.4 バッテリー電圧ロガー/ビューワー
FHPPC LIB7 #355 BATLOG14.LZH

富士通MEMODEMとI O DATA PCMF-144/20はTELMODEM.COMというドライバが、
EPSON FLASH-STREAMにはMFMODEM.EXEというドライバが初めからフラッシュに
入っています。(パッケージに同梱のバックアップフロッピーディスクにも入
っています)
通常はATAフラッシュとして認識するこれらのカードを、HP 200LXでモデムと
しても機能させるために、専用ドライバが必須となります。

LXには内蔵ROMにDataCommという通信ソフトがありますが、使い勝手を考える
と、KTXを使い、オートパイロットで巡回するのが得策です。

今回、y.nabeさんのautoNifという優れたマクロを使う方法を説明します。
このマクロは、コンパイルしなくても使える上、多機能で洗練されているので
おすすめです。

日々の巡回操作を簡単にするために、バッチファイルをつかいますが、その中
でLXCU.COMとONOFF.COMを使わせてもらいましょう。


3

設定の大筋は?


●概略は以下の通りです。

・ディレクトリをつくる
・必要なファイルをディレクトリにコピーする
・KTX.NETにご自分のIDとパスワードを設定する
・KTX.NETに最寄りのアクセスポイントを設定する
・巡回実行用のバッチファイルををアイコン登録

ここで実際に動かして、一度だけエキスパートモードへの変更を行ないます。
その後少しだけ巡回してチェックしてみましょう。
1. アイコンを選んで実行。
2. 自動的に生DOSになって、MIFES-miniで巡回設定ファイルを開くので
編集して保存終了。
(たとえば、巡回したくないところは行頭に;を入れるなど。)
3. モデム部に電源が入り、KTXが立ち上がるので、{F5}を押して接続先を
選ぶ。最初に一度だけEXPERTを選ぶ。{F10}を押せばKTX強制終了。
4. モデム部への給電がカットされ、Cドライブに記録されたログがAド
ライブに移動される。自動的にトップカード画面まで戻る。
5. もう一度アイコン実行。巡回設定は先ほど終わっているので、MIFES-
miniを終了し、KTXで{F5}を押し今度は通常の接続先を選ぶ。
自動ログイン・自動巡回・KTXの自動終了。
6. モデム部への給電がカットされ、Cドライブに記録されたログがAド
ライブに移動される。自動的にトップカード画面まで戻る。

うまくいっていれば、

・日々の一回の巡回でできるログファイル分だけ内蔵Cドライブを空ける

これで完成です。


4

ファイル配置


以下のようにディレクトリ(フォルダーのこと)をつくります。
各ディレクトリには、次のようにファイルをコピーします。

C:\FONT LXZN16X.FNT,LXHN16X.FNT(常用するフォント1種類)
\LOG (通信中だけログができる)

A:\BIN TELMODEM.COM,LXCU.COM,ONOFF.COM,EXKEY.COM,NIFTY.BAT
\KTX KTX.EXE,KTX.CFG,KTX.NET,AUTO.MBC,AUTONIF.MBC
\LOG 通信終了後のログの移動先(NIF0101A.LOG,...)
\UP AUTONIF.LST他(AUTONIF.NEW,DOWNLOAD.NEW,MAIL.NEW,FHPPC.NEW)
アップロードファイル、巡回設定ファイル
\_DAT 内蔵PIM用データファイル

ディレクトリの作り方は、内蔵Filerでつくりたいところにカーソルを置き、
{Menu}ft
と操作してディレクトリ名を入力します。

C:\FONT C:\LOG A:\BIN A:\KTX A:\LOG A:\UP A:\_DAT
をつくります。


5

アイコン登録


バッチをアイコン登録します。

Name: 【&JUNKAI】 (お好みで)
Path: 【a:\bin\exkey.com -k{Menu}{Alt+a}t{F10}c:\nifty{Enter}|32】
Key Assignment: 【Ctrl + 123】
Comment: 【 】
Icon: (お好みで)

このアイコンを実行すると、NIFTY巡回の一連の手続きを書いてあるバッチフ
ァイルが動きます。

EXkeyを登録しているのは、実は内蔵PIMをすべて終了して生の状態のDOSに行
ってからバッチファイルを動かしているからです。
手動で{&...}{Menu}{A}{T}{F10}A:\BIN\NIFTY{ENTER}の順にキーを押すのと同
じことです。


6

Cドライブを空ける


通信時のログ記録はAドライブだとすこし遅くなってしまいます。同梱の設定
ファイルは通信中のログをCドライブに記録するようになっています。
1回のログの大きさ分の空き容量を確保しておきましょう。

LXのモデルが1Mか2Mか4MかによってCドライブの容量は違いますが、1M(販売
終了モデル)以外での方法は共通で、簡単です。
常用フォント一種類とC:\_DATにある小さな設定ファイル(*.ENV)はCドライブ
に置くべきですが、それ以外のファイルをCドライブに置くのはやめましょう。

最初は、Cドライブ(内蔵ラムディスク)には10ページのEMSと、内蔵PIMの設
定ファイルとデータファイルがあります。このうち、データファイルをAドラ
イブ(フラッシュディスク)に移動しましょう。

データ(*.PDB,*.ADB,*.GDBなど)をAドライブ(たとえばA:\_DATというディ
レクトリを作り、その中へ)にコピーし、内蔵PIM(アポイントやデータベー
ス等)を立ち上げてAのデータファイルを一度OPENすれば、次回からはAのデ
ータを読みに行くようになります。確認できたらC:\_DATのデータファイルを
消してしまいましょう。不要なファイル(*.DCF等)もついでに消してしまう
とCドライブの整理ができます。

EMSを30ページ以上に設定している方は、とりあえず20ページ程度に減らして
みて下さい。

LEで使うフォント一種類のみをCドライブに移動します。フォントを全てC:に
移動してしまっている方は、一種類だけ残してA:に戻しておきましょう。


7

別ファイルKTX.CFG


; KmTermX 1.38 HP 100LX/200LX用 KTX.CFG

; [ ディレクトリ指定 ]
accessdirectory a:\ktx
accessname ktx.log
backlogdir c:\
dccessdirectory a:\ktx
downdirectory c:\log
log c:\log
macrodirectory a:\ktx
netdirectory a:\ktx
senddirectory a:\up
updirectory a:\up

; [ バッファ指定 ]
backlog 1
bsave 0
ems 0
msize 30000
rsize 32768

; [ 通信環境指定 ]
baudrate 38400
CDtrue off ;(C) CD信号無視動作
endER on
port 2

; [ モデムコマンド指定 ]
dial ATD
inits "ATZ" ;(B) 起動時初期化文字列
initstr ;(C) 起動時自動実行文字列
init0 "ATW1X4\\N3%C3" ;(A) LAPM-V -> LAPM -> MNP4 -> NON
init1 "ATW1X4\\N3F8S10=255" ;for PHS MODEM_DIAL
init2 "ATW1\\N3X3F8S10=255" ;for PHS HAND_DIAL
init3 "ATW1X4\\N3F5S10=255" ;for ROAD2-3 RT by PHS MODEM_DIAL
init4 "ATM0W1X4\\N3%C3" ;(B) SILENT

; [ 時間指定 ]
cdcheck_time 1000
timedelay 1000
scsvtime 0

; [ 動作指定 ]
1keybacklog on
access off
beep off
bgesc on
cpsput on
dlullog on
usef12 off
videocard 1
fepline off
EnableMacroPassword on

; [ カラー指定 ]
flaghcolor 9

;[ メニュー項目指定 ] (B)
menu メニュー項目0 |dir c:\log
menu メニュー項目1 |del c:\font\*.fnt
menu メニュー項目2 |pause

;[ CTRL + FUNC? ]
ctrl_1 "ATT\r" ; トーンダイヤル回線で使う
ctrl_2 "ATP\r" ; パルスダイヤル回線で使う
ctrl_3 "ATD0;\r" ; 0発信で使う
ctrl_4 "C NIF\r"
ctrl_5 "SVC\r"
ctrl_6 "NIFTY\r"
ctrl_7 "文市(AYATi)"
ctrl_8 "間違いですm(_ _)m"
ctrl_9 "青野 宣昭"
ctrl_10 "GFH01071" ; ここの文字列はctrl+func番号で送信されます 最大80文字

;[ ファンクションキー定義 ] (B)
sf3 "非表 " 70
sf5 "表示 " 71

; [ Alt+英字 キー ]
alt-b 73 ;73:ブレーク信号送信
alt-f 70 ;70:画面 off
alt-n 71 ;71:画面 on
alt-s 72 ;72:画面 stop

-------- end of KTX.CFG -----------



8

別ファイルKTX.NET


;=======================KmTermX Net Data Sample=============================
#OSAKA_ROAD7
rsparam N81
baudrate 57600
xflow on
rflow on
bplus_auto on
zmodem_auto off
esccut off
useeuc off
usejis off
initm 4
logfname nif$m$d.log
telno ATD06-920-8769
userid ; ID
password ; パスワード
telmoney 0
autologin #auto.mbc
autologin [:]NIFTY'[:]'[>]SVC'[>]$I[>]$P#auto.MBC ;for ROAD7
downprot 0
upprot 0
senddelay 0
group 0
;---------------------------------------------------------------------------
#ROAD5P
rsparam N81
baudrate 57600
xflow on
rflow on
bplus_auto on
zmodem_auto off
esccut off
useeuc off
usejis off
initm 4
logfname nif$m$d.log
telno ATDP03-3737-9000
userid ; ID
password ; パスワード
telmoney 0
autologin #auto.mbc
downprot 0
upprot 0
senddelay 0
group 0
;---------------------------------------------------------------------------
#PHS
rsparam N81
baudrate 38400
xflow on
rflow on
bplus_auto on
initm 2
logfname nif$m$d.log
telno ATD
userid ; ID
password ; パスワード
telmoney 7
autologin #auto.mbc
downprot 0
upprot 0
senddelay 0
group 0
;---------------------------------------------------------------------------
#PHS ROAD5 AUTO_DIAL
rsparam N81
baudrate 38400
xflow on
rflow on
bplus_auto on
initm 1
logfname nif$m$d.log
telno ATDT03-3737-9000
userid ; ID
password ; パスワード
telmoney 7
autologin #auto.mbc
downprot 0
upprot 0
senddelay 0
group 0
;---------------------------------------------------------------------------
#RTC
rsparam N81
baudrate 9600
xflow on
rflow on
bplus_auto on
initm 3
logfname nif$m$d.log
telno 03-5710-4600|03-5710-5600|03-5710-5100|03-5703-0222
userid ; ID
password ; パスワード
telmoney 7
autologin #auto.mbc
downprot 0
upprot 0
senddelay 0
group 0
;---------------------------------------------------------------------------
;=======================KmTermX Net Data Sample=============================
#%city_name% ;■ネット名 頭に#を付ける max32
rsparam N81 ;通信条件 max9
baudrate %baudrate% ;ボーレート
xflow on ;XON/XOFF フロー制御
rflow on ; RS/CS フロー制御
bplus_auto off ;Bplus 自動起動
zmodem_auto off ;Zmodem 自動起動
esccut off ;エスケープシーケンスのログファイル出力カット
useeuc off ;EUC使用
usejis off ;JIS使用
initm %initm% ;■モデムへの初期化文字列番号
logfname nif$m$d.log ;ログファイル名 max127
telno %telno% ;■電話番号 max191
userid ;ID 16文字まで
password ;パスワード 16文字まで(先頭が$なら暗号化)
telmoney 0 ;電話料金表テーブル番号
autologin %login%%macro% ;■オートログイン文字列 79文字まで
downprot 0 ;ダウンロードプロトコル番号
upprot 0 ;アップロードプロトコル番号
senddelay 0 ;テキスト送信wait数
group 0 ;グループ番号
;---------------------------------------------------------------------------


9

別ファイルNIFTY.BAT


以下、PCMF-144/20,MEMODEM用
rem ----巡回経路をエディタで設定
a:\mifes\mini a:\up\autonif.lst
rem ----KTX起動
set autonif=a:\up\
:START
mkdir c:\log
a:\bin\lxcu -L-
a:\bin\lxcu -c-
a:\bin\telmodem
a:\bin\onoff.com
a:\ktx\ktx
a:\bin\telmodem -r
a:\bin\onoff.com
a:\bin\lxcu -d -na c:\log\nif????.log a:\log
a:\bin\lxcu -d c:\log\*.* a:\log
a:\bin\lxcu -L+
exit
sm

以下、FLASH STREAM用
rem ----巡回経路をエディタで設定
a:\mifes\mini a:\up\autonif.lst
rem ----KTX起動
set autonif=a:\up\
:START
mkdir c:\log
a:\bin\lxcu -L-
a:\bin\lxcu -c-
a:\bin\mfmodem
a:\bin\onoff.com
a:\ktx\ktx
a:\bin\mfmodem /R
a:\bin\onoff.com
a:\bin\lxcu -d -na c:\log\nif????.log a:\log
a:\bin\lxcu -d c:\log\*.* a:\log
a:\bin\lxcu -L+
exit
sm


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文市(あやち)=青野宣昭