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とらいあんぐるハート2


ゲームのためにパソコン

18禁ゲーム、に限らずゲームはあまりやっていません。もちろん、最初にパソコンを買ったのはゲーム(シムシティ)をやりたかったからです。実際、「シムシティ」は面白かったですし、その後もパソコン本体価格の数倍はゲームソフトを買いました。
Nifty-Serveで相手が人間のパソコン通信の楽しさを知りました。ゲームの方も、「エアウォーリアー」という、今で言うオンラインゲームのはしりを体験して衝撃を受けたり、竹本泉の「ゆみみみっくす」をプレイして、漫画家の作品を動画で観てプレイする楽しさを満喫したりしていました。
パソコン通信で読むログの量が増え、雑誌より情報の鮮度が良いことを知ってしまってからは、パソコンに向かってゲームをする時間がもったいなくなっていきました。
また、一通りプレイして、ゲームには飽きてきたのもあったようです。「同級生」や「鬼畜王ランス」などもプレイしたはずですが、「ゆみみみっくす」の方がはるかに面白かったです。
ゲーム自体もパソコンからファミコン、その後はプレイステーションへと主戦場が移っていったように思います。ファミコンではドラクエ1−4、ゼルダの伝説程度しかやらず、プレイステーションに触ったのはPS ONEが出てからで、しかも、PS ONEでも十数タイトルしかプレイせず、箱にしまわれてしまいました。


LXのためのパソコン

1993年の秋に、HP100LXを買いました。その頃は、デスクトップパソコンの画面に向かわないとパソコン通信のログを読めなかったため、帰宅してからの自由時間をログ読みにとられてしまっていました。通勤中にログが読めれば、と思っていました。当時のFYHPというフォーラムでHP100LXの日本語化が行なわれていて、1993ネン10月にKei.さんによるLogExpressという日本語テキストファイルビューアがライブラリで公開されました。
それで、それまで買おうかどうしようかと、新宿の紀伊國屋アドホック・秋葉原の亜土電子工業・オークビレッジに見に行っては99800円に考え込んでいた気持ちに踏ん切りがついたのです。
OASYS Pocket2ではDOSテキストファイルを扱えず、OASYS文書形式のやりとりになってしまうので、とにかく、小さくて軽くてテキストファイルを閲覧できるものが欲しかったのです。HP100LXはこの用途に最適でしたし、それから9年後の2002年の今にいたるも最適なマシンです。
HP100LXを使うようになってからは、世界が変わりました。まず、読むだけだったパソコン通信のBBSに積極的に発言するようになりました。やがてオフラインミーティングに出るようになり、そうしてオフ三昧小箱三昧の20世紀末となったのです。
さて、その頃には、ゲームというものからすっかり興味を失っていました。パソコンが趣味なのに一切ゲームをしませんでした。
HP100LXで動くソフトとハードに興味が向き、やがてHP100LXに代わる小箱を求めて、様々な電脳小箱を買い漁りました。当時は一部の機種を除き、電脳小箱は全部買っていました。けれどもLXの替りはついに見つかりませんでした。


ToHeart日記

さて、LXがらみのつきあいで、LEAFの18禁ゲームや「ときめきメモリアル」にハマった人達の洗脳(笑)を受け、LEAFの「To Heart」を買いました。そうすると、「それは順番が違う、雫・痕・ToHeartの順だ」と指導を受け、この三作はプレイしました。「To Heart」にはお約束のようにはまって「ToHeart日記」なるものを@NIFTYのFHPPCのMES2に連載したくらいです。
KANON」や「ONE〜輝く季節へ〜」、「加奈〜いもうと〜」や「とらいあんぐるハート」もそうして教えてもらいました。
その中で一番気に入ったのは「とらいあんぐるハート2」でした。


とらいあんぐるハートシリーズ

とらいあんぐるハート2」はとらいあんぐるハートシリーズの2作目です。その後、「とらいあんぐるハートラブラブおもちゃ箱」「とらいあんぐるハート3」「とらいあんぐるハート3リリカルおもちゃ箱」が発売されました。
このうち、おもちゃ箱はミニシナリオとデータやミニゲームです。
「とらいあんぐるハート」「とらいあんぐるハート2」「とらいあんぐるハート3」はそれぞれ全く別の主人公の別の話です。ただ、舞台となる街が同じようで、微妙に前作の登場人物が数年前や数年後の姿で登場したりして楽しめるのも隠し味になっていて面白いです。
シリーズの特徴は、ラブラブな話だということで、この手のゲームは女の子を攻略するのが目的かと思っていましたが、とらハシリーズでは、相思相愛になってからのプレイ時間の割合が高く、べたべたと付き合いながらお話が展開して行くのを楽しめます。
また、特定の相手と付き合いだしてからのストーリーや他の登場人物との人間関係を描写しているのが良くできていると思いました。


とらいあんぐるハート

一作目は、実はいわゆる「唯子ヴォイス」が最初全く馴染めず、ちょっと慣れませんでした。
綺堂さくら方面に行っていました。でも唯子かな、やっぱり。慣れると癖になる声ではあります。
「おもちゃ箱」をプレイしてから、プレイし忘れていた幽霊に行って、こっちも良かったです。
シリーズ中、この1作目が一番だという声も良く聞きます。18禁ゲームでなにがおすすめかと聞かれたとき、とりあえずとらいあんぐるハートシリーズをすすめるようにしています。「雫・痕・ToHeart」も古典としてすすめています。


とらいあんぐるハート2

で、とらハ2です。
第一部と第二部以降に分かれ、第一部では「さざなみ寮」のそれぞれの登場人物から管理人として信頼を受けるまでとなっています。
この第一部がよくできていて、とらいあんぐるハート2の世界にうまく引き込まれて行きます。最初は毛嫌いされて、主人公の管理人を追い出そうとしていたさざなみ寮最年少の美緒にある事件をきっかけに懐かれるようになるのを皮切りに、一人一人と仲良くなって行きます。ある登場人物との関係が他の登場人物との関係に影響を及ぼしたり、一人と仲良くなって行く中で他の登場人物がストーリー上からんでくるのが、とらいあんぐるハートシリーズが他の18禁ゲームと異なり新鮮なところです。

当然、知佳に「お兄ちゃん」と呼ばれるようになるくだりでは七転八倒するようなくすぐったさがあります。これこそがとらいあんぐるハートシリーズの持ち味だと思います。
まあ、やっぱり、愛さんです。もちろんゆうひも良いですけれど、あの関西弁は納得いきません。


とらいあんぐるハート3

とらハシリーズの最後を飾るのは、「とらいあんぐるハート3」です。メインヒロインの影の薄さからか、1作目2作目ほどの強い印象がありませんが、あらためてプレイしてみると、丁寧に、よく出来ています。
キャラとしてはレンです。や、忍方面もとっても面白いです。前作までのキャラクターが色々登場して、そちらの方も楽しめます。ボリュームもあり、バッドエンドになったときには解説コーナーになるなど、細部まで親切丁寧に作りこんであります。


おもちゃ箱

とらハ2の後に出た「とらいあんぐるハート ラブラブおもちゃ箱」と、とらハ3の後に出た「とらいあんぐるハート3リリカルおもちゃ箱」はアクセサリ集バラエティCD-ROMで、ミニシナリオとその他デスクトップアクセサリ類が入っています。
ミニシナリオがそれなりにとらハっぽく楽しめる出来です。ヴォイスデータも良いです。
リリカルおもちゃ箱のミニシナリオは「ミニ」というにはかなり長いストーリーとなっていて、とらハ3ファン必携と言えましょう。とらハ3本体はボリュームがあるので、ついこちらの方をプレイしてしまうほど良く出来ています。


その他の18禁ゲーム

とらハをプレイしてから、あまり他の18禁ゲームは触っていません。
ヴェドゴニア」「GREEN〜秋空のスクリーン〜」は楽しめました。「GREEN〜秋空のスクリーン〜」はマンガを読んでいるような感じで、楽しくプレイできました。
同人ゲームの金字塔(らしい)「月姫」はやっていません。ボリュームが相当あるとのことで、とても時間がとれないだろうと二の足を踏んでいます。
「Air」も実は未プレイです。
最近は「水夏」が良かったです。
そうそう、応援しているちぇりーそふとについては、もちろん全部プレイしていますが、「ヒロイン」「Unbalance〜アンバランス〜」「DOUBLE」「鬼門妖異譚」あたりが好みです。


文市の小箱茶室ケーキ小箱LX紅茶読書自転車好み他-[とらハ2]/ 伝言板リンク

文市(あやち)=青野宣昭